シンボルを描画に挿入することができます。これにより、シンボル インスタンスが作成されます。ライブラリに保存されているシンボルの定義に影響を与えずに、シンボル インスタンスのサイズや位置などのプロパティを変更することができます。修正できるプロパティの全リストについて詳しくは、シンボル インスタンスを変更するを参照してください。シンボル インスタンスのプロパティを維持したまま、インスタンスをオブジェクトに戻すことができます。
複数の描画間でシンボルを共有できます。シンボルをクリップボードにコピーしても、元のシンボルはライブラリに残ります。シンボル インスタンスをクリップボードにコピーしたり、クリップボードから貼り付けたりすることもできます。シンボル インスタンスを貼り付けると、シンボルはライブラリに配置され、同時にシンボル インスタンスは描画に配置されます。その後の貼り付けでは、シンボルをライブラリに追加することなく、シンボルの別のインスタンスが描画に配置されます。修正されたシンボル インスタンスが描画内に貼り付けられると、新しいインスタンスは元のインスタンスのプロパティを継承し、ライブラリ内の新しいシンボル定義は元のシンボルのプロパティを継承します。シンボル インスタンスは、他のオブジェクトと同じようにコピーされ、貼り付けられます。詳しくは、オブジェクトをコピー/複製/削除する.を参照してください。
また、シンボルを外部ライブラリにエクスポートして、複数の描画間で共有できます。詳しくは、シンボル コレクションおよびライブラリ.を参照してください。
シンボル インスタンスを挿入するには |
1 . | [オブジェクト] [シンボル] [シンボル] をクリックして、[シンボル マネージャ] ドッキング ウィンドウを開きます。 |
シンボルを自動でスケールして、現在の描画スケールに合わせる場合、[オプション] ボタン をクリックして、[世界の単位にスケール] がオンになっていることを確認します。 |
2 . | リストからシンボルを右クリックし、[シンボルの挿入] ボタンをクリックします。 |
特殊文字の操作について詳しくは、グラフィックを埋め込む.を参照してください。
[シンボル] ドッキング ウィンドウから、シンボルを描画ウィンドウにドラッグして、シンボル インスタンスを挿入することもできます。
シンボル インスタンスを変更するには |
1 . | シンボル インスタンスを選択します。 |
2 . | 必要な変更を加えます。 |
シンボル インスタンスのプロパティには、修正できないものがあります。修正できるプロパティのリストについて詳しくは、シンボル インスタンスを変更する.を参照してください。他のプロパティを修正するには、シンボル インスタンスをオブジェクトに戻すか、シンボル自体を修正します。 |
シンボルが複数のオブジェクトを含む場合、シンボル インスタンスのすべてのオブジェクトはグループのように扱われます。シンボル インスタンスの個々のオブジェクトを修正することはできません。
シンボル インスタンスを選択すると、プロパティ バーを使用して、オブジェクトのさまざまなプロパティを修正できます。
シンボル インスタンスを 1 つまたは複数のオブジェクトに変換するには |
1 . | シンボル インスタンスを選択します。 |
2 . | [オブジェクト] [シンボル] [オブジェクトに復帰] をクリックします。 |
[シンボル] ドッキング ウィンドウ内のシンボルはそのまま残ります。
シンボル インスタンスを右クリックし、[オブジェクトに復帰] をクリックして、シンボル インスタンスをオブジェクトに戻すこともできます。
描画間でシンボルを共有するには |
ソース ドキュメントを開きます。[シンボル] ドッキング ウィンドウで、リストから 1 つまたは複数のシンボルを選択し、右クリックして、[コピー] をクリックします。
|
|
ターゲット ドキュメントを開きます。[シンボル] ドッキング ウィンドウで、右クリックし、[貼り付け] をクリックします。
|
最初に貼り付けたシンボルの名前は「Symbol1」になります。
その後のコピーの名前では、「Symbol2」、「Symbol3」のように番号が増加します。
シンボル インスタンスを削除するには |
1 . | シンボル インスタンスを選択します。 |
2 . | Delete キーを押します。 |
[シンボル] ドッキング ウィンドウ内のシンボルはそのまま残ります。
ヘルプに記載されている機能はフル バージョンの CorelDRAW Graphics Suite 2019 で利用できます。このバージョンの製品には一部利用できない機能があります。