CorelDRAW ヘルプ | ビットマップに特殊効果を適用する

ビットマップに特殊効果を適用する

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ビットマップには、3D 効果やアート効果など、さまざまな特殊効果を適用することができます。特殊効果は破壊的でない方法で適用されます。このため、いつでもイメージは元の状態を追加、編集、削除したり、いつでも元のイメージに戻すことができます。

左から右へ: [ノイズの追加] 効果、[ズーム] フェード効果、[ソラリゼーション]カラー変換効果、[エッジ検出] 等高線効果、[シャープ化] 効果。

左から右へ: 元のイメージ、[エンボス] 効果、[立体派] アートストローク効果、[モザイク] クリエイティブ効果、[歪曲] ピクセレート効果。

特殊効果は以下のカテゴリにまとめられています。

特殊効果のカテゴリ	説明
3D 効果	イメージに奥行きを付けます。この効果には、3-D 回転、ベベル効果 (Corel PHOTO-PAINT)、シリンダー、エンボス、ガラス (Corel PHOTO-PAINT)、ページカール、ピンチ/パンチ、球体、ボス（Corel PHOTO-PAINT）、ジグザグ（Corel PHOTO-PAINT）などがあります。
アートストローク	手描きのような効果を付けます。この効果には、木炭、コンテクレヨン、クレヨン、立体派、水遊び（Corel PHOTO-PAINT）、印象派、パレットナイフ、パステル、ペンとインク、点描派、スクラッチボード、スケッチパッド、水彩画、すかし模様、エンボス紙などがあります。
フェード	イメージをにじませて、動き、染み、段階的な変化をシミュレートします。この効果には、フェードの調整（Corel PHOTO-PAINT）、特定方向のスムーズ化、ガウスフェード、ギザギザ、ローパス、モーションフェード、放射状フェード、ボケぼかし (Corel PHOTO-PAINT)、スムーズ化、ソフト化、ズーム。
カメラ	各種のカメラレンズによる効果をシミュレートできます。この効果には、カラー化、拡散、レンズフレア (Corel PHOTO-PAINT)、照明効果 (Corel PHOTO-PAINT)、フォトフィルタ、セピア調、スポットフィルタ（Corel PHOTO-PAINT）、タイムマシンなどがあます。タイムマシン効果は、写真が過去に撮影されて当時の技法で現像されたとしたらどのように見えるかを再現します。
カラー変換	カラーの入れ替えや減色によって写真のような効果を付けます。この効果には、ビットプレーン、ハーフトーン、サイケデリック、ソラリゼーションなどがあります。
等高線	イメージのエッジを強調して目立たせます。この効果には、エッジ検出、エッジの検索、トレース等高線などがあります。
クリエイティブ	イメージにさまざまなテクスチャや図形を適用します。この効果には、クリスタル、編物、フレーム、ガラスブロック、モザイク、分散、曇りガラス、ステンドグラス、ビネット、たつ巻きなどがあります。
カスタム	さまざまな効果をイメージに適用することができます。たとえば、テクスチャやパターンをイメージに追加することができます (バンプマップ効果)。この効果には、バンドパス（Corel PHOTO-PAINT）、バンプマップ、ユーザー定義（Corel PHOTO-PAINT）などがあります。
歪曲	イメージの表面を歪ませます。この効果には、ブロック、置き換え,メッシュワープオフセット、ピクセレート、波、斜変形（Corel PHOTO-PAINT）、うず巻き、タイル、ウェットペイント、水中、風などがあります。
ノイズ	イメージのきめの細かさを修正します。この効果には、ノイズの調整（Corel PHOTO-PAINT）、ノイズの追加、3D ステレオノイズ（Corel PHOTO-PAINT）、最大、標準、最小、モアレの除去、ノイズの除去などがあります。
シャープ化	シャープ化の効果を追加して、エッジに焦点を当て目立たせます。この効果には、アンシャープ調整、特定方向のシャープ化、ハイパス、シャープ化、アンシャープマスクなどがあります。
テクスチャ	敷石、象皮、プラスチック、浮き彫りなどのさまざまな表面をシミュレートすることにより、テクスチャをイメージに追加できます。この効果には、レンガ（Corel PHOTO-PAINT）、泡 (Corel PHOTO-PAINT)、キャンバス（Corel PHOTO-PAINT）、敷石、象皮、エッチング、プラスチック、しっくい（Corel PHOTO-PAINT）、浮き彫り、網戸（Corel PHOTO-PAINT）、石、下地（Corel PHOTO-PAINT）などがあります。
プラグイン	CorelDRAWでサードパーティ製フィルタを使って、ビットマップに効果を適用できます。インストールされているプラグインは、[ビットマップ] メニューの一番下に表示されます。

このアプリケーションに用意されている特殊効果について詳しくは、特殊効果のカテゴリ.を参照してください。

効果をビットマップに適用すると、イメージ全体がその効果で覆われるように、CorelDRAW によってビットマップの周りに枠が自動的に追加されます。この自動拡張機能を無効にすると、効果はイメージのエッジで切り取られます。たとえば、ガウスフェード効果を長方形に適用すると、四隅が切り取られます。

自動拡張機能ありの場合のガウスフェード (左)、自動拡張機能なしの場合のガウスフェード (右)

枠のサイズをカスタム指定する場合は、自動拡張機能をオフにし、拡張後のビットマップサイズを手動で指定してください。

CorelDRAW にプラグインフィルタを追加すると、イメージの編集に使用できる機能や効果が増えます。プラグインフィルタは、必要に応じて追加や削除ができます。

特殊効果を適用するには

1 .

ビットマップを選択します。

2 .

[効果]をクリックし、特殊効果のカテゴリを選択して、適用する効果をクリックします。

3 .

特殊効果の設定を調整します。

このアプリケーションに用意されている特殊効果について詳しくは、特殊効果のカテゴリ.を参照してください。

特殊効果を使用する

1 .

特殊効果が適用されているビットマップを選択します。

2 .

[プロパティ] ドッキングウィンドウ ([ウィンドウ]

[ドッキングウィンドウ]

[プロパティ]) を開き、[FX] タブをクリックして次の表から操作を実行します。

目的	作業手順...
効果を表示または非表示にする	表示または非表示にしたい効果の [表示/非表示] アイコンをクリックします。
さらに効果を適用する	[効果の追加] ボタンをクリックしてメニューから効果を選択します。
適用された効果を編集する	効果を選択し、[編集] アイコンをクリックします。
適用された効果の順番を変更する	効果をクリックし、リストの新しい位置にドラッグします。
効果を削除する	効果を選択し、[削除] ボタンをクリックします。