• | エンベロープを適用するには |
• | 別のオブジェクトの形状に基づいてエンベロープを作成するには |
• | エンベロープをコピーするには |
• | エンベロープのノードとセグメントを編集するには |
• | マッピング モードを変更するには |
CorelDRAW では、エンベロープを適用することで、線、アート テキスト、段落テキスト フレーム、ビットマップなどのオブジェクトを整形できます。エンベロープは、複数のノードで構成されています。これらのノードを移動してエンベロープを整形すると、オブジェクトの形が変わります。
元のビットマップ (左) にエンベロープを適用した結果 (右)。エンベロープを適用してもイメージは元の状態が保持されるので、編集や削除を行っても、いつでも元のイメージに戻すことができます。
オブジェクトの形に合った基本的なエンベロープ、またはプリセットのエンベロープを使用できます。
プリセット エンベロープがビットマップのグループに適用された結果。
ニーズに合うプリセットがない場合は、カスタム エンベロープを作成し、今後の使用に備えて保存することができます。エンベロープ プリセットはプリセット (.PST) ファイルとして保存され、\AppData\Roaming\Corel\CorelDRAW Graphics Suite 2018\Draw\Presets\Envelope フォルダに格納されます。
カスタム エンベロープ (3) が、ベクトル オブジェクト (1) の形状をもとに作成されて、ビットマップ (2) に適用されています。
CorelDRAW では、エンベロープをコピーまたは削除することもできます。
エンベロープを適用した後で、そのエンベロープを編集したり、別のエンベロープを追加したりして、引き続きオブジェクトの形を変更することができます。エンベロープを編集するには、ノードを追加したり位置を変えたりします。ノードを増やすと、エンベロープ内のオブジェクトの形を細かく調整できます。CorelDRAW を使用して、ノードの削除、複数のノードの同時移動、ノードの種類の変更、およびエンベロープのセグメントの線または曲線への変更を行うこともできます。他の種類のノードについて詳しくは、曲線オブジェクトを使用する.を参照してください。
エンベロープを適用するには |
1 . | オブジェクトを選択します。 |
2 . | ツールボックスの[エンベロープ]ツール をクリックします。 |
3 . | プロパティ バーで、次のいずれかのボタンをクリックします。 |
• | 直線モード — 直線に基づいてエンベロープを作成し、オブジェクトに遠近効果を加えます。 |
• | 単一弧モード — 1 つの辺が弧になっているエンベロープを作成し、オブジェクトにくぼみまたはふくらみを出します。 |
• | 二重弧モード — 1 辺または複数の辺が S 字形になっているエンベロープを作成します。 |
• | 規制なしモード — 自由形式のエンベロープを作成します。 ノードのプロパティの変更と、ノードの追加および削除ができます。 |
4 . | オブジェクトをクリックします。 |
5 . | ノードをドラッグしてエンベロープを整形します。 |
エンベロープをリセットする場合は、マウス ボタンを離す前に Esc キーを押します。 |
プロパティ バーの [プリセット リスト] リスト ボックスをクリックし、エンベロープの形状をクリックします。
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プロパティ バーの[新規エンベロープの追加]ボタン をクリックし、ノードをドラッグしてエンベロープの形を変えます。
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[効果] [エンベロープの消去] をクリックします。
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エンベロープを段落テキストに適用すると、テキスト フレームの形状だけを変更できます。フレーム内のテキストを整形する場合は、コンテンツの編集や書式設定を終わらせてからフレームを曲線に変更することを検討してください。オブジェクトの曲線への変換について詳しくは、オブジェクトを曲線オブジェクトに変換するには.を参照してください。フレームを曲線に変換すると、テキストを編集できなくなりますので注意してください。個々の文字をエンベロープで整形する場合は、アート テキストを使用します。
エンベロープ付きのビットマップにはエンベロープを適用できません。
[エンベロープ] ドッキング ウィンドウ ([効果] [エンベロープ]) を使用してエンベロープを適用することもできます。
ベクトル オブジェクトの直線が曲線に変換されないようにするには、プロパティ バーの [直線を維持] ボタン をオンにします。
別のオブジェクトの形状に基づいてエンベロープを作成するには |
1 . | エンベロープの適用先となるオブジェクトを選択します。 |
2 . | ツールボックスの[エンベロープ]ツール をクリックします。 |
3 . | プロパティ バーの [エンベロープの作成元] ボタン をクリックします。 |
4 . | エンベロープの作成元となるオブジェクトをクリックします。 |
手順 1 で選択したオブジェクトにエンベロープが適用されます。 |
今後の使用に備えてエンベロープを保存するには、プロパティ バーの [プリセットの追加] ボタン をクリックし、[ファイル名] リスト ボックスにファイル名を入力し、[保存] をクリックします。 |
エンベロープをコピーするには |
1 . | エンベロープの適用先となるオブジェクトを選択します。 |
2 . | [効果] [効果のコピー] [エンベロープ] をクリックします。 |
3 . | エンベロープのコピー元のオブジェクトを選択します。 |
オブジェクトを選択してから、プロパティ バーの[エンベロープ プロパティをコピー]ボタンをクリックし、コピーするエンベロープを含むオブジェクトを選択して、エンベロープをコピーすることもできます。
スポイト ツール を使用してエンベロープをコピーすることもできます。詳しくは、次のページを参照してください: オブジェクトから別のオブジェクトに効果をコピーするには.
