スクリプトを記録/保存する

スクリプトは数多くの手順を伴う作業で特に役立ちます。Corel PaintShop Pro で実行できる操作のほとんどはスクリプト化できますが、次のガイドラインに注意してください。

スクリプトの記録を始める前に、記録する特定の操作を書き留める習慣をつけましょう。可能な限り効率的に操作することが理想です。

制限付きスクリプトと信頼済みスクリプト

Corel PaintShop Pro のスクリプトは、Python プログラム言語で作成されていますが、残念ながら悪意のあるスクリプトの作成や実行に利用されてしまう可能性もあります。このような潜在的な危険性に対処するため、Corel PaintShop Pro には、インストール時に 2 つの場所に自動的に作成される 2 つのフォルダーが用意されており、各フォルダーに、別モードのスクリプトファイルが含まれています。フォルダーは次のとおりです。

これらのフォルダーは、次のパスにあります。

スクリプトを初めて作成して保存するときは、...Documents\Corel PaintShop Pro\16.0 の適切なパスがスクリプトの保存先として示されます。次回からは、保存先として、最後に使用したフォルダーが示されます。

アプリケーションがスクリプトを検索するときに、制限付きスクリプトが信頼済みスクリプトの前に検索されます。

制限付きスクリプトに関する考慮事項を示します。

制限付きスクリプトで使用できないコマンド

いくつかのコマンドは、[制限付きスクリプト] フォルダーに格納されたスクリプトからは実行できません。以下の表にそれらのコマンドの一部を示します。これらのコマンドを含むスクリプトを実行する場合は、[信頼できるスクリプト] フォルダーにスクリプトを移動する必要があります。

 

[ファイル] [名前を付けて保存]
[ファイル] [コピーに名前を付けて保存]
[ファイル] [エクスポート] [GIF イメージのオプティマイザー]
[ファイル] [エクスポート] [PNG イメージのオプティマイザー]
[ファイル] [エクスポート] [JPEG イメージのオプティマイザー]
[ファイル] [環境設定] [ファイルの場所]
[ファイル] [閉じる]
[ファイル] [すべて閉じる]
[ファイル] [一括処理] [実行]
[ファイル] [一括処理] [名前の変更]
[ファイル] [エクスポート] [イメージマップ]
[ファイル] [エクスポート] [イメージスライス]
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編集ワークスペース 

 

[名前を付けて保存] ダイアログボックスで、[元に戻したコマンドの除去] チェックボックスをチェックします。
[名前を付けて保存] ダイアログボックスで、[マテリアルの保存] チェックボックスをチェックします。このチェックボックスのチェックを外した場合、スクリプト実行時には、スクリプトが記録されたときに使用されたマテリアルではなく、現在のマテリアルが指定されたツールで使用されます。このオプションは、ダイアログボックスのマテリアルの設定を使用して記録された操作ではなく、ツールを使用して記録された操作にのみ適用されます。
[名前を付けて保存] ダイアログボックスで、[ダイアログの位置の保存] チェックボックスをチェックします。スクリプトを他のユーザーと共有する場合は、このオプションの使用を控える必要があります。このチェックボックスを有効にすると、ダイアログボックスの位置が記録されるのに加えて、前後のプレビューエリアの表示/非表示、ダイアログボックスの最大化の有無、[画像のプレビュー] チェックボックスのオン/オフも記録されます。これらの設定はスクリプトの他のユーザーに任せることができます。
[名前を付けて保存] ダイアログボックスで、[説明] をクリックし、[作成者][著作権][説明] ボックスに情報を入力します。入力した情報は、スクリプトを編集する際に表示されます。

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