オブジェクトに染み付ける/塗り付ける


染み付けと塗り付けでは、輪郭に沿って押し出しやくぼみを付けることによりオブジェクトの形状を変更できます。染み付けの場合の押し出しやくぼみは縞状になり、その縞の幅は染み付けツールのドラッグでほとんど変化しません。塗り付けの場合の押し出しやくぼみはより流動的な形状になり、塗付けツールのドラッグに従って、幅が減少します。

オブジェクトに染み付け効果を適用する

染み付け効果を適用するときは、グラフィック タブレットのスタイラスペンのコントロールを有効にするかマウスを染み付け用に設定して、オブジェクトを歪ませる程度とその形を決めます。

グラフィック タブレットのスタイラスペンの回転の角度 (方向) と傾きの両方で、染み付け効果が決まります。スタイラスペンを回転させると、染み付け効果の角度が変わります。また、スタイラスペンを傾けると、ブラシの先が平らになり、染み付けの形が変わります。マウスを使用する場合は、適切な値を指定して、スタイラスペンの方向と傾きをシミュレートします。方向を 0 度から 359 度まで変えるに従って、ブラシ ストロークの角度が変わります。傾きを 90度から15度ずつ減らすに従って、ブラシの先端が平らになり、染み付けの形も変わります。

染み付け効果は、タブレットのスタイラスペンの圧力によっても変わります。圧力を上げると染み付けが広くなり、圧力を下げると狭くなります。マウスを使用する場合やペンの圧力を変更したい場合は、実際の値を入力して、グラフィック タブレットのスタイラスペンの圧力をシミュレートできます。-10 までの負数を指定すると歪みが狭まり、0 に指定するとストローク幅が均一のまま、10 までの正数を指定すると歪みが広がります。

太陽光線と草の葉は染み付けツールを外側にドラッグして、雲は染み付けブラシ ツールを内側にドラッグして作成します。

スタイラスペンを使用する場合も、マウスを使用する場合も、ペン先のサイズを指定できます。ペン先のサイズによって、オブジェクトに適用される染み付けの幅が決まります。

オブジェクトに塗り付け効果を適用する

塗り付け効果を制御するために、ペン先のサイズと適用する効果の大きさを設定できます。また、スタイラスペンの圧力を使用できます。オブジェクトに塗り付け効果を適用するときには、滑らかな曲線も、鋭い角度を持つ曲線も使用できます。

オブジェクトに塗り付け効果を適用する

オブジェクトに染み付け効果を適用するには

上へ戻る
1 選択ツール を使用して、オブジェクトを選択します。
2 ツールボックスの染み付けツール をクリックします。
3 次のいずれかの操作を実行します。
オブジェクトの内側に染み付け効果を適用するには、オブジェクトの外側をクリックし、内側に向かってドラッグします。
オブジェクトの外側に染み付け効果を適用するには、オブジェクトの内側をクリックし、外側に向かってドラッグします。

 

可能な操作
ブラシの先のサイズを変更する
プロパティ バーの [ペン先のサイズ] ボックス に値を入力します。
スタイラスペンを使用している場合に、ブラシの先のサイズを変更する
プロパティ バーの[筆圧]ボタン をクリックし、スパイクの密度を調節してペン先に圧力を適用します。
染み付けを広くまたは狭くする
プロパティ バーの [乾燥] ボックス に、-10~10 の値を入力します。
染み付けの形を指定する
プロパティ バーの [ペンの傾斜] ボックスに、15~90 の値を入力します。
スタイラスペンを使用している場合に、染み付けの形を変更する
プロパティ バーの [ペンの傾斜] ボタン をクリックします。
染み付けの形の角度を指定する
プロパティ バーの [ペン方向] ボックスに、0~359 の値を入力します。
スタイラスペンを使用している場合に、染み付けのペン先の形の角度を変更する
プロパティ バーの [ペン方向] ボタン をクリックします。

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インターネット オブジェクトまたは埋め込みオブジェクト、リンクされたイメージ、グリッド、マスク、メッシュ塗りつぶしオブジェクト、およびブレンドしたオブジェクトや等高線を付けたオブジェクトには、染み付けを適用できません。

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染み付けコントロールの最小値と最大値を確認するには、プロパティ バーのコントロールをコントロールクリックし、[設定] をクリックします。

オブジェクトに塗り付け効果を適用するには

上へ戻る
1 選択ツール を使用して、オブジェクトを選択します。
2 ツールボックスの塗り付けツール をクリックします。
3 次のいずれかの操作を実行します。
オブジェクトの外側に塗り付け効果を適用するには、オブジェクトの外側 (エッジ付近) をクリックし、外側に向かってドラッグします。
オブジェクトの内側に塗り付け効果を適用するには、オブジェクトの内側 (エッジ付近) をクリックし、内側に向かってドラッグします。

 

可能な操作
ブラシの先のサイズを変更する
プロパティ バーの [ペン先のサイズ] ボックスに値を入力します。
塗り付け量を設定する
[圧力] ボックスに値を入力します。
スタイラスペンの圧力を使用して塗り付け量を制御する
プロパティ バーの [筆圧] ボタン をクリックします。
塗り付け効果を適用するときに滑らかな曲線を使用する
[スムーズ塗り付け] ボタン をクリックします。
塗り付け効果を適用するときに鋭い角度を持つ曲線を使用する
[ペン先塗り付け] ボタン をクリックします。

 

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スムーズ塗り付けとペン先塗り付けの違いがはっきり分かるのは、[圧力] の値が高い場合のみです。

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