マスクで覆って見えなくすることもできます。Corel Painter のデジタルな作業環境では、レイヤーマスクはイメージの合成などに威力を発揮します。レイヤー マスキングを使えば、レイヤーからコンテンツを恒久的に消去し、削除する代わりに、非破壊的な方法でレイヤーの領域を隠すことができます。
レイヤーマスクはアルファチャンネルに似ています。どちらも自分で作成し、編集できるグレースケール イメージですが、特徴と機能は異なっています。
[チャンネル] パネルでは、チャンネルとレイヤー マスクの両方にアクセスすることができます。チャンネルについて詳しくは、チャンネルを作成/コピーする.を参照してください。
まず、レイヤーを選択し、レイヤー マスクを作成します。ペイントによって表示されるエリアと隠されるエリアを定義したい場合には、ブランクのレイヤー マスクを作成します。また、選択したレイヤーの選択範囲または透明度に基づいてマスクを作成することもできます。マスクを白にすると、レイヤーのコンテンツは完全に表示されます。黒にすると、レイヤーのコンテンツは隠されます。マスク内のグレーの濃淡は、レイヤー内の透明度を表します。より暗いグレーの領域は、明るいグレーの領域よりも、透明度が高くなります。
次に、[レイヤー] パネルでレイヤー マスクを選択し、互換性のあるブラシを選択します。シック ペイント、リキッド インク、水彩、リアル水彩、選択範囲、消しゴム、およびインパスト カテゴリのブラシなどのバリアントは、レイヤー マスクでは使用できません。サイズ、不透明度、描点タイプ、硬度、および表現といったブラシの属性はこの時点で設定することができます。または後ほど、ペイントする際に調整することもできます。また、塗潰しツールまたはインタラクティブ グラデーション ツールを使用すれば、それぞれ、領域をすばやく塗潰すこと、または、純粋な黒と純粋な白の間にソフトなグラデーションを作成することもできます。
最後に、書類ウィンドウでペイントを開始します。レイヤーの領域を隠すには、純粋な黒を不透明度最大でペイントします。レイヤーの領域を表示し、詳細が現れるようにするには、純粋な白でペイントします。グレーでペイントすると、中程度の透明度になります。グレーの濃淡を明るくするほど、レイヤーの領域の透明度は下がります。グレーを暗くするほど、領域の透明度は上がります。グレーの濃淡をコントロールするには、ブラシの不透明度を調整します。ブラシには純粋な黒をロードするので、ブラシの不透明度を変更すると、グレーの濃淡が変化します。ペイントする色を黒、白、およびグレーの間で切り替えれば、レイヤー マスクを微調整して、適切なバランスを見つけることができます。
以下の表には、レイヤー マスクを作成するための主要な手順の詳細を説明するヘルプ トピックへのリンクが記載されています。