Web 用にビットマップをエクスポートする


CorelDRAW では、ドキュメントを次の Web 対応ファイル形式にエクスポートできます: GIF、PNG、JPEG、および WEBP

エクスポート オプションを指定すると、設定を最大 4 つまで使用して、イメージをプレビューできます。ファイル形式、プリセット設定、ダウンロード速度、圧縮、ファイル サイズ、画質、およびカラー範囲の比較も可能です。また、プレビュー ウィンドウ内でズームスクロールを行うことで、プレビューを詳しく調べることもできます。

 

 

コンポーネント
説明
1.プレビュー ウィンドウ
ドキュメントのプレビューを表示します。
2.プレビュー モード
単一または分割フレームでの調整をプレビューできます。
3.ズーム/スクロールのツール
プレビュー ウィンドウに表示されたドキュメントの内外をズームし、100% 以上のズーム レベルで表示されたイメージをスクロールして、イメージをプレビュー ウィンドウに合わせることができます。
4.プリセット リスト ボックス
ファイル形式のプリセット設定を選択できます。
5.エクスポート設定
カラー、表示オプション、サイズなどのエクスポート設定をカスタマイズできます。
6.形式情報
ファイル形式情報を表示して、各プレビュー フレームに使用できます。
7.速度リスト ボックス
ファイルを保存するためのインターネットの速度を選択できます。

プリセット設定を使用して Web 対応ファイルをエクスポートできます。これにより、ここの設定を変更することなくファイルを最適化できます。また、特定の結果を生み出すために、設定をカスタマイズすることもできます。たとえば、カラー、表示画質、ファイル サイズなどを調整できます。

Web 対応ファイル形式を選択する

このテーブルは、Web 対応ファイル形式を選択するためのクイック リファレンスとなります。

 

ファイル形式
最適な
GIF
スキャナで取り込んだモノクロ イメージなど、線画、テキスト、色数が少ないイメージ、シャープなエッジを持つイメージに使用されます
さらに、バックグラウンドの透明化、イメージのインターレース、アニメーションなど、高度な表示効果をグラフィックに付加できます。また、イメージのカスタム パレットを作成できます。
PNG
写真や線画を含む、さまざまなイメージ タイプ
PNG ファイル形式は (GIF や JPEG 形式とは異なり) アルファ チャンネルをサポートしています。これにより、透明なイメージを高品質に保存できます。
JPEG
写真やスキャンしたイメージ
JPEG ファイルは、ファイルの圧縮を使用してイメージの近似値を保存するため、イメージ データの一部が失われますが、ほとんどの写真で画質を犠牲にすることはありません。イメージを保存するときは、イメージの品質を選択できます。高品質になるほどファイル サイズも大きくなります。
WEBP
写真、線画、アイコン、テキスト付きの画像など、さまざまな画像タイプ
WEBP 形式は、データ非損失型圧縮とデータ損失型圧縮の両方に対応しており、透明度をサポートします。WEBP データ非損失型画像は PNG ファイルよりも小さく、WEBP データ損失型画像は JPEG 画像よりも小さくなります。ユーザーは RGB チャンネルの圧縮係数を調整できるので、エンコード速度、ファイル サイズ、品質の比率を制御できます。詳しくは、Google Web Picture (WEBP).を参照してください。

ファイルを PNG、JPEG、GIF、および WEBP 形式にエクスポートする場合、アートワークを描画ページの境界線まで切り抜いて、不要なオブジェクトを削除し、ファイル サイズを小さくすることができます。ページの外側にあるオブジェクトの部分は、エクスポートされたファイルの表示では切り抜かれています。

パレット ベースのドキュメントをエクスポートする

パレット GIF や 8 ビット PNG などのパレット ベースのドキュメントでは、個々のピクセルを正確なカラー値に維持できます。これにより、エクスポートした際にファイルのカラー表示を制御できます。また、パレット ベースのドキュメントでは、イメージのカラーを選択して、それを透明にすると、ファイルに透明を使用できます。詳しくは、透明なカラーとバックグラウンドのあるオブジェクトをエクスポートする.を参照してください。

