Corel Painter ヘルプ | ガラス越し効果ダイナミックプラグインを適用する

ガラス越し効果ダイナミックプラグインを適用する

ガラス越し効果ダイナミックプラグインは、ガラスのテクスチャを通してイメージを表示している様子をシミュレートするレイヤーを作成します。レイヤーを書類内で動かせば、イメージのいろいろな部分でガラス越し効果を試すことができます。

ガラス越し効果を適用したイメージの選択範囲

1 以下のいずれかの操作を行います。

• [レイヤー] パネルで、キャンバスを選択します。

• ツールボックスから選択ツールを選択し、書類ウィンドウでドラッグして領域を選択します。

2 [レイヤー] パネルの [ダイナミックプラグイン] ボタン

をクリックし、[ガラス越し効果] を選択します。

3 [ガラス越し効果オプション] ダイアログボックスで、[参照元] リストボックスから以下のいずれかの置き換えに使用するソースを選択します。

• [テクスチャ] ― 現在選択されているテクスチャを使用します。[テクスチャ] は、石目模様のガラスを散りばめたような効果を出します。擦りガラスのようにする以外は、テクスチャの倍率を高くすると効果的です。

• [現在の選択範囲] ― 書類ウィンドウ内の現在の選択範囲を使用します。

• [画像の明るさ] ― 現在の書類の明るさを使用します。

• [オリジナル画像の明るさ] ― クローンソースの明るさを使用します。

イメージのピクセルが、ソースの明るい領域と暗い領域に基づいて置き換えられます。

4 歪み効果を変更するには、以下の各スライダを調整します。

• [柔らかさ] ― 置き換えられた色の移行部分を調整します。設定値を高くすると、より多くの移行段階が作成され、変化が滑らかになります。ガラス越し効果を作成した結果、イメージがぎざぎざになった場合は、柔らかさの値を上げてみてください。

• [量] ― 置き換えの程度を調整します。設定値を高くすると、イメージの歪み具合が大きくなります。

• [分散]― 置き換えの周囲に複数のバリエーションを作成します。分散を増やしたときの結果は、イメージのタイプや他の設定によって異なります。

ダイナミックプラグインを適用すると Corel Painter は自動的に新規レイヤーを作成します。

[レイヤー] パネルの [不透明度] スライダで効果を調整することもできます。

ガラス越し効果のレイヤーまたは選択範囲は、書類ウィンドウ内でドラッグして他の部分に適用することができます。

ガラス越し効果ダイナミックレイヤーの置き換えソースとして [テクスチャ] を使用したイメージ (左) と [画像の明るさ] を使用したイメージ (右)