行間
線は、2 点間のパスです。線は複数のセグメントで構成することができ、線セグメントは曲線または直線です。線セグメントは、小さな正方形で描かれるノードによって接続されます。CorelDRAW が提供するさまざまな描画ツールを使用して、曲線や直線を描いたり、曲線と直線の両方のセグメントを含む線を描いたりすることができます。
フリーハンド ツールと折れ線ツール
スケッチ パッドにスケッチする場合は、フリーハンド ツール
と折れ線ツール
を使用してフリーハンドの線を描くことができます。フリーハンド曲線を描いている途中で間違えた場合は、不要な部分を消してから描き続けることができます。直線や直線セグメントを描く場合は、垂直方向または水平方向の直線に制限することができます。
フリーハンド ツールでは、既存の線にセグメントを追加したり、描いている曲線のなめらかさを制御したりすることができます。これに対して折れ線ツールは、曲線セグメントと直線セグメントが混合している複雑な線を素早く描く場合に向いています。
フリーハンドの線や直線セグメントに加えて、折れ線ツールを使用して円弧を描くことができます。
フリーハンド ツールと折れ線ツールの動作を制御するための設定を選択できます。たとえば、これらのツールで作成する曲線のデフォルトのなめらかさを変更できます。
2 ポイント線ツール
2 ポイント線ツールを使って、直線を描くことができます。また、このツールでは、オブジェクトに対して直角または接線となる直線を作成できます。
ベジェ ツールとペン ツール
ベジェ ツール
とペン ツール
では、各ノードに精度を設定したり各曲線セグメントの形状を制御したりすることにより、一度に 1 つずつセグメントを追加しながら線を描きます。ペン ツールの使用中は、描画中の線セグメントをプレビューできます。
ベジェ ツールでは、線の方向を変える位置でクリックしていくことにより、複数のセグメントで構成された線を描くことができます。
ベジェ ツールでは、コントロール ハンドルをベジェ曲線の端でドラッグすることによって曲線を描くことができます。
B スプライン ツール
コントロール ポイントを使用すると、曲線や B スプラインを簡単に作成できます。これらは一般的に滑らかで、連続した曲線です。B スプラインは、最初と最後のコントロール ポイントに接し、その間のポイントにより引き寄せられます。ただし、ベジェ曲線のノードとは異なり、コントロール ポイントは、他の描画要素に曲線を揃えたい場合に、曲線が通過するポイントを指定できません。
線に接するコントロール ポイントは「固定化されている」と呼ばれます。固定化されたコントロール ポイントはアンカーとして機能します。線を引っ張るコントロール ポイントは線に接していず、「フロートしている」と呼ばれます。最初と最後のコントロール ポイントは、端が開いた B スプライン上に常に固定されています。デフォルトでは、その間にあるポイントは移動しますが、尖化または B スプライン内で直線を作成したい場合は、ポイントを固定化できます。完成した B スプラインは、コントロール ポイントを使って編集できます。
作成した B スプラインは、コントロール ポイントを使って編集できます。
3 ポイント曲線ツール
3 ポイント曲線ツール
は、曲線範囲の幅と高さを指定して単純な曲線を描くことができます。このツールでは、ノードを操作せずに素早く弧を作成できます。
描画範囲の幅 (左) と高さを指定し、ページをクリック (右) して、曲線を描くことができます。
スマート描画ツール
スマート描画ツール
は、図形認識を使用して直線と曲線を描くことができます。詳しくは、形状認識を使用する.を参照してください。
ノードとコントロール ハンドル
線の種類によっては、ノードとコントロール ハンドルを使用して線の形を変更できます。ノードの種類について詳しくは、曲線オブジェクト.を参照してください。
範囲ボックスを非表示にする
曲線ツールを使って線を描く場合は、線の周りに表示される範囲ボックスを非表示にすることができます。曲線ツールにはフリーハンド ツール、2 ポイント線ツール、ベジェ ツール、アート メディア ツール、ペン ツール、B スプライン ツール、折れ線ツール、3 ポイント曲線ツールなどがあります。
範囲ボックスを非表示にすると、アート メディアを描くときの流暢さが向上します。
フリーハンド ツールを使って線を描くには
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ツールボックスの
フリーハンド ツール

