CorelDRAW では、アセットのエクスポートを [エクスポート] インスペクタで管理できます。1 つまたは複数のオブジェクトやページ、またはオブジェクトのグループを、PDF、JPEG、PNG、GIF の各形式でエクスポートできます。
オブジェクトをエクスポートするには、オブジェクトをドキュメントで選択し、[エクスポート] インスペクタに追加する必要があります。アクティブなページをエクスポート リストに追加するには、ページ上にあるすべてのオブジェクトの選択を解除する必要があります。複数のオブジェクトやページを選択し、エクスポート リストにワンクリックで追加することもできます。各アセットはリストで別個のエントリとして表示されます。オブジェクトの選択について詳しくは、オブジェクトを選択する.を参照してください。ページの選択について詳しくは、ページを選択してアクティブにする.を参照してください。
デフォルトで、アセットをエクスポート用に追加すると、エクスポート リストに表示されるファイル名は、[オブジェクト] インスペクタ ([オブジェクト]
[オブジェクト]) でのオブジェクト名と同じになります。エクスポート アイテムのファイル名を変更する場合は、[オブジェクト] インスペクタでオブジェクト名を変更できます。ファイル名に後置文字列を追加して、意味のあるわかりやすいファイル名にできます。たとえば、同じデザイン アセットを異なるサイズでエクスポートしている場合は、サイズを示す後置文字列を追加できます。
アセットは、異なる設定を用いて何度もエクスポートできます。たとえば、ロゴを JPEG 形式と PDF 形式でエクスポートしておき、ロゴを一度追加し、それをエクスポート リスト内で複製してから、目的のオプションに調整すると簡単です。
CorelDRAW では、エクスポート設定を再利用することもできます。たとえば、バナーのいくつかのデザインを同じ設定でエクスポートするには、最初のデザインをリストに追加し、エクスポート オプションを指定します。次に、他のデザインを選択し、最初のデザインのエクスポート設定を使用してエクスポート リストにワンクリックで追加します。エクスポート設定はオブジェクト固有です。オブジェクトをドキュメントから削除すると、そのオブジェクトは [エクスポート] インスペクタから自動的に削除され、そのオブジェクトに関連付けられていた設定は使用できなくなります。
[エクスポート] インスペクタで、ページは先にリストされ、エクスポート用に追加した順序とは関係なく、ドキュメントにおける順序で表示されます。オブジェクトはすべて、その後に、[オブジェクト] インスペクタでの表示順でリストされます。たとえば、マルチページ ドキュメントの場合、ページ 1 上のオブジェクトはページ 5 上のオブジェクトよりも前に表示されます。
空白ページをビットマップ ファイル形式 (「ラスター」形式とも呼ばれます) にエクスポートすることはできません。
等高線、ブレンド、押し出し、シャドウや、アート メディア ツール を使用して作成されたオブジェクトなど、リンク グループをエクスポートするには、オブジェクトをリンク グループにまとめてから、グループを [エクスポート] インスペクタに追加します。たとえば、インナー シャドウを持つオブジェクトをエクスポートするには、オブジェクトとシャドウでグループを作成し、そのグループを [エクスポート] インスペクタに追加します。
ヘルプに記載されている機能はフル バージョンの CorelDRAW Graphics Suite 2021 で利用できます。このバージョンの製品には一部利用できない機能があります。