イメージホースの仕組み

イメージホースは、ブラシの一種です。イメージホースを使用するには、まずホースから出すイメージを読み込む必要があります。イメージホース用のイメージデータは、「ノズル」という専用のファイルに入っています。ちょうど庭の水撒き用のホースにノズルをつないで水の流出量を調節するように、Corel Painter では、イメージホースにノズルを付けてホースから流れ出るイメージを調節します。

ノズル ファイルには、イメージ部品をいくつでも入れることができます。通常は、共通点のあるイメージ部品を何らかの規則に従って並べたデータにします。たとえば、サイズの小さいものから大きいものへ、角度を回転したものを回転の順序で並べる、というようにします。必ずしもこういう構成になっていないといけないというわけではありませんが、一定の順序に従ったデータの方がイメージホースからは扱いやすくなります。各イメージ部品は、必ずしも論理的に連続している必要はありませんが、連続したイメージ部品を使用した方が効果的に動作します。

ノズルの「索引」とは、ノズル ファイルの中の多数のイメージ部品から特定のイメージを選択するために使用する方法のことです。イメージホースでノズルのイメージ部品をどのような方法で選択するかは、[イメージホース] を変更して設定します。データに保存された順、ランダム、筆圧やストロークの方向などに合わせるなどの設定ができます。

Corel Painter がブラシの設定に従ってイメージを呼び出すために「索引」があるわけです。これがスタイラスからの入力データの変化で、使用されるイメージ部品を変化させるときの基準になります。入力データが大きいときほど、データの中で後ろにあるイメージ部品が使用されます。ノズルデータの中の並びはノズルフファイルを作成するときに決まります。

イメージは、ノズル ファイル内でコントロールします。描かれるイメージ部品のバラエティを増やすには、ノズル ファイルに入れるイメージ部品の数を増やします。ノズル ファイルのデザインと作成について詳しくは、イメージホース用のノズルの作成/読み込み/保存を参照してください。

イメージホースをさらに細かく制御する場合は、2 つの属性 (サイズの拡大と角度の変化など) が同時に変化する複雑なノズルを作成します。この場合、イメージのサイズと角度の制御には、それぞれ別の入力データを使用します。このようにして作成したノズルを、2 ランク ノズルといいます。

2 ランクのノズルは 2 方向の並びで変化します。この例では、ランク 1 は角度を変化させ、ランク 2 はサイズを変化させます。


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