CorelDRAW ヘルプ

生産性

CorelDRAW Graphics Suite 2018 のパフォーマンス強化と高品質ながらも直感的な新機能で、生産性をさらに高めてください。

パフォーマンス強化により起動時間が短縮され、これまでになく素早く作業を開始できます。

CorelDRAW Graphics Suite 2018 では、ツールのプレビュー、曲線のプレビュー、ノードやハンドル、効果のコントロールやスライダ、テキストの描画が高速化されており、生産性が高まります。また、大きなファイルを開くのが速くなったほか、複雑な曲線の編集がよりスムーズになりました。さらに、ツールやオブジェクトのプレビューがより見やすく、より使いやすくなっており、作業の効率が向上します。

テキストやフォントの作業が高速化

テキスト、とりわけアートテキストの描画が速くなっており、デザインワークフローが高速化されます。さらに、CorelDRAW 2018 ではフォントリストのパフォーマンスが強化されており、探しているフォントがすぐに見つかります。

ネットワーク上に保存されているフォントの作業が高速化

Corel Font Manager が機能強化されて、ネットワーク上に保存されているフォントのモニタが向上しており、作業に適したフォントをより簡単に探すことができます。

スナップを切り替える

デザイン要素を正確に配置できるスナップ機能によりワークフローの生産性が向上する一方で、ワークフローのいくつかの段階でこの機能を一時的にオフにしたいというユーザーの声もあります。そこで、CorelDRAW 2018 では、[スナップオフ] ボタンをクリックすることで、簡単にスナップオプションを一時的にオフにできるようになりました。また、キーボードショートカットでスナップのオンとオフを切り替えたり (Alt + Q)、移動している最中にカーソルを離すことなくスナップをオフにしたり (Q) できます。これにより、描画ウィンドウにおいてスナップの制約なしにオブジェクトを滑らかに動かすことができます。その後、正確なスナップが再び必要になったら、同じコントロールを使用してスナップ機能をすぐに元に戻すことができます。

ノードを整列および配置する

[整列/配置] ドッキングウィンドウは、オブジェクトを短時間で配置できるコントロールに素早く簡単にアクセスできることから、グラフィックスのプロにとって当初から不可欠なツールとなっています。CorelDRAW 2018 では、この同じ正確な整列オプションをノードにも適用できます。これまで時間のかかる手作業だった処理を、わずか数クリックで簡単に行なうことができます。選択の範囲ボックス、ページのエッジまたは中心、最も近いグリッド線、指定したポイントを使用してノードを整列できます。さらに、複数の曲線のノードを揃えることもできます。ノードの配置も簡単です。描画ページや範囲ボックスを参照ポイントとして使用して、ノードを水平または垂直方向に等間隔に並べることができます。

フォントを埋め込むことができない場合の警告

ファイルを保存する際に、埋め込むことができないフォントを示す警告が表示されるようになり、時間の短縮につながります。この警告で、他の作業者がドキュメントの作業を続けるのに必要なフォントが特定されるため、協働ワークフローが簡素化されます。

埋め込み権限に基づいてフォントにフィルタを適用する

新しい埋め込み権限フォントフィルタを使用すると、ファイルを共有するための時間と労力が節約されます。この機能により、4 つの一般的なフォント埋め込み権限に基づいてフォントを並べ替えられるので、テキストスタイルを選択する際にどのフォントを使うべきか、避けるべきかが最初からわかります。このフィルタにより、共有するデザインに含まれるテキストやフォントを使用して他のユーザーができることをすぐに把握できます。埋め込むことができないフォント、描画の受け取り側がコンピュータにインストールできるフォント、テキスト編集に使用できるフォント、表示や印刷しかできないフォントを把握できます。

