フェード特殊効果によってイメージのピクセルを変更して、エッジのソフト化、エッジのスムーズ化、エッジのブレンド、モーション効果の作成を行います。
フェードの調整効果 ([効果]
[フェード]
[フェードの調整]) では、サムネールで表される 4 つのフェード効果をイメージに適用できます。編集しながらフェード効果を調節して、フォーカスをソフトまたはシャープにしたイメージをプレビューできます。[フェードの調整]フィルタでは、イメージの画質を向上して視覚的な効果を作成できます。
特定方向のスムーズ化効果 ([効果]
[フェード]
[特定方向のスムーズ化]) は、エッジの細部とテクスチャを保ったままで、イメージ内の徐々に変化する部分をスムーズにします。このフィルタでは、焦点を歪めずにイメージのエッジや表面をわずかにぼかすことができます。
フェード効果 ([オブジェクト]
[フェード]) は、オブジェクトのエッジに向けて透明度を徐々に高め、オブジェクトをバックグラウンドにすっかり溶け込ませます。フェードを適用するときは、フェード幅と透明グラデーションの種類 (エッジの種類) を選択できます。エッジの透明度は、フェード部分の始まりから終わりまでを均等な増分で変化させることも (線形エッジ)、フェードのかかるエッジの始まりは増分を小さくして、中間部で増分を増やし、また終わりで増分を小さくすることもできます (曲線エッジ)。
ガウス フェード効果 ([効果]
[フェード]
[ガウス フェード]) は、ガウス分布に基づいてイメージの焦点をフェードさせながら、かすみのような効果を生み出します。ベル型の曲線に基づいて、ピクセル情報が外向きに拡散されます。この効果により、シャープなエッジを持つビットマップの画質が向上する可能性があります。[半径] スライダを調節して、効果の強さを調整します。ガウス フェード効果では、パレットおよびモノクロを除くすべてのカラー モードがサポートされています。
ギザギザ効果 ([効果]
[フェード]
[ギザギザ]) は、イメージ内のカラーを分散させて、歪みを最小に抑えながらソフトなフェード効果を適用します。ライン アートやコントラストが強いイメージに見られるギザギザのエッジを除去するのに効果的です。[ギザギザ]効果は、プリセットのレンズの種類としても使用できます。
ロー パス効果 ([効果]
[フェード]
[ロー パス]) は、イメージから鮮明なエッジと細部を除去して、なめらかなグラデーションと低密度の領域を残します。設定値が高いほど細部が除去されます。
モーション フェード効果 ([効果]
[フェード]
[モーション フェード]) は、動きのあるイメージを作成します。移動方向を指定することができます。
放射状フェード効果 ([効果]
[フェード]
[放射状フェード]) は、指定した中心点を回りながらフェードする効果、または指定した中心点から放射状にフェードする効果をイメージに適用します。
ボケぼかし効果 ([効果]
[フェード]
[ボケぼかし]) では、編集領域外に適用されたぼかしの量を制御したり、フォーカス エリアとぼかし領域の境界を調整したりできます。詳しくは、ボケぼかし効果.を参照してください。
スマート フェード効果 ([効果]
[ぼかし]
[スマート フェード]) は、望ましくないアーチファクトやノイズをイメージから除去します。
スムーズ化効果 ([効果]
[フェード]
[スムーズ化]) は、隣接するピクセルの差を小さくし、細部を失うことなくイメージをスムーズにします。特に、パレット モードのイメージを、RGB モードに変換する際に生成されるディザを除去するのに便利です。[スムーズ化]効果の方が[ソフト化]効果よりはっきりした効果が現れます。スムーズ化効果は、プリセットのレンズの一種としても使用できます。
ソフト化効果 ([効果]
[フェード]
[ソフト化]) は、イメージの細部を失わずに、目立つエッジをなめらかにします。[スムーズ化]効果と[ソフト化]効果の違いは微妙であり、イメージを高解像度で表示するとはっきりします。[ソフト化]効果は、プリセットのレンズの種類としても使用できます。
ズーム効果 ([効果]
[フェード]
[ズーム]) は、中心点から外側に向けてイメージのピクセルをフェードします。中心点に近いピクセルほど、フェードの程度は小さくなります。
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