特殊文字、シンボル、およびグリフ


[グリフ] ドッキング ウィンドウでは、OpenType フォントの特殊文字、シンボル、グリフ (個別の文字の変形または文字の組み合わせ) を簡単に検索と挿入することができます。

フィルタ

フォントに含まれるすべての文字、シンボル、グリフがデフォルトで表示されますが、文字サブセットをフィルタして必要な文字だけを表示できます。たとえば、通貨のシンボルや数字だけの表示や、キリル語の文字やシンボルだけの表示が可能です。

フォントに含まれる文字は以下のカテゴリで構成されています。

[共通] - 矢印、通貨記号、数学記号、数字、句読点、セパレータ、CJK シンボルおよび句読点 (アジア言語のスクリプトで使用) があります
[文字] - 選択したフォントがサポートするスクリプト (ラテン語、ギリシャ語、キリル語、平仮名および片仮名、漢字、アラビア語、ヘブライ語の文字など) があります
[OpenType] - 選択したフォントによって提供されている OpenType 機能 (標準合字、随意合字、分数、注記の代替字形など) がありますOpenType 機能について詳しくは、OpenType の機能.次を参照してください:

OpenType フォント

[グリフ] ドッキング ウィンドウは、OpenType フォントによって提供されている OpenType 機能の表示と適用に最適です。デフォルトでは、個別の文字のグリフがグループ化されて表示されている文字のリストが表示されます。または、一目で利用できるグリフがわかるように、長いリストを表示することもできます。

文字の位置を表示する

選択したそれぞれの文字は青い線の組み合わせに表示され、テキストのベースラインを基準とした文字の位置をプレビューできます。

1) テキストのベースライン

3) フォントの x 高さ

2) アセンダー ライン

4) デセンダー ライン

最近使用した特殊文字

最近使用した特殊文字のリストを使用して、よく使用する文字をコピーできます。リストには、最近使用した文字のフォント属性と適用した OpenType の機能が保持されます。使用しなくなった文字を削除してリストを管理できます。

Unicode 番号のないグリフ

Unicode へのマッピングのないグリフには、特定の環境でのみ所定の OpenType 機能セットを使用してアクセスできます。該当するグリフはキーストロークで挿入することはできませんが、[グリフ] ドッキング ウィンドウからはドキュメントに追加できます。

Unicode 番号のないグリフは、文字ではなくグリフとして挿入されるので、フォントは変更できません。たとえば、Unicode マッピングのないグリフを含むテキストのフォントを Gabriola から Impact に変更しても、グリフは Gabriola グリフのままになります。次に例を示します。

左: Unicode 番号のないグリフ。上: このグリフで始まるテキスト。下: フォントは変更されても、グリフは元のまま。

Unicode マッピングのないグリフは、[グリフ] ドッキング ウィンドウでグレーのバックグラウンドで表示されるので、他のグリフと簡単に区別できます。

特殊文字、シンボル、グリフを追加するには

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1 テキスト ツール で、特殊文字を埋め込む場所をクリックします。
2 [テキスト] [グリフ] をクリックします。
3 [グリフ] ドッキング ウィンドウで、[フォント リスト] ボックスからフォントを選択します。
4 [文字とグリフ] リストにある文字をダブルクリックします。
挿入する文字が見つからない場合は、[文字フィルタ] リスト ボックスを開き、[すべてのフォント] のチェック ボックスをオンにします。

可能な操作
文字をドラッグする
ピック ツール を使用して、ドキュメント ウィンドウに文字をドラッグします。
文字をコピーする
[文字とグリフ] リストにある文字をクリックして、[コピー] をクリックします。
選択した文字の情報を表示する
[文字とグリフ] リストの下にある矢印ボタン をクリックして、属性を表示します。属性には、文字の名前、ID、ユニコード番号、文字を挿入するためのキーボード ショートカット、OpenType 機能の名前、および特定の言語でのみ適切に表示できるグリフの言語があります。
ズーム イン/アウトする
[ズーム] スライダを調整します。
プリセットの増分でズーム イン/アウトするには、[ズーム] スライダの左右にある [ズーム] ボタンをクリックします。
Alt コードを使用して特殊文字に移動する
[文字とグリフ] リストでクリックして、Alt を押しながら必要な文字の Alt コードを入力します。
文字に移動する
キーボードで対応するキーを押します。

特殊文字、シンボル、グリフをフィルタするには

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1 [テキスト] [グリフ] をクリックします。
2 [グリフ] ドッキング ウィンドウで、[フォント リスト] ボックスからフォントを選択します。
3 [文字フィルタ] リスト ボックスを開き、表示する文字サブセットのチェック ボックスをオンにします。
4 [閉じる] をクリックします。

OpenType 機能のグリフを表示するには

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1 [テキスト] [グリフ] をクリックします。
2 [グリフ] ドッキング ウィンドウで、[フォント リスト] ボックスから OpenType フォントを選択します。
3 [文字フィルタ] リスト ボックスを開き、[OpenType] 領域で、利用できる OpenType 機能のチェック ボックスのいずれかをオンにします。
4 次のいずれかの操作を実行します。
グループ化されたグリフが含まれるリストを表示するには、[すべてのグリフを表示] ボタン が押されていない状態にしてください。グループ内のすべてのグリフを表示するには、文字をクリックしてから OpenType 機能インジケータをクリックします。グリフをクリックして、[文字とグリフ] リストに表示します。
利用可能なすべてのグリフが含まれるリストを表示するには、[すべてのグリフを表示] ボタン をクリックします。

左: 個別の文字の下にある OpenType 機能インジケータには、利用できるその他のグリフが表示されています。右: [すべてのグリフを表示] ボタン (1) が押されていると、一目で利用できるグリフがわかります。

グループ化されたグリフの表示

*

[すべてのグリフを表示] ボタンは、OpenType 機能がサポートされていないフォントでは使用できません。

OpenType 機能によって提供されている一部のグリフは、表示されるコンテキストにより異なり、[グリフ] ドッキング ウィンドウで表示できません。OpenType 機能の画面上のインジケータを使用して、このようなグリフをドキュメント ウィンドウに表示したり挿入できます。詳しくは、画面上の OpenType 機能インジケータを有効にするには.を参照してください。

最近使用した特殊文字のリストを使用するには

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1 [テキスト] [グリフ] をクリックします。
2 最近使用した特殊文字 (グリフ) のリストで、次の表に示した操作を行います。

 

目的
作業手順
文字のフォントと OpenType 属性を表示する
文字にポインタを合わせます。
リストから文字をコピーする
文字を右クリックし、[コピー] をクリックします。
リストから文字を削除する
文字を右クリックし、[削除] または [すべて削除] をクリックします。

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