をクリックします。
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曲線を開始する位置をクリックしてからドラッグします。
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線を開始する位置をクリックし、線を終了する位置をクリックします。
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プロパティ バーの [フリーハンドのスムーズ化] ボックスに値を入力します。値を上げると、曲線が滑らかになります。
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左右のマウス ボタンを両方とも押しながら、直線を新しい位置にドラッグします。
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選択した線の終点ノードをクリックし、新しいセグメントを終了する位置でクリックします。
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2 つのセグメントを含む線の終点ノードをクリックし、次に始点ノードをクリックします。
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Command キーを押しながらフリーハンド ツールをドラッグすると、定義済みの角度 (規制角度) で線を描くことができます。この機能は、垂直方向や水平方向の直線を描く場合に便利です。規制角度の変更については、規制角度を変更するには.を参照してください。
フリーハンド ツールで曲線を描くときに、マウス ボタンを離す前に Shift キーを押しながら線上を逆方向にドラッグすると、線の一部を消去できます。
折れ線ツールを使用して線を描くには
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ツールボックスの
折れ線ツール

をクリックします。
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直線のセグメントを描くには、線セグメントを開始する場所をクリックし、終了する場所をクリックします。
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曲線のセグメントを描くには、セグメントを開始する場所をクリックし、描画ページ内をドラッグします。
必要な数のセグメントを追加したり、曲線と直線を交互に追加したりすることができます。
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左右のマウス ボタンを両方とも押しながら、直線を新しい位置にドラッグします。
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マウスの右ボタンを押しながら、直線を新しい位置にドラッグします。 [ここにコピー] をクリックします。
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曲線セグメントを作成する前に、プロパティ バーの [曲線を自動的に閉じる] ボタン
をクリックして、開いたオブジェクトを自動的に閉じます。
折れ線ツールを使用して弧を描くには
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ツールボックスの
折れ線ツール

をクリックします。
2
描画ウィンドウをクリックし、マウス ボタンを離します。
3
Option キーを押しながらポインタを移動して、弧を作成します。
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弧をクリックして終了し、
Option キーを離してフリーハンド描画に戻ります。
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弧をクリックして終了し、
Option キーを押したままでポインタを移動して、別の弧を描きます。

Option キーだけでなく、Command キーも併せて押し続けると、弧を 15 度刻みまたは定義済みの角度 (規制角度) で描くことができます。規制角度の変更については、オブジェクトを規制する.を参照してください。
2 ポイント線ツールを使って直線を描くには
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ツールボックスの
2 ポイント線ツール

をクリックします。
2
線を開始する位置にポインタを置き、ドラッグして曲線を描きます。
垂直線を描くには
1
ツールボックスの
2 ポイント線ツール

をクリックします。
2
プロパティ パーで、
[垂直の2点線] 
ボタンをクリックします。
3
オブジェクトの端をクリックして、線を終えたい場所にドラッグします。
2 つのオブジェクトに垂直な線を描く場合は、2 番目のオブジェクトの端をドラッグして、垂直スナップ ポイントが表示されたらマウスボタンを放します。
2 番目のオブジェクトを越えて線を延長するには、垂直スナップ ポイントが表示されたら、
Command キーを押しながら、線を終える位置までドラッグします。

この手順は、テキスト オブジェクトのベースラインに垂直な線を描く場合には使用できません。

また、既存の曲線からドラッグして垂直線を描くこともできます。
垂直線を描く
接線を描くには
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ツールボックスの
2 ポイント線ツール

をクリックします。
2
プロパティ バーで、
[接線の 2 ポイント直線] ボタン

をクリックします。
3
オブジェクトの曲線セグメントの端をクリックして、接線を終えたい場所までドラッグします。
2 つのオブジェクトに接線を描く場合は、2 番目のオブジェクトの端をドラッグして、接線スナップ ポイントが表示されたらマウス ボタンを放します。四分円のスナップ ポイントが接線のスナップ ポイントと重なる場合は、四分円のスナップ ポイントが表示されます。
2 番目のオブジェクトを越えて線を延長するには、接線スナップ ポイントが表示されたときに、
Command キーを押しながら線を終える位置までドラッグします。

接線の 2 ポイント直線モードは、円柱の側面を描画するために利用できます。
接線を描く
ベジェ ツールを使用して線を描くには
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ツールボックスの
ベジェ ツール

をクリックします。
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曲線のセグメントを描くには、最初のノードを配置する場所をクリックし、次のノードを配置する場所までコントロール ハンドルをドラッグして、マウス ボタンを放します。コントロール ハンドルのドラッグを繰り返して曲線を作成します。
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直線のセグメントを描くには、直線セグメントを開始する場所をクリックし、終了する場所をクリックします。
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曲線セグメントを描き、終点ノードをダブルクリックし、直線セグメントの終了位置でクリックします。
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直線セグメントを描きます。セグメントの終点をクリックし、目的の位置までドラッグしたら、マウス ボタンを放します。ドラッグして曲線を描きます。
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曲線を描くときに、線の角度をプリセットの刻み値に変更する
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Command キーを押しながらコントロール ハンドルをドラッグします。
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ペン ツールを使用して線を描くには
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ツールボックスの
ペン ツール

