エアブラシ

Corel Painter のレンダリング処理によるエアブラシは非常にリアルで、本物のエアブラシのような感覚で使用できます。レンダリング処理ブラシについて詳しくは、一般コントロール: 描点の種類.を参照してください。

Corel Painter のエアブラシに慣れるには、実際に使ってみるのが一番です。さまざまなバリアントを選択してキャンバス上にペイントしてみてください。レンダリング処理タイプのエアブラシであれば、色、パターン、エアブラシのバリエーションなどを使用してペイントできます。バリエーションには、毛のような線を吹き付けるものもあり、キャンバス上の色に吹き付けて位置をずらす、エアブラシのエアだけのようなものもあります。

[ベアリング][液量] の設定が、どのように連動してリアルなエアブラシの効果を生み出しているかを確認するには、[エアブラシ] カテゴリの [細目スプレー] バリアントを使用してみてください。

エアブラシの各コントロールについて詳しくは、エアブラシ コントロール.を参照してください。

古いバージョンのデジタル エアブラシは、キャンバス上に淡いドットで描画していました。デフォルトのブラシライブラリにある [デジタルエアブラシ] バリアントはこのタイプです。このバリアントは、以前のバージョンの Corel Painter では、「厚塗りストローク」 と呼ばれていました。このエアブラシを使用すると、円の内側に薄くドットが描画されます。その広がりかたは、懐中電灯で垂直に照らしたときの状態に相当します。スタイラス ペンの「傾き」、「ベアリング」、「筆圧」がどうであれ、描かれる形は常に円形です。インク流量 (液量) の調節は、[不透明度] の設定で代替します。

古いバージョンのエアブラシでは、懐中電灯が常に垂直位置にあるような円形の中に、ドットを淡く吹き付けていました。

現バージョンのエアブラシは、スタイラス ペンからの入力による制御に、吹き付け仰角 (傾き)、吹き付け方向 (方向)、インク流量 (ホイール設定) が反応するので、本物のように扱えます。たとえば、スタイラス ペンを傾けると、傾きの量を反映して塗料が吹き付けられる領域が変化します。ここでも懐中電灯の光の当たり方で説明しますと、懐中電灯の光は角度が垂直でなくなると、光が当たる領域が円形ではなくなります。円錐形に広がる光の束が斜めに当たると、光の形は「円錐の断面」の形になるのです。Corel Painter のエアブラシも、スタイラス ペンの動きを反映して、さまざまな「円錐の断面」の形で描画します。

角度と傾きの状態によって、Corel Painter のエアブラシが描く円錐の断面の形状とサイズが決まります。

極端に傾けると、絵具がキャンバスの広い領域に広がります。スタイラス ペンから非常に離れた場所までが描画領域になるため、ブラシの動作が遅くなる可能性があります。


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