オブジェクトのエクスポート プレビューを調整するには

上へ戻る
1 [ファイル] [目的別エクスポート] [Web] をクリックします。
2 次の表のタスクを実行します。

 

目的
作業手順
単一プレビュー フレームにオブジェクトを表示する
[フル プレビュー] ボタン をクリックします。
ビットマップの 2 つのバージョンを横に並べたフレームに表示する
[2つの垂直プレビュー] ボタン をクリックします。
ビットマップの 2 つのバージョンを縦に並べたフレームに表示する
[2つの水平プレビュー] ボタン をクリックします。
ビットマップの 4 つのバージョンを別個のフレームに表示する
[4つのプレビュー] ボタン をクリックします。
ビットマップをプレビュー ウィンドウに合わせる
[ページに合わせる] ボタン をクリックします。
イメージ データの各ピクセルを画面の 1 つのピクセルに表示する
[ズーム 1:1 ピクセル] ボタン をクリックします。
ビットマップを実寸で表示する
[実サイズで表示] ボタン をクリックします。
ビットマップ内の別の領域にスクロールする
スクロール ツール を使用して、表示する領域が見えるまでイメージをドラッグします。
ズーム イン/アウトする
ズーム イン ツール 、またはズーム アウト ツール を使用して、プレビュー ウィンドウでクリックします。
プレビュー フレームでのオブジェクトの表示オプションを変更する
フレームをクリックして、エクスポート設定領域から異なるエクスポート設定を選択します。

Web 対応ビットマップをエクスポートするには

上へ戻る
1 [ファイル] [目的別エクスポート] [Web] をクリックします。
2 [Web にエクスポート] ダイアログ ボックスの右上隅にある [プリセット] リスト ボックスからプリセット設定を選択します。
プリセット設定を変更する場合は、ダイアログ ボックスでエクスポート オプションを変更できます。
3 [名前を付けて保存] をクリックします。
4 ファイルを保存するドライブとフォルダを選択します。
5 [ファイル名] ボックス に名前を入力します。
6 [保存] をクリックします。

 

可能な操作
カラー モードを選択する
[設定] 領域で、カラー モード リスト ボックスからカラー モードを選択します。
このオプションは、GIF ファイル形式には使用できません。
カラー プロファイルを埋め込む
[アドバンス設定] 領域の [カラー プロファイルの埋め込み] チェック ボックスをオンにします。

*

アートワークを描画ページの境界線まで切り抜く場合は、[変形] 領域で [エクスポート時にページを切り抜き] チェック ボックスをオンにします。

ダイアログ ボックスの下部にある [速度] リスト ボックスからインターネットの接続速度を選択できます。

また、[ファイル] [エクスポート] をクリックし、[ファイルの種類] リスト ボックスからファイル形式を選ぶと、Web 対応形式にエクスポートすることができます。

Web 対応ビットマップをエクスポートする際にオブジェクトをサイズ変更するには

上へ戻る
[Web にエクスポート] ダイアログ ボックスの [変形] 領域で次の表の 1 つまたは複数のタスクを実行します。

 

目的
作業手順
ビットマップの測定単位を選択する
[単位]リスト ボックスから測定の単位を選択します。
ビットマップの寸法を指定する
[幅] ボックスと[高さ] ボックスに値を入力します。
ビットマップのサイズを元のサイズのパーセントで変更する
[幅 %] ボックスと [高さ %] ボックスに値を入力します。
ビットマップの縦横比を維持して歪曲を防ぐ
[縦横比の維持]チェック ボックスをオンにします。
ビットマップの解像度を指定する
[解像度] ボックスに値を入力します。
ハード ディスク上のファイル サイズを変えずに、オブジェクトの解像度を変更する
[サイズの維持] チェック ボックスをオンにします。

JPEG ビットマップのエクスポート用オプションをカスタマイズするには

上へ戻る
1 [Web にエクスポート] ダイアログ ボックスの [フォーマット] リスト ボックスから [JPEG] を選択します。
2 次の表のタスクを実行します。

 

