Corel Painter では、[サイズ] ブラシ コントロールによってブラシストロークの太さが変化します。
[サイズ] はブラシの描点の大きさ設定です。この設定によってブラシストロークの幅が変化します。スタンプ ベースのブラシでは、サイズを変更すると描点の間に隙間ができてしまうことがあります。その場合、[間隔] を調節して隙間をなくします。
ブラシのサイズは画面上で動的に調整できます。プロパティ バーの [サイズ] スライダとフライアウトを使用するか、[サイズ] ライブラリからプリセットを選択します。アプリケーションで利用可能な描点サイズのコレクションが用意されています。また、カスタムのプリセットを作成することもできます。Corel Painter では、[サイズ ライブラリ] パネルに、プリセットを管理するためのオプションがあります。たとえば、プリセットを非表示にする、削除する、名前を変更すること、またはプリセットにカスタムのアイコンを割り当てることができます。[サイズ ライブラリ] の外観の変更とデフォルト設定の復元について詳しくは、メディア パネルの表示を変更するおよびライブラリをデフォルトに戻す.を参照してください。
[表現設定] を使えば、手の動きの変化にも反応するブラシになります。詳しくは、表現設定.を参照してください。さらに、最小の設定を調整して、適用する表現の変化範囲を指定することができます。[最小サイズ] 設定は [テクスチャ] のパーセント表示を表し、効果を適用するには表現にリンクする必要があります。たとえば、[サイズ] パネルで [筆圧] の表現を選択し、[サイズ] スライダを 40%、[最小サイズ] スライダを 50% に設定した場合、ストロークの描画中に筆圧をかけるたびに、ストロークのサイズが 20 ~ 40%の範囲で変化します。[最小サイズ] コントロールを使用すると、驚くほどリアルなブラシストロークを作成できます。筆圧を弱めるとストロークが細くなり、強くかけると太くなります。
ストロークの最大サイズと最小サイズは、[表現設定] の筆圧や速度でコントロールすることができます。小さな黒い円はストロークの最小サイズ、グレーの円はストロークの最大サイズを示します。
[サイズのジッター] コントロールを使用すると、ブラシストロークのサイズをさらに変化させることができます。これにより、ブラシストロークの反応がよくなり、より自然な表示が得られます。また、より有機的に見せるために、[滑らかさ] スライダを使用して、サイズの変化を滑らかにすることもできます。
油彩のリアル丸筆のブラシストローク: [サイズのジッター] なし (左) と [サイズのジッター] あり (右)
[サイズのジッター] が適用されたブラシストローク: ジッターの滑らかさなし (上) とジッターの滑らかさあり (下)
[オーディオ表現設定] を使用すると、マイクからのオーディオ入力、またはストリーミング ミュージックなどの内部オーディオにブラシ サイズをリンクできます。ブラシストロークは、オーディオ信号の強さが変化するとともに太くなったり細くなったりします。
[サイズ刻み] は、ストロークの太さの変化 (推移) を調節します。
[サイズ刻み] が 1% (上) と 100% (下) のブラシストローク
また、[サイズ] パネルには、プロパティ バーの[サイズ] フライアウト ボタン をクリックするか、[サイズ パネル] ボタン
をクリックしてアクセスすることもできます。
また、[サイズ ライブラリ] パネルには、プロパティ バーの [サイズ] フライアウト ボタン をクリックするか、[サイズ ライブラリ] ボタン
をクリックしてアクセスすることもできます。
ブラシのサイズを画面上で動的に設定することもできます。詳細は、画面上のブラシ属性を設定するには.を参照してください。
[サイズのジッター] を調節するときには、[最小サイズ] スライドを 100% に設定しないでください。[最小サイズ] を 100% に設定すると、[サイズのジッター] が発生しなくなります。
プロパティ バーでブラシのサイズを変更することもできます。[サイズ] スライダ を調整するか、[サイズ] ボックスに値を入力します。