塗りつぶしと透明を適用および管理する

CorelDRAW Graphics Suite 2018 では、ユーザーによるデザインアセットの使い方が全面的に見直されています。[塗りつぶし] ピッカーと [透明度] ピッカーの機能が刷新されており、CorelDRAW や Corel PHOTO-PAINT で塗りつぶしや透明を使用および管理する際の生産性やパフォーマンスが大きく向上します。UI が合理化されて、塗りつぶしや透明をこれまでになく素早く使用、作成、検索できます。新しいコンテンツパックのダウンロード、独自のライブラリの追加、アセットのコレクションの任意の場所への簡単な移動、アセットのプロパティの変更を、すべてスイート内で行なうことができます。加えて、エイリアスを使用して、コンピュータの別フォルダ、USB フラッシュドライブ、共有ネットワークフォルダに保存されているコンテンツを表示できます。

よく使用する塗りつぶしや透明をお気に入りとしてマークすると、簡単に検索できるようになります。煩雑にならないように、使用しないアセットを新しいフォルダに移したり削除したりできます。必要なアセットを簡単に探すことができます。お気に入りの塗りつぶしや透明のリスト、最近使用した塗りつぶしや透明のリストを表示できます。また、パック、フォルダ、リストを 1 つずつ検索および表示することもできます。塗りつぶしのコレクションを拡充する場合は、[追加] ダイアログボックスで塗りつぶしパックを追加でダウンロードできます。

デフォルトのフォルダの場所

デザインアセットを簡単に検索および共有できるようにするため、デフォルトフォルダ以外のコンテンツの保存先を選択することができます。ユーザーからのご要望にお応えして、CorelDRAW と Corel PHOTO-PAINT では、塗りつぶし、フォント、イメージリスト、フォトフレーム、テンプレート、トレイについて、自分で作成したものでも、オンラインコンテンツプロバイダから取得したものでも、保存先をカスタマイズできます。

ファイル保存インジケータ

CorelDRAW や Corel PHOTO-PAINT で複数のドキュメントを同時に作業している場合に、どのファイルに未保存の変更が含まれているが簡単にわかるようになりました。Windows メニュー、タイトルバー、ドキュメントタブで、未保存のファイルの名前の横にアスタリスクが付き、作業のステータスが一目でわかります。

バイリニアズーム

Corel PHOTO-PAINT 2018 では、拡大オプションが増え、バイリニアズームが導入されています。この機能では、ズームアウト時に周辺ピクセルのカラー値を平均してピクセルを追加しており、エッジのギザギザが防がれ、精緻な細部を含むシャープなイメージで表示画質が向上します。

曲線のプレビューと編集をカスタマイズする

CorelDRAW 2018 ではノードのカスタマイズが機能強化され、複雑なデザインに含まれるノードも簡単に作業できるようになりました。プレビューカラーが背景のカラーとよく似ており、ノードやハンドルが見にくい場合は、キーボードショートカット (Ctrl + Shift + I) を使用して、主要カラーを副カラーに置き換えたり、その逆を行ったりできます。また、選択されていないノードを塗りつぶしなしで表示するように指定した上で、キーボードショートカット (Ctrl + Shift + G) を使用してノードの塗りつぶしのオンとオフを切り替えることもできます。

プロジェクトタイマー

CorelDRAW 2018 にはグラフィックのプロが作業を整理および把握したり、クライアントに適切に請求したり、自分の作業に対する洞察を得たりするのに役立つ新ツールが用意されています。プロジェクトタイマーを使用すると、特定のプロジェクトに費やした時間を正確かつ作業を妨げずに追跡できます。描画ウィンドウに独立したツールバーとして表示され、ワークフローに合わせてあらゆる側面をカスタマイズできます。タスクやプロジェクトの詳細をモニタして記録するためのさまざまな手段が用意されています。追跡情報はドキュメントで保存され、それを表計算アプリケーションで開けるファイル形式でエクスポートすれば、時間シートレポートを作成できます。

パスをオブジェクトに結合する

CorelDRAW 2018 では、どのような種類と数のオブジェクトも、選択したパスに結合できます。高度な間隔および回転の設定により、パス上でのオブジェクトの配置をカスタマイズできます。

