CorelDRAW では、空白ページ、テンプレート、または既存の描画から新しい描画を作成できます。空白ページでは、描画のすべての要素を自由に指定できます。テンプレートを使用すると、描画の作成を簡単に開始でき、多くのカスタマイズを自由に加えることができます。[新規ドキュメントの作成] ダイアログ ボックス ([ファイル]
[新規作成] または [ファイル]
[テンプレートから新規作成]) は、新たに描画を始めるための中心的な場所になります。[ドキュメントの設定] タブでは、ドキュメントの設定を指定するか、プリセットを選択して、空白の状態から描画を開始できます。[テンプレート] タブでは、テンプレートから描画を開始できます。
テンプレートから描画を開始する方法について詳しくは、テンプレートからドキュメントを開始するには.を参照してください。
空白ページから新しい描画を開始する場合、CorelDRAW では、ページ、ドキュメント、およびカラー マネージメントの設定を指定したり、プリセットを選択したりできます。プリセットには、ページのサイズと向き、主カラー モード、測定単位、および解像度の定義済み設定が含まれています。たとえば、[ソーシャル] カテゴリの [LinkedIn カバー] プリセットでは、ピクセル (インチではなく)、横向き、RGB カラー、LinkedIn カバー画像の寸法が設定として定義されています。CorelDRAW には、印刷、Web、デバイス固有、ソーシャル メディアなど、幅広いプリセットの選択肢があります。プリセットを参照/検索することができます。プリセットをより簡単に見つけられるように、カテゴリとページの種類で絞り込み、名前、日付、ページ サイズで並べ替えることができます。プリセットが作成する描画に適していない場合は、設定をカスタマイズして、今後使用するために保存できます。
既存の描画を基に新しい描画を作成する場合は、既存のオブジェクトやページ設定をそのまま使用できます。CorelDRAW では、CorelDRAW (CDR) 形式で保存された既存の描画を開いたり、Corel DESIGNER (DSF または DES)、Adobe Illustrator (AI)、Adobe Portable Document Format (PDF)、Encapsulated PostScript (EPS)、Computer Graphics Metafile (CGM) などのファイル形式で保存された描画やプロジェクトを開いたりすることができます。ただし、ファイルの種類やコンテンツによっては、開くことができないファイルもあります。このような場合は、開いた描画にファイルをオブジェクトとしてインポートする方法を試すことができます
開いている描画が CorelDRAW の以前のバージョンのもので、オペレーティング システムの言語とは異なる言語のテキストが含まれる場合、コード ページ設定を選択することにより、テキストを Unicode Standard に従って正しく変換できます。コード ページ設定を使用すると、キーワード、ファイル名、テキスト エントリなどのテキストを描画ウィンドウ外に、たとえば [オブジェクト] インスペクタに正しく表示できます。描画ウィンドウでテキストを正しく表示するには、エンコード設定を使用する必要があります。詳しくは、テキストを任意の言語で正しく表示する.を参照してください。
開いている描画に埋め込み ICC (International Color Consortium) プロファイルが含まれている場合は、埋め込みカラー プロファイルはドキュメントのカラー プロファイルを維持します。
ファイル名、タイトル、主題、作成者、キーワード、注記、ファイル内のテキスト、およびファイルに関連付けられたその他のプロパティなど、さまざまな条件を使用して描画を検索できます。コンテンツの参照や検索について詳しくは、クリップアートおよびその他のローカル アセットとネットワーク アセットを検索するを参照してください。
[主カラー モード] リスト ボックスからカラー モードを選択すると、選択するカラー モードはドキュメントのデフォルトのカラー モードになります。デフォルトのカラー モードは、ブレンドや透明などの効果で色が機能するやり方を左右します。描画に適用できるカラーの種類を制限しません。たとえば、カラー モードを RGB に設定しても、CMYK カラー パレットの色をドキュメントに適用できます。
主カラー モードは、ドキュメントをエクスポートするときのデフォルトのカラー モードも指定します。たとえば、RGB カラー モードを選択して、ドキュメントを JPEG としてエクスポートする場合は、カラー モードは自動的に RGB に設定されます。
[新規ドキュメントの作成] ダイアログ ボックスの [カラー設定] 領域に表示する設定は、[デフォルトのカラー マネージメント設定] ダイアログ ボックスで指定される設定に基づきます。
[新規ドキュメントの作成] ダイアログ ボックスを表示しないで前回使用した設定を使用して新しいドキュメントを作成する場合は、[このダイアログ再び表示しない] チェック ボックスをオンにします。
描画開始時に [新規ドキュメントの作成] ダイアログ ボックスが表示されるようにするには、[CorelDRAW] メニュー
[環境設定]
[CorelDRAW] をクリックし、[一般] をクリックして [新規ドキュメント ダイアログ ぼクスの表示] チェック ボックスをオンにします。
プリセットを削除するには、[プリセット] リスト ボックスからプリセット名を選択し、[プリセットの削除] ボタン をクリックします。
バージョン番号や圧縮率などのファイル情報を表示できます。たとえば、圧縮率 80 パーセントと表示された場合、ファイルのサイズが 80 パーセント削減されて保存されたことを示します。描画が最後にどのアプリケーションと言語で保存されたかを確認したり、描画に関連するキーワードと注記を表示したりすることもできます。
最近使用したファイルを開くには、[ファイル]
[最近使ったファイルを開く] をクリックし、ファイル名を選択します。最近使ったファイルのリストを消去するには、[ファイル]
[最近使ったファイルを開く]
[メニューを消去]をクリックします。
複数のファイルが開いている場合は、[ウィンドウ] の順にクリックし、描画ウィンドウに表示するファイルの名前をクリックして相互に操作をすることができます。
ヘルプに記載されている機能はフル バージョンの CorelDRAW Graphics Suite で利用できます。このバージョンの製品には一部利用できない機能があります。