新機能! パフォーマンスの自動最適化
最高のデジタル ペイント体験を目指して、Painter 2020 から Brush Accelerator が導入されました。この新ユーティリティはシステムの CPU、GPU、メモリを評価したうえで、アプリケーションの設定を最適化することで、最大限のパフォーマンスを引き出します。多くの Painter ブラシが、システムの GPU の処理能力を活かして、ブラシの動作をより速く、ドキュメントのレンダリングや操作をより滑らかにできます。また、システム要素のアップグレードに関する提案や、使用コンピュータと相性のいいブラシ カテゴリの推奨もなされます。
Brush Accelerator がシステムを評価し、生成されるレポートでテスト結果を確認できます。
新しい [パフォーマンス] パネルでは、システムのマルチコア プロセッサ、AVX2、GPU を現在選択されているブラシで活かせるかどうかがすぐにわかります。パフォーマンスを押し上げるこうしたテクノロジーの名称を検索語に用いて、それらを活かせるブラシを検索できます。さらに、Painter 2020 にはパフォーマンスを重視した新しいブラシ カテゴリが 2 つ導入されています。[速くてシンプル] と [速くて装飾的] です。
詳しくは、システムを評価し、アプリケーション設定を Corel Painter 用に最適化するおよびパフォーマンスのコントロール.を参照してください。
機能強化! UI 要素
UI が再創造されて、よく使用されるオプションに素早くアクセスできるようになっており、作業のスピードと効率が上がります。ブラシやツールのプロパティ バー、フライアウト、パレットが刷新され、とりわけ重要なコントロールにすぐ手が届くようになっています。プロパティ バーの設定に直感的なラベリングとグループ化が導入されました。パネルを開いておく必要性がなくなり、描画領域が広がります。各種ライブラリのパネルが整理されて使いやすくなっており、用紙、パターン、テクスチャなどの作業中に画面のスペースを広く使えます。ブラシ ツールがアクティブの場合は、プロパティ バーと詳細ブラシ コントロールを見ることで、ブラシの形状や使用しているメディアをより的確に把握できます。また、[詳細ブラシ コントロール] ボタンも用意され、[一般] パネルに素早くアクセスできるようになりました。さらに、遠近ガイドやミラー ペインティングに数クリックでアクセスできます。
ブラシやツールのプロパティ バーやフライアウトが刷新され、とりわけ重要なコントロールにすぐ手が届くようになっています。(1) グループ ラベルで、コマンドを素早く効率的に探し、把握して、使うことができます。リアル水彩ブラシ バリアントのプロパティ バー: (2) [ストローク] フライアウト、(3) [フロー マップ] フライアウト、(4) [リアル水彩] フライアウト ボタン、(5) [描点オプション] フライアウト、(6) [ブリスル] フライアウト ボタン、(7) [詳細ブラシ コントロール] ボタンを使用すると、アクティブなブラシ バリアントに関連するパネルにアクセスできます。
機能強化! ブラシの外観
Painter 2020 では、描点とストロークのプレビューが機能強化されており、大きな時間の節約が期待できます。外観が向上したことから、どのようなストロークなのかがブラシ ストロークにマウスを置かなくてもわかり、よく使用する描点の種類どうしを区別するのがこれまでになく簡単になっています。また、よりスリムでコンパクトなブラシ セレクタを表示するオプションが新たに用意され、描画領域が広がります。
詳細は、ブラシ セレクタを表示/カスタマイズする.を参照してください。
コンパクト ブラシ セレクタ:機能強化された描点 (1) とストローク (2) のプレビュー
新機能! 色選択の機能
Painter 2020 では、色を選択するためのコントロールが全体を通じて統一され、アクセスしやすくなっています。スライダのカラー ランプのデザインが一新され、完璧な色を簡単に選択できるようになっているほか、よく使用するダイアログ ボックスにおなじみの直感的なカラー ピッカーが用意されています。新しいプレビューにより、新しい色と現在の色が並べて表示され、色の組み合わせの見栄えを推測する必要がなくなりました。一時的なカラー セレクタには、カラーのクローン機能と、左利きのアーティスト向けにセレクタを構成し直すモードが用意されています。[カラー] パネルをカスタマイズして必要な機能だけが表示されるようにすることで、描画領域を広げられます。また、[カラー] パネルでカラー タイルをダブルクリックして、一時的なカラー セレクタを開くこともできます。新しいハーモニー オプションを使用すると、基準色を 1 つ選択し、それをもとに美的バランスの取れた色の組み合わせを作成できます。
詳しくは、[カラー] パネルから色を選択する、[カラー] パネルの構成要素を表示する/隠す、カラー セレクタを使用する、カラー ハーモニーを使用する.を参照してください。
暖色と寒色が作成されて活力のみなぎるカラー スキームになります。左から右へ、相補ハーモニーの 5 色のカラー ボックスは、メイン カラー (1) とその直接の補色 (5)、そしてこの 2 色の補色のブレンドである (2) と (3) と (4) です。
機能強化! ブラシの切り替えと消しゴム ツールのパフォーマンス
[ブラシ セレクタ] バーのデザインが見直され、前回使用したブラシを再びアクティブにするためのボタンが用意されました。これにより、バリアントどうしを素早く切り替えられます。この新機能は、カスタム パレットへの追加やショートカット キーへの割り当てもできます。さらに、消しゴム ツールの機能が強化され、より滑らかで遅れのないペインティング体験がもたらされているほか、カスタマイズのオプションが増えています。
詳細は、以前に使用したブラシ バリアントを選択するには.を参照してください。
機能強化! レイヤーのワークフロー
Painter 2020 では、レイヤーのワークフローに数々の新機能が用意されています。頻繁に使用されるコマンドが [レイヤー] パネルの [オプション] メニューに追加されるので、時間を節約できます。また、キャンバスをロックできるようになったほか、レイヤーの貼り付け方法の選択肢や、レイヤーの結合および選択範囲などに関連して、機能が強化されています。
詳細は、レイヤー.を参照してください。