写真の傾きをインタラクティブに補正する

写っている被写体、たとえばビルや道路がわずかでも傾いていると、その他の部分が素晴らしい写真でも台無しになります。Corel PHOTO-PAINT では新しく直線化ツールが装備され、このような写真を簡単に救うことができます。この機能を使用すると、直線化バーを写真の要素にインタラクティブに配置したり、バーの回転角を指定したりして、歪みのあるイメージを回転させることができます。コントロールはどれも画面上やプロパティバーから簡単にアクセスできるので、驚くほど簡単に完璧な仕上がりが得られます。イメージを水平または垂直に向けて回転させたり、最適な直線化モード選びを Corel PHOTO-PAINT に任せたりできます。直線化ツールでは、レンズ、マスク、オブジェクト、オブジェクトのグループを回転させることもできます。さらに、調整した写真を切り抜いたり、切り抜かずにエッジを背景カラーで塗りつぶしたりできます。

写真の遠近効果をインタラクティブに補正する

Corel PHOTO-PAINT 2018 には、高価な傾き補正レンズの機能と多用性をもたらすインタラクティブな新機能が用意されています。遠近補正ツールを使用すると、意図しない遠近効果がある、あるいは正面以外の角度から撮影された、写真内の建物、ランドマーク、オブジェクトを修正できます。イメージウィンドウで、長方形であるはずの形状にある 4 つの角の点を揃えるだけで、写真全体が調整されます。また、グリッド線を表示して、遠近補正で三分割法 (3 分の 1 の法則) を簡単に適用することもできます。

Corel PHOTO-PAINT におけるプレビュー、カーソル、ハンドルの向上

CorelDRAW Graphics Suite 2018 では、プレビューが改善され、見やすく操作しやすくなったため、ペイント操作、効果の適用、イメージの編集が簡素化されました。Corel PHOTO-PAINT ではパスツールや線ツールなどのベクトルツールも刷新されており、外観がより明瞭になり、ノードやハンドルが分かりやすくなりました。プレビューが機能強化されており、ブラシのペン先や効果のハンドルがデザインのバックグラウンドカラーから目立つように表示されるので、さらに効率的に編集できます。また、インタラクティブスライダの視認性が向上しているため、インタラクティブな塗りつぶし、透明、ドロップシャドウなどの操作がこれまでになく簡単です。

AfterShot 3 HDR

Corel AfterShot 3 HDR を CorelDRAW や Corel PHOTO-PAINT から無料で直接ダウンロードし、プロレベルの写真編集を短期間で習得することができます。RAW または JPEG 形式の写真に対する補正や調整を簡単に行なうことができ、バッチ処理ツールを使用して何千枚という写真に調整をワンクリックでまとめて適用できます。また、AfterShot 3 HDR に付属の HDR モジュールを使用して、HDR (ハイダイナミックレンジ) イメージを作成することもできます。

さらに強力な写真管理機能や写真編集機能が必要な場合は、[追加] から AfterShot Pro の最新版にアップグレードできます。

Welcome スクリーン

Welcome スクリーンのデザインが一新され、CorelDRAW や Corel PHOTO-PAINT を起動したらワークフローをすぐに始められます。CorelDRAW ではテンプレートから、Corel PHOTO-PAINT ではクリップボードのコンテンツからと、どちらのアプリケーションでも新しいドキュメントをゼロから素早く作り始めることができます。ファイルを参照して開くことも可能です。または、改良された最近使用したドキュメントのリストを使用できます。このリストには、サムネールやファイルのプロパティが表示されます。どの作業領域オプションもすぐに設定できるため、ニーズに合った UI レイアウトですぐ作業に取りかかれます。また、機能強化された Welcome スクリーンでは、新機能情報、オンラインの学習資料、CorelDRAW Graphics Suite を使用して制作されたオリジナルアートワークのギャラリーに、さらにはデザインアセット、フォント、アプリ、プラグインにも、ワンクリックでアクセスできます。

体験版、アカデミック、および OEM の各バージョンでは、利用できないコンポーネントがあります。利用できないコンポーネントには、Corel アプリケーションや機能の一部、サードパーティ製のユーティリティ、追加コンテンツファイルなどがあります。

このページはお役に立ちましたか? フィードバックの送信。 (インターネット接続が必要です。)