をクリックします。
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曲線のセグメントを描くには、最初のノードを配置する場所をクリックし、次のノードを配置する場所までコントロール ハンドルをドラッグして、マウス ボタンを放します。コントロール ハンドルのドラッグを繰り返して曲線を作成します。
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直線のセグメントを描くには、直線セグメントを開始する場所をクリックし、終了する場所をクリックします。
必要な数のセグメントを追加したり、曲線と直線を交互に追加したりすることができます。曲線セグメントと直線セグメントを切り替えて描くことについて詳しくは、
ベジェ ツールを使用して線を描くには.を参照してください。
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プロパティ バーの [プレビュー モード]ボタンを有効にします。描画ページをクリックし、マウス ボタンを放します。マウスを動かし、線を終了する位置でクリックします。
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プロパティ バーの [ノードの自動追加/削除]ボタン  を有効にします。ノードを追加する線の位置を指定し、ポインタが [ノードの追加] 状態を示す形  に変化したら、クリックします。
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削除するノードを指定し、ポインタが [ノードの削除]状態を示す  に変化したら、クリックします。
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B スプラインを描くには
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ツールボックスの
B スプライン ツール

をクリックします。
3
線の整形に必要な数のコントロール ポイントをクリックして設定します。
デフォルトでは、コントロール ポイントはフロートの状態になりますが、
V キーを押しながらクリックすると、コントロール ポイントを線に固定できます。
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整形ツール  を使って線を選択し、コントロール ポイントを配置し直して線を変形します。
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整形ツール  を使って線を選択し、固定コントロール ポイントをクリックして、プロパティ バーの [浮動コントロール ポイント] ボタン  をクリックします。
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整形ツール  を使って線を選択し、浮動コントロール ポイントをクリックして、プロパティ バーの [固定コントロール ポイント] ボタン  をクリックします。
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整形ツール  を使って線を選択し、コントロール ラインに沿ってダブルクリックします。
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整形ツール  を使って線を選択し、削除するコントロール ポイントをダブルクリックします。
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整形ツール  を使って線を選択し、 Shift キーを押しながら、選択したいコントロール ポイントをクリックします。
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最初または最後のコントロール ポイントを選択して B スプラインに追加すると、線の新しい部分を描くにつれて、固定化したコントロール ポイントは自動的にフローティング コントロール ポイントに変わります。

また、B スプラインを描く際に、クリックする代わりにスペースバーを押すと、コントロール ポイントを追加できます。
3 ポイント曲線ツールを使用して曲線を描くには
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ツールボックスの
3 ポイント曲線ツール

をクリックします。
2
曲線を開始する位置をクリックし、曲線を終了する位置までドラッグします。
3
マウス ボタンを放し、曲線の曲がり具合を決めてクリックします。
曲線のサンプル (左から右へ): 自由な線、円弧、対称曲線
フリーハンド ツールとベジェ ツールのオプションを設定するには
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[CorelDRAW] メニュー
[環境設定]
[ツール] をクリックします。
2
表示されたダイアログ ボックスの左側のペインで、
[フリーハンド/
ベジェ]をクリックします。
3
[フリーハンドのスムーズ化] スライダを動かして、曲線のデフォルトのなめらかさを設定します。
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角のしきい値 — 角ノードを尖化ノードをスムーズ化ノードに変更する値を設定します
•
直線のしきい値 — 線が直線のパスから外れても、直線として処理される値を設定します
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自動結合 — 2 つの近い終了ノードが自動で結合され、閉じた曲線を形成する方法を設定します
曲線ツールを使う際に範囲ボックスを非表示にするには
1
ツールボックスで、次のいずれかの曲線ツールをクリックします。
2
プロパティ バーの
[範囲ボックス] ボタン

をクリックします。

曲線ツールの 1 つを使いながら範囲ボックスを非表示にすると、範囲ボックスは他のすべての曲線ツールでも非表示のままになります。たとえば、フリーハンド ツールを使うときに範囲ボックスを非表示にすると、ベジェ ツールに切り替えても範囲ボックスは非表示のままになります。

また、[CorelDRAW] メニュー
[環境設定]
[CorelDRAW] をクリックし、[表示] をクリックしてから [曲線ツールの境界ボックスの非表示] チェックボックスをオンにして、範囲ボックスを非表示にすこともできます。