既存のラテン語のテキストに日本語または中東の言語のテキストを挿入すると、アプリケーションは自動的にラテン語のテキストのフォントを照合し、対応する言語に利用可能なフォントがあるかどうかを確認します。ただし、挿入されたテキストが日本語または中東の言語に指定されたデフォルトのフォントになるように、フォント照会オプションを無効にできます。
CorelDRAW には複数言語でテキストをフォーマットするためのコントロールがあります。フォント、スタイル、およびサイズを変更できるテキストを欧文、アジア言語テキスト、または中東言語テキストに限定するには、スクリプト タイプを選択します。たとえば、英語と日本語のテキストが混在しているドキュメントで日本語テキストのフォント サイズのみを変更する場合は、アジア言語のスクリプト タイプを選択して、フォント サイズを変更します。このようにすると、新しいフォント サイズは日本語テキストにのみ適用され、英語テキストのフォント サイズは影響を受けません。また、中東言語などの双方向言語を使用する場合は、右から左に向かうテキスト フローを使用可能にすることができます。さらに、欧文とアジア言語または中東言語テキストを 1 つのテキスト オブジェクトに混在させて、2 つのワードの間隔を設定することもできます。
[スクリプト] リスト ボックスを使用できるのは、アジア系または中東系のオペレーティング システムを使用している場合や、オペレーティング システムに言語サポート機能がインストールされている場合のみです。
[文字の方向] オプションを使用して表示できるのは、中東系のオペレーティング システムを使用している場合、または中東系以外のオペレーティング システムに言語サポート機能をインストールしている場合のみです。
列内のテキスト フローの方向を変更することもできます。詳しくは、段組み内の双方向テキストの方向を変更するには.を参照してください。
言語のテキストの間隔は、標準の間隔に対する割合 (%) で指定します。たとえば、スペース文字 2 文字分に指定する場合は、「200」と入力します。
ヘルプに記載されている機能はフル バージョンの CorelDRAW Graphics Suite で利用できます。このバージョンの製品には一部利用できない機能があります。