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マクロを使って反復的なタスクを自動化すると、時間を節約できます。マクロを使って操作のシーケンスを指定できるので、その操作を後で簡単に繰り返すことができます。
マクロを使い場合、プログラミングの経験は不要です — 実際、メイン アプリケーション ウィンドウ内でマクロを操作するための基本的なツールを使用できます。ただし、マクロをさらにコントロールしたい場合には、次の内蔵プログラミング環境を使用できます。
VBA と VSTA の相違点に関する詳しい情報は、CorelDRAW コミュニティ Web サイトの開発者エリアにあるプログラミング ガイドを参照してください。
マクロを使い始める
VBA および VSTA のマクロ機能は、デフォルトでこのソフトウェアと共にインストールされますが、必要に応じてこれらの機能を手動でインストールできます。VBA 機能のオプションを指定できます。
CorelDRAWで VSTA のマクロ機能を使用するには、Microsoft Visual Studio 2012 以降をインストールしておく必要があります。VSTA エディタを使用するには、まず Microsoft Visual Studio 2012、2013、2015、Community、Professional、Premium、Ultimate、または Enterprise のいずれかのエディションをインストールする必要があります。次に microsoft.com から Microsoft Visual Studio Tools for Applications 2015 を再インストールします。
CorelDRAW Graphics Suite をインストールした後に Microsoft Visual Studio をインストールした場合、CorelDRAW Graphics Suite インストールを修正して、VSTA マクロ機能を再インストールする必要があります。詳しくは、マクロ機能を手動でインストールするには.を参照してください。
マクロ機能には、メイン アプリケーション ウィンドウでマクロを操作するツールがいくつか用意されています。
マクロを作成する
マクロはモジュール (「コード モジュール」とも呼ばれます) に保存され、このモジュールはマクロ プロジェクトに保存されます。[マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウでは、マクロ プロジェクト、モジュール、および実際に使用するマクロのすべてを表示し、管理できます。
[マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウを使用して、Global Macro Storage (GMS) ファイルまたは Corel VSTA プロジェクト (CGSaddon) の形式でマクロ プロジェクトを作成できます。これらのファイルを使用は、マクロ プロジェクトのコンポーネントを包含して他のユーザーと共有する最適な方法です。[マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウを使用すると、作成するマクロ プロジェクトを開いたり (または「ロード」したり) 、ソフトウェアとともにインストールするマクロ プロジェクトや、ユーザーが作り変えられるマクロ プロジェクトを開くことができます。また、[マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウを使ってマクロ プロジェクトの名前を変更したり、GMS ベースおよび VSTA のマクロ プロジェクトをコピーし、閉じる (または「アンロード」する) ことができます。
一部のマクロ プロジェクトはロックされており、変更できません。
ドキュメントを作成すると、そのドキュメントのマクロ プロジェクトは [マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウに自動的に追加されます。マクロはドキュメントのマクロ プロジェクト内に保存できますが (たとえば、オールインワン テンプレートを作成するためなど)、GMS ファイルを使用してマクロ プロジェクトを保存することをお勧めします。
各マクロ プロジェクトには少なくともモジュールが 1 つ含まれます。[マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウを使用してモジュールを VBA ベースのマクロ プロジェクトに追加するか、編集するために既存のモジュールを開くことができます。[マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウを使用して、VBA モジュールの名前を変更したり、削除することができます。
一部のモジュールでは、編集機能が無効になっています。
さらに、[マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウを使用すると、利用可能なモジュール内にマクロを作成できます。マクロを作成するにはプログラミングの経験は必要ありません。ただし、プログラミング経験をお持ちであり、VBA を編集したい場合は、マクロ エディタを使うと、それを行うことができます。[マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウを使用して、VBA マクロの名前を変更したり、削除することができます。
マクロを記録する
マクロを記録し、後で使用するために保存できます。
また、2、3 回だけ繰り返す必要がある操作には、テンポラリ マクロを記録することもできます。テンポラリ マクロは、新しいテンポラリ マクロが記録されるまで使用できます。
一部のマクロ プロジェクトでは、記録機能が無効になっています。
記録する必要がある操作とこれを記録する順序を正確に把握してから、マクロを記録してください。記録を開始すると、マクロ レコーダーはユーザーが描画に加えたあらゆる変更を捕捉します。たとえば、図形を作成し、その図形のサイズを変更し、さらにカラーを変更した場合、マクロは変更をすべて記録します。変更の追加が終わったら、マクロの記録を停止する必要があります。
