表現設定


Corel Painter では、さまざまな入力条件に基づいて、ブラシの効果をリアルタイムで調節できます。たとえば、ブラシの多くは、スタイラスの筆圧に応じて不透明度やサイズが変化します。これはデフォルトの設定です。[表現設定] では、ストロークの速度や方向などの条件に合わせて効果を変化させることができます。

[表現設定] は、[不透明度][テクスチャ][サイズ][角度][エアブラシ] ([密度][流量])、[シックペイント][インパスト]、[リキッドインク]、[ストロークのジッター]、[ブレンド] ([彩度][にじみ])、[カラー表現]、および [粒子] にリンクします。さらに、[表現設定] を使用する一部のブラシ コントロールでは、最小の設定を調整して、適用する表現の変化範囲を指定することができます。最小の設定は、[不透明度] など、特定の設定のパーセント表示を表し、効果を適用するには表現にリンクする必要があります。たとえば、[不透明度] パネルで [筆圧] の表現を選択し、[不透明度] スライダを 50%、[最小不透明度] スライダを 20% に設定した場合、スタイラスの筆圧を高くするほどブラシストロークの不透明度が高くなります。

[方向] は、方向コントローラの角度を調整します。表現を [方向] に設定した場合は、ブラシストロークを細く、または太くする角度を指定します。これは特に、カリグラフィ効果を得るときに便利です。

[サイズ][不透明度][角度][ストロークのジッター][カラー表現][カラー範囲] など、一部のブラシ コントロールは、オーディオ入力にもリンクできます。詳細は、オーディオ表現設定.を参照してください。

表現設定を選択するには

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1 以下のいずれかの [ブラシコントロール] パネルを開きます。[不透明度][テクスチャ][サイズ][角度][エアブラシ] ([密度][流量])、[インパスト]、[リキッドインク]、[ストロークのジッター]、[ブレンド] ([彩度][にじみ])、[カラー表現]、またはいずれかの [粒子] または [シックペイント] パネル。
2 以下の表を参考にして操作を行います。

 

目的
操作内容
表現設定を無効にする
[表現設定] リスト ボックスで [なし] を選択します。
ドラッグ速度に基づいてブラシストロークを調整する
[表現設定] リスト ボックスで [速度] を選択します。ドラッグする速度が速いほどブラシの特性の値は小さくなり、遅いほど大きくなります。
ストロークの方向に基づいて、選択したブラシストロークを調整する
[表現設定] リスト ボックスで [方向] を選択し、[方向] スライダを移動します。
筆圧に基づいてブラシストロークを調整する
[表現設定] リスト ボックスで [筆圧] を選択します。筆圧を上げると、その特性の値も増加します。
エアブラシのスタイラス (特に Intuos エアブラシのスタイラス) に取り付けられているホイール設定に基づいて、ブラシの特性を調節する
[表現] リスト ボックスから [ホイール] を選択します。ホイールを完全に前方に動かすと最大になり、ホイールを完全に後方に動かすと最小になります。
スタイラスのタブレットに対する角度に基づいて、ブラシストロークを調整する
[表現設定] リスト ボックスで [傾き] を選択します。たとえば、スタイラスがタブレットに対して垂直になっているときには、傾きが 0 になります。
スタイラスの先が指している方向に基づいて、ブラシの特性を調節する
[表現設定] リスト ボックスで [ベアリング] を選択します。
360 度のバレル回転感度をサポートしている、先端が平らなスタイラスを回転させた際のブラシストロークを調整する
[表現設定] リスト ボックスで [回転] を選択します。
クローン ソースの明るさに従ってブラシストロークを調整する
[表現設定] リスト ボックスで [ソース] を選択します。ソース イメージが明るく、白に近づくほど、そのブラシの特性の設定値も増加し、より太いストロークが作成されます。
ブラシストロークをランダムに調整する
[表現設定] リスト ボックスで [ランダム] を選択します。
表現設定の効果を反転する
[反転] ボタン をクリックします。

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スタイラスによっては、傾き、回転、ベアリングの情報を伝達しない機種もあります。

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