Corel スクリプト
Corel スクリプトとは、単純なタスクを自動化するために Corel SCRIPT プログラミング言語を使用する短いプログラムのことです。たとえば、露光不足のイメージがいくつもある場合は、最初の写真を修整する手順を記録します。次に、その記録を残りの写真に対して再生して、すべての写真を同時に修整できます。
[レコーダ] インスペクタを使って記録を作成し、それを将来使用するためにスクリプトとして保存できます。また、[レコーダ] インスペクタを使用して、記録やスクリプトを開き、編集、再生できます。
キーボード、ツールバー、ツールボックス、メニュー、およびマウスのほとんどの操作を記録できます。記録を開始すると、操作はコマンド ステートメントに変換されて、コマンド リストに順番に表示されます。各コマンド ステートメントは、メニューの名前とそのメニュー内のコマンドの名前に基づく 1 つの単語になります。
一部の操作は、パラメータに変換されてコマンドに埋め込まれます。パラメータは記録されますが、コマンド リストには表示されません。たとえば、ペイント カラーを選択し、イメージにブラシ ストロークを適用する場合、選択したカラーはレコーダのコマンド リストには表示されず、ペイント ツール コマンドのパラメータとして記録されます。
Corel PHOTO-PAINT の次の操作とコマンドは記録できません。
将来の Corel PHOTO-PAINT セッションで記録を利用できるようにするには、記録をスクリプトとして保存する必要があります。作成したスクリプトは、いつでもロードして再生できます。
元に戻す操作のリストをスクリプトとして保存することもできます。たとえば、後で再現する予定がある効果の操作を記録しなかった場合は、元に戻すリストを使用して、この操作をスクリプトとして保存できます。元に戻すリストから作成されたスクリプトには、イメージに対して実行したすべての操作が含まれます。したがって、スクリプトを編集し、必要なコマンドを分離する必要があります。
新規コマンドを挿入したり、既存のコマンドを上書きしたりすることで、記録またはスクリプトを編集できます。 不要になったコマンドを削除することもできます。
記録またはスクリプトを再生すると、記録されたコマンドがアクティブなイメージに適用されます。記録は、現在の Corel PHOTO-PAINT セッションでのみ再生できます。記録を他の作業セッションで使用したい場合は、スクリプトとして保存する必要があります。記録またはスクリプトを再生する前に、記録されたコマンドを正しく実行するために必要なコンポーネントがアクティブなイメージに含まれていることを確認してください。たとえば、オブジェクトに固有のコマンドがスクリプトに含まれる場合、このスクリプトは、オブジェクトがないイメージに正しく適用されません。
記録またはスクリプトから 1 つのコマンドをイメージに適用できます。この機能は、特定のコマンドの結果を確認してから、記録またはスクリプト内の残りのコマンドをイメージに適用する場合に便利です。
1 つ以上のイメージに 1 つ以上のスクリプトを同時に適用できます。 この処理はバッチ処理と呼ばれます。この機能を使用すると、複数のイメージに共通する処理を実行できます。 イメージを 1 つずつ開いたり、スクリプトを 1 つずつ再生したりする必要はありません。バッチ処理の後のイメージは、同じファイル形式または異なるファイル形式に保存できます。
[レコーダ] インスペクタを表示するには
記録またはスクリプトを作成するには
をクリックします。
をクリックします。
をクリックします。
をクリックし、
記録内の最初の操作がドキュメントの保存コマンドである場合は、記録内の最初のコマンドに戻ることで、オリジナルのイメージを復元できます。
元に戻すリストをスクリプトとして保存するには
スクリプトを開くには
をクリックします。記録またはスクリプトにコマンドを挿入するには
をクリックします。記録またはスクリプト内のコマンドを置き換えるには
記録またはスクリプトからコマンドを削除するには
をクリックします。
スクリプトからコマンドを削除する場合は、変更を保存してからスクリプトを閉じる必要があります。
記録またはスクリプトを再生するには
をクリックします。
をクリックします。 
をクリックします。
をクリックします。 複数のイメージに対してスクリプトを再生するには
[完了時] リスト ボックスで [保存しない] を選択すると、オリジナルのイメージを上書きする前に、結果を確認できます。