マクロを再生する
マクロを再生すると、そのマクロに関連付けられたアクションを実行できます。
また、テンポラリ マクロも再生できます。
マクロについてさらに学習する
CorelDRAW コミュニティ Web サイトの開発者エリアには、便利なリソースが豊富に用意されています: プログラミング ガイド、コード サンプル付きの詳細なオブジェクト モデル参照ドキュメント、オブジェクト モデル図、詳細なプログラミング記事とチュートリアルなどがあります。
オブジェクト モデル参照ドキュメントは API ドキュメントとも呼ばれ、アプリケーション内で自動化できるあらゆる機能と関数に関するヘルプが含まれます。(これらの機能や関数は集合的に「オブジェクト モデル」と呼ばれます)。マクロ エディタから簡単に関連するドキュメントにアクセスできます。
オブジェクト モデル図は、CorelDRAW、Corel PHOTO-PAINT、および Corel DESIGNER で自動化できる機能や関数を階層的に表したものです。
VBA とそのプログラミング環境の詳細については、マクロ エディタの [ヘルプ] メニューから Microsoft Visual Basic ヘルプを開き、参照してください。
VSTA とそのプログラミング環境の詳細については、VSTA エディタの [ヘルプ] メニューを参照してください。
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インストール ウィザードの [機能] ページで、[ユーティリティ] リスト ボックスの次のチェック ボックスを有効します。 |
VBA および VSTA のマクロ機能は、デフォルトでこのソフトウェアと共にインストールされます。
1 . |
[ツール] [オプション] をクリックします。 |
3 . |
[セキュリティ] 領域で、[セキュリティ オプション]をクリックして、不正なマクロが実行されるリスクを管理する方法を指定します。 |
4 . |
[セキュリティ] ダイアログ ボックスの [セキュリティ レベル] ページで、次のチェック ボックスのいずれかをオンにします。 |
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最高 - 信頼された場所にインストールされたマクロのみ実行できます。その他の署名付き/署名なしのマクロはすべて無効になります。 |
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高 - 信頼されたソースの署名付きマクロのみ実行できます。署名のないマクロは自動的に無効になります。 |
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中 - 害を及ぼす可能性のあるマクロも含めて、実行するマクロを選択できます。 |
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低 (推奨しません) - 潜在的リスクのあるマクロも含め、すべて実行できます。ウィルス スキャンのソフトウェアがインストールされている場合、あるいは開く文書の安全性を確認できる場合は、この設定をオンにしてください。 |
5 . |
[セキュリティ] ダイアログ ボックスの [信頼できる発行元] ページで、どのマクロ発行元が信頼できるか確認します。[表示] をクリックして選択したマクロ発行元の詳細を表示するか、[削除] をクリックしてリストから選択したマクロ発行元を削除します。 |
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リストの [Visual Studio Tools for Applications] をクリックし、[新規作成] をクリックしてから [新規マクロ プロジェクト] をクリックします。 |
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リストの [Visual Basic アプリケーション] をクリックし、[新規作成] をクリックしてから [新規マクロ プロジェクト] をクリックします。 |
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リストの [Visual Studio Tools for Applications] をクリックし、[ロード] をクリックしてからプロジェクトを選択します。 |
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リストの [Visual Basic アプリケーション] をクリックし、[ロード] をクリックしてからプロジェクトを選択します。 |
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リストのプロジェクトを右クリックして [コピー] をクリックし、プロジェクトのコピー先の場所を選びます。
注意:ドキュメント ベースのマクロ プロジェクトはコピーできません。このようなプロジェクトはドキュメント内に保存されており、そのドキュメントから分離して管理することはできません。
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[簡略モード] ボタン をクリックします。
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リストのモジュールを右クリックし、[名前の変更] をクリックします。
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リストのマクロ プロジェクトを右クリックして、[マクロ プロジェクトのアンロード] をクリックします。
注意:ドキュメント ベースのマクロ プロジェクトが保存されているドキュメントを閉じると、そのマクロ プロジェクトを閉じることができます。