エンベロープのノードとセグメントを編集するには |
1 . | ツールボックスの[エンベロープ]ツール をクリックします。 |
2 . | エンベロープが付いているオブジェクトを選択します。 |
3 . | エンベロープをダブルクリックしてノードを追加するか、ノードをダブルクリックして削除します。 |
プロパティ バーの[規制なしモード] ボタン をクリックし、移動するノードを選択範囲線で選択して、別の場所にドラッグします。
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プロパティ バーの[選択 モード]リスト ボックスから、[長方形]を選択し、選択するノードの周りをドラッグします。
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プロパティ バーの[選択モード]リスト ボックスから、[フリーハンド]を選択し、選択するノードの周りをドラッグします。
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プロパティ バーの [直線モード] 、[単一孤モード] 、または [二重孤モード] ボタンをクリックし、ボタンが上がっている状態にします。次に、Ctrl キーを押しながらノードの 1 つを別の場所にドラッグします。
注記: この機能は、対称ノードを持つ一部のプリセット エンベロープにのみ適用されます。
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プロパティ バーの [直線モード] 、[単一孤モード] 、または [二重孤モード] ボタンをクリックし、ボタンが上がっている状態にします。次に、Shift キーを押しながらノードの 1 つを別の場所にドラッグします。
注記: この機能は、対称ノードを持つ一部のプリセット エンベロープにのみ適用されます。
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プロパティ バーの [直線モード] 、[単一孤モード] 、または [二重孤モード] ボタンをクリックし、ボタンが上がっている状態にします。次に、Ctrl + Shift キーを押しながらノードの 1 つを別の場所にドラッグします。
角のノードをすべて動かすと、エンベロープが水平または垂直方向に伸縮します。 中間のノードはすべて、動かすとエンベロープのエッジをくぼませたり膨らませたりできます。 注記: この機能は、対称ノードを持つ一部のプリセット エンベロープにのみ適用されます。
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プロパティ バーの [規制なしモード] ボタンをクリックし、ボタンが押されている状態にします。次に、ノードを選択し、[尖化ノード] 、[ノードのスムーズ化] 、または [対称ノード] ボタンのいずれかをクリックします。
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プロパティ バーの[規制なしモード]をクリックし、ボタンが押されている状態にします。次に、線のセグメントをクリックし、[直線に変換]ボタン 、または[曲線に変換]ボタン をクリックします。
注記: エンベロープをビットマップに適用する場合は、[直線に変換] ボタンと [曲線に変換] ボタンがどちらもオフになります。
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エンベロープ付きオブジェクトの一部に分割、切り抜き、消去を行うと、エンベロープを編集できなくなります。
エンベロープ付きビットマップを Corel PHOTO-PAINT で編集したり、エンベロープ付きビットマップをコピーして Corel PHOTO-PAINT や旧バージョンの CorelDRAW に貼り付けたりすると、そのエンベロープは編集できなくなります。
マッピング モードを変更するには |
1 . | ツールボックスの[エンベロープ]ツール をクリックします。 |
2 . | エンベロープが付いているオブジェクトをクリックします。 |
3 . | プロパティ バーの[マッピング モード]リスト ボックスから、次のいずれかを選択します。 |
• | 水平方向 - エンベロープの基準寸法に合うようにオブジェクトを伸縮してから、水平方向に縮めてエンベロープの形にはめ込みます。 |
• | オリジナル - オブジェクトの選択ボックスの角のハンドルを、エンベロープの角のノードにマッピングします。エンベロープの他のノードは、オブジェクトの選択ボックスのエッジに沿って線形にマッピングされます。 |
• | パテ - オブジェクトの選択ボックスの角のハンドルを、エンベロープの角のノードにマッピングします。 |
• | 垂直方向 - エンベロープの基準寸法に合うようにオブジェクトを伸縮してから、垂直方向に縮めてエンベロープの形にはめ込みます。 |
4 . | ノードまたはコントロール ハンドルをドラッグします。 |
エンベロープが適用されると、段落テキスト フレームのマッピング モードは変更できなくなります。
体験版、アカデミック、および OEM の各バージョンでは、利用できないコンポーネントがあります。 利用できないコンポーネントには、Corel アプリケーションや機能の一部、サードパーティ製のユーティリティ、追加コンテンツ ファイルなどがあります。
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