描画を保存する

---

デフォルトでは、描画は CorelDRAW ファイル形式 (CDR) で保存され、最新バージョンのアプリケーションと互換性があります。旧バージョンの CorelDRAW Graphics Suite との互換性がある描画を保存し、保存オプションを指定することもできます。このオプションは、以前のバージョンでサポートされていない、新しいテキスト、塗りつぶし、輪郭、および透明度機能がファイルに含まれている場合に役立ちます。

描画は他のベクトル ファイル形式でも保存できます。別のアプリケーションで描画を使用する場合は、そのアプリケーションが対応しているファイル形式で保存する必要があります。ファイルを他の形式で保存する方法について詳しくは、を参照してください。ファイルをエクスポートする.

描画を保存するときは、使用したフォントを埋め込んでファイルの共有を容易にすることができます。デフォルトでは、CorelDRAW は使用したすべてのフォントを埋め込みます。ただし、アジア言語のフォントと埋め込み許可のないフォントは埋め込みません。

CorelDRAW では、描画を保存するときに参照情報を追加して、後で描画の検索や整理を簡単に行えます。題名、主題、評価などのタグ (プロパティとしても知られる) を付加することができます。

選択したオブジェクトを描画に保存することもできます。大きな描画の場合は、選択したオブジェクトのみを保存すれば、ファイルのサイズが小さくなり、描画をロードする時間が短くなります。

ファイルを保存する場合に保存のアドバンス オプションを使用すると、ビットマップ、テクスチャ、およびブレンド、押し出しなどのベクトル効果を描画とともに保存する方法を制御できます。

また描画をテンプレートとして保存して、同じプロパティを持つ他の描画を作成することができます。描画をテンプレートとして保存する方法について詳しくは、テンプレート.を参照してください。

描画を保存するには

 

可能な操作
選択したオブジェクトだけを保存する	[選択した要素のみを保存] チェックボックスをオンにします。 描画に選択したオブジェクトがある場合のみ、このオプションは使用できます。
フォントの埋め込み	[フォントの埋め込み] チェック ボックスをオンにします。 以前のバージョンの CorelDRAW に描画を保存する場合、このチェック ボックスは利用できません。
参照情報を追加する	次のいずれかの操作を行います。 • 対応するボックスに、題名と主題を入力します。 • ファイルに評価を割り当てます。

有効期限が切れた CorelDRAW のトライアル版を使用している場合は、描画を保存することはできません。

描画を前のバージョンの CorelDRAW に保存すると、前のバージョンのアプリケーションにはなかった効果が失われる可能性があります。

また、[ファイル] [保存] をクリックして描画を保存することもできます。

旧バージョンの CorelDRAW と互換性のある描画を保存するには

 

可能な操作
保存設定を指定する	[CorelDRAW] メニュー [環境設定] [CorelDRAW] をクリックします。[保存] をクリックし、次のいずれかのオプションを選択します。 • 外観の維持 (編集の制限に適している) • 編集可能性の維持 (外観を変更する場合)
以前のバージョンに保存する場合、プロンプトの表示を無効にする	[CorelDRAW] メニュー [環境設定] [CorelDRAW] をクリックします。[保存] をクリックし、[保存時にメッセージを表示] チェックボックスをオフにします。

ヘルプに記載されている機能はフル バージョンの CorelDRAW Graphics Suite 2021 で利用できます。このバージョンの製品には一部利用できない機能があります。