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一部のマクロ プロジェクトはロックされており、変更できません。
一部のマクロ プロジェクトはロックされており、変更できません。
1 . |
[ツール] [マクロ] [記録の開始] をクリックします。 |
3 . |
[説明] ボックスにマクロの説明を入力して、[OK] をクリックします。 |
利用できるマクロ プロジェクトがすべてロックされている場合は、マクロを記録できません。
必ずしもすべてのアクションが記録できるわけではありません — 一部のものは複雑さのために記録できません (ただし、そのようなアクションの多くはマクロ エディタで手動によりコード化できます)。アクションが記録できない場合には、マクロ コードにコメントが記述されますが (「このコマンドの記録はサポートされていません。」)、記録処理は停止させるまで続行されます。マクロ エディタでマクロを開くと、コードのコメントを参照できます。
デフォルトでは、マクロは GlobalMacros プロジェクトで記録されるので、他のドキュメントからもアクセスできます。ただし、記録用のデフォルトのマクロ プロジェクトを変更するには、[マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウで別のプロジェクトを右クリックして、[記録するプロジェクトとして設定] をクリックします。ロックされたマクロ プロジェクトは指定できません。
マクロの記録をキャンセルして、ここまでに記録されたコマンドを破棄するには、[ツール] [マクロ] [記録をキャンセル] をクリックします。
また、[マクロ] ツールバーまたは [マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウ ([ツール] [マクロ] [マクロ マネージャ]) を使用しても、マクロ記録の開始、一時停止、および停止を行うことができます。
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[編集] [元に戻すマネージャ] をクリックし、記録するアクションを実行してから、 [元に戻すマネージャ] ドッキング ウィンドウの [リストを VBA マクロに保存する] ボタン をクリックします。
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[ツール] [マクロ] [テンポラリ マクロの記録] をクリックします。 |
利用できるマクロ プロジェクトがすべてロックされている場合は、テンポラリ マクロを記録できません。
必ずしもすべての操作を記録できるわけではありません。
デフォルトでは、マクロは GlobalMacros プロジェクトで記録されるので、他のドキュメントからもアクセスできます。ただし、記録用のデフォルトのプロジェクトを変更するには、[マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウで別のプロジェクトを右クリックして、[記録するプロジェクトとして設定] をクリックします。(ロックされたマクロ プロジェクトは指定できません。)希望する場合は、それぞれを専用のマクロ プロジェクトに割り当てると、複数のテンポラリ記録を作成できます。
マクロの記録をキャンセルして、ここまでに記録されたコマンドを破棄するには、[ツール] [マクロ] [記録をキャンセル] をクリックします。
また、[マクロ] ツールバーまたは [マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウ ([ツール] [マクロ] [マクロ マネージャ]) を使用して、テンポラリ マクロの記録動作を一時停止または停止することもできます。
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[ツール] [マクロ] [マクロの実行] をクリックするか、[マクロ] ツールバーの [マクロの実行] ボタン をクリックします。[マクロの場所] リスト ボックスから、マクロが保存されているプロジェクトまたはファイルを選びます。[マクロ名] リストから、マクロを選択します。[実行] をクリックします。 |
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[マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウでリストのマクロをクリックし、[実行] ボタン をクリックします。 |
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[マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウで、リストのマクロを右クリックし、[実行] をクリックします。 |
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[ツール] [マクロ] [テンポラリ マクロの実行] をクリックします。 |
このオプションは、テンポラリ マクロを記録した後でのみオンになります。
複数のテンポラリ マクロを作成した場合は、実行したいテンポラリ マクロを含んだマクロ プロジェクトを指定する必要があります。[マクロ マネージャ] ドッキング ウィンドウでプロジェクトを右クリックし、[記録するプロジェクトとして設定] をクリックします。
2 . |
[ライブラリ] リスト ボックスから VGCore を選択します。 |
項目をクリックし、その後 F1 キーを押すことによって、マクロ エディタのコード ウィンドウに項目の情報を表示することもできます。
体験版、アカデミック、および OEM の各バージョンでは、利用できないコンポーネントがあります。 利用できないコンポーネントには、Corel アプリケーションや機能の一部、サードパーティ製のユーティリティ、追加コンテンツ ファイルなどがあります。
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