ブラシについて

Corel Painter には、実際のメディアを念頭に置いて設計された各種のブラシがプリセットされているため、ブラシがどのように動作するかを予測できます。

画材店であれば、ある通路に並んでいるブラシでは目的に合わない場合、別の通路で探します。同様に、Corel Painter では、ブラシ バリアントと呼ばれる個々のブラシがブラシ カテゴリ別に [ブラシライブラリ] パネルに保存されています。ブラシ バリアントはそのまま使ってもよいですし、目的に合わせて調節して使うこともできます。ブラシのサイズ、不透明度、粗さ (ブラシストロークのテクスチャに対する反応) などの項目だけを少し調節して使っているアーティストも多くいます。

ブラシバリアントを変更する場合、または完全に新しいブラシ バリアントを作成する場合は、ブラシコントロールを調整できます。詳しくは、ブラシ コントロールを使用してブラシを調整するまたはブラシ バリアントを保存および削除する.を参照してください。

Corel Painter のブラシのほとんどは、色、グラデーション、パターンなどで描画するものです。ただし、一部のブラシは既に画像にある色などに変更を加えるブラシです。たとえば、[水滴] ブラシ バリアント ([ブレンド] ブラシカテゴリ) は、エッジの目立たないブラシストロークで既に置いてある色を薄めて伸ばします。この種のブラシはキャンバスやレイヤーの空白部分で使っても何も起きません。

Corel Painter の Natural-Media ブラシの中には、「レンダリング」を行って、リアルでとぎれのない、輪郭が滑らかなブラシストロークで描画するブラシがいくつかあります。描画スピードも速く、ペンの動きに沿って描画するため、均一なストロークが描けます。これまでの、描点を連続して描画していくブラシとは全く違います。このブラシでは、いくら速く描いたブラシストロークでも描点が見えたり途切れることがありません。描点を使用するブラシでは不可能だったさまざまな描画が可能になっています。スタイラスの傾きやベアリングによるコントロールに適しているだけでなく、パターンやグラデーションを使用したストロークも可能です。詳細は、一般コントロール: 描点の種類.を参照してください。


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