目的
作業手順
ドキュメント画質を制御する
[設定] 領域で、[画質] リスト ボックスから画質オプションを選択するか、パーセントの値を入力します。
エンコーディング設定を選択する
[設定] 領域で、[サブフォーマット] リスト ボックスからオプションを選択します。
隣接するピクセル間のカラーの変化をぼかす
[設定] 領域の [ぼかし] ボックスに値を入力します。
一部の Web ブラウザで JPEG ファイルを徐々にロードして、ロードが完了する前にイメージの部分のみを表示する
[アドバンス設定] 領域の [画質の向上] チェック ボックスをオンにします。
最適なエンコード方法を使用して、JPEG ファイルのサイズを最小にします。
[アドバンス設定] 領域の [最適化] チェック ボックスをオンにします。

 

可能な操作
ドキュメントのカラー設定を適用する
[アドバンス設定] 領域の [ドキュメント カラー設定の使用] オプションをオンにします。
カラー校正設定をドキュメントに適用する
[アドバンス設定] 領域の [色校正設定の使用] オプションをオンにします。
CMYK にエクスポートする際に黒のオーバープリントをオンにする
[設定] 領域で、[黒をオーバープリント]チェック ボックスをオンにします。
マット カラーをオブジェクトのバックグラウンドに適用して、アンチエイリアス化したオブジェクトのエッジをブレンドする
[設定] 領域で、[マット] カラー ピッカーを開き、カラーを選択します。

Web 対応ビットマップをエクスポートするための表示画質オプションを指定するには

上へ戻る
[Web にエクスポート] ダイアログ ボックスから、次の表の 1 つまたは複数のタスクを実行します。

 

目的
作業手順
マット カラーをオブジェクトのバックグラウンドに適用して、アンチエイリアス化したオブジェクトのエッジをブレンドする
[設定] 領域で、[マット] カラー ピッカーを開き、カラーを選択します。
オブジェクトのエッジのスムーズ化
[アドバンス設定] 領域の [アンチエイリアス] チェック ボックスをオンにします。
一部の Web ブラウザでファイルを徐々にロードして、ロードが完了する前にイメージの部分のみを表示する
[アドバンス設定] 領域の [インターレース] チェック ボックスをオンにします。
このオプションは、JPEG ファイル形式には使用できません。

GIF またはパレット 8 ビット PNG ファイル形式にエクスポートするためのカラーの設定を指定するには

上へ戻る
[Web にエクスポート] ダイアログ ボックスから、次の表の 1 つまたは複数のタスクを実行します。

 

目的
作業手順
カラー モードを選択する
[設定] 領域で、カラー モード リスト ボックスからカラー モードを選択します。
このオプションは、GIF ファイル形式には使用できません。
カラー パレットを選択する
[設定] 領域の [カラー パレット] リスト ボックスからパレットを選択します。
ディザの設定と量を指定する
[設定] 領域の [ディザ] リスト ボックスからディザを選択するか、ボックスに値を入力します。ディザについて詳しくは、ディザ.を参照してください。
カラー プロファイルを埋め込む
[アドバンス設定] 領域の [カラー プロファイルの埋め込み] チェック ボックスをオンにします。
カラー パレットをロードする
[設定] 領域で、[カラー パレット] リスト ボックスの横の矢印をクリックして、[パレットをロード] をクリックします。
このオプションは、GIF ファイル形式には使用できません。
カラーをサンプリングしてカラー パレットに追加する
[設定] 領域で [スポイト] をクリックし、色を選択する描画ウィンドウをクリックします。[サンプル カラーをパレットに追加] ボタン をクリックします。
カラーを追加/変更する
カラー パレットのカラー ボックスをダブルクリックします。
表示する色数を選択する
[設定] 領域の [色数] リスト ボックスから値を選択します。
カラー パレットからカラーを削除する
[設定] 領域でカラー パレットのカラーをクリックしてから、[選択したカラーを削除] ボタンをクリックします。

*

また、イメージのカラーを選択して、それを透明にすると、パレットに基づくドキュメントに透明度を追加できます。詳しくは、透明なカラーとバックグラウンドのあるオブジェクトをエクスポートする.を参照してください。

このページはお役に立ちましたか? フィードバックの送信。


ヘルプに記載されている機能はフル バージョンの CorelDRAW Graphics Suite で利用できます。このバージョンの製品には一部利用できない機能があります。