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Corel Painter の今回のバージョンで導入された新機能

新機能!厚塗りペイント 上へ戻る

デジタル アーティストたちにあらゆるペイント プログラムの中で Corel Painter が突出している点を尋ねると、いつも 1 つの答えが返ってきます。それは、古典的なアートの手法と伝統的な技術を最先端のナチュラル メディア技術に簡単に融合させることができることです。今回もこの伝統が引き継がれた Corel Painter 2018 では、驚くべき精度で厚塗りの見た目と雰囲気を模倣したシック ペイントが導入されました。

シック ペイントのブラシは、画材店によくある伝統的な画材をモチーフにしています。ユーザーの期待を裏切らない感覚と動作を実現できるように慎重に作られたブリスル ブラシとパレット ナイフが数多く用意されています。この新しいブラシには、本物の絵具と変わらない、顔料とボリュームを持つペイントが使われます。つまり、スタイラスの筆圧、傾き、回転を使って、塗り重ねたり、押したり、引いたり、削ったりすることができるのです。

こうしたバリアントは、多彩でスケーラブルなブラシ ロードを実現します。これにより、これまで以上に UI ではなく作品自体に集中できるようになります。ロードしたペイントの量と色が表示されるカーソルのおかげで、簡単なキーボード ショートカットやドラッグを使うだけで、自由自在かつ正確にブラシをロードすることができます。また、ブラシ バリアントを即座に乾かすこともできます。

本物の画材を使ったときと同じように、中にペイントの隆起があるストロークを作ることができます。しかし、隆起が盛り上がって見える一番の要素は、やはりストロークの谷間にできる影です。このため Painter では、影の強度と環境光を調整して、ブラシストロークの奥行きを作ることができるようになりました。さらに、ブラシストロークの透明度を微調整する機能と用紙のテクスチャがペイントとどのように混ざるかをコントロールする機能のおかげで、さらに可能性が広がりました。

シック ペイントのプロパティ バーにはブレンドとペイント テクニックのプリセットが用意されているため、すぐに優れた仕上がりを味わうことができます。さらに凝った仕上がりを求めるユーザーのために、コントロールを変更できるシック ペイント パネルが新しく用意されました。詳しくは、シック ペイント.を参照してください。

シック ペイント ブラシを使うと、ペイントにブラシとナイフの跡が目に見える形で残ります。 Cher Pendarvis 氏によるアートワーク。

機能強化!クローン 上へ戻る

Painter 2018 では、人を引き付ける合成写真をより簡単に作ることができます。クローン機能が様々な面で強化されたため、フォト アーティストたちはこれまで以上のことを、これまで以下の時間で実現することができます。

Painter 2018 で新しく導入された透明度のクローン サポートにより、さらに洗練された合成写真を作ることができます。コラージュの作成時に、透明および半透明のクローン ソースを使うことができるようになりました。これにより、合成ですべての要素が自然に混ざり合います。さらにより正確な透明度のクローンのために、ブラシの描点の中心から色を拾い上げる正確なクローン オプションがあります。

フォト アーティストは、テクスチャをクローン ソースとして使うことができるようになりました。変形をテクスチャのクローン ソースに適用できるため、サイズや形状を変更して簡単かつ直感的に合成を作ることができます。

ユーザー インターフェースは合理化されており、クローン ソース間を簡単に切り替えることができます。クローンのコントロールは刷新され、作業スペースが広がりました。それでいて、よく使われる設定への簡単なアクセスは失われていません。重要なクローン コントロールは、すべてプロパティ バーのフライアウトから簡単にアクセスできます。どんなクローン作業を行う場合でも、Painter 2018 がユーザーの期待を裏切ることはありません。クローン作成にトレーシング ペーパーを使うか十字カーソルを使うかは、ユーザー次第です。

また、再利用したいクローン ソースがある場合は、画像とともに埋め込みソースとして、またはテクスチャとしてテクスチャ ライブラリに保存することができます。このため、いつでも指先ひとつで呼び出すことができます。さらに、クローン ソースを書類に埋め込むオプションもあります。この機能のおかげで、作業に戻ったときにソースを探す時間が節約され、また他のフォト アーティストたちとの共有がより簡単になります。詳しくは、イメージのクローン作成と採取.を参照してください。

クローン テクニックを使って写真を芸術作品に変身させましょう。アートワーク作成者

機能強化!「溶かし」と「リキッド」のブラシ テクノロジー 上へ戻る

Painter 2018 では、「溶かし」手法 (全サブカテゴリ) または「プラグイン」手法 ([液体ブラシ] サブカテゴリ) を使うブラシがさらに万能になりました。たとえば、サージェント ブラシは Painter で最も人気のあるブラシ バリアントの 1 つです。その豊かなブラシストロークのためアーティストたちからの評価が高いサージェント ブラシですが、今回、空のレイヤーで使用して下層のレイヤーに影響を与えることなく下層の色とブレンドさせることが可能になりました。また、溶かしまたはリキッドのテクノロジーを使うバリアントを使って下層のレイヤーから色を拾い上げることもできます。さらに、ブラシ テクノロジーのこの進化により、あらゆるタイプのアーティストが素晴らしいブラシの恩恵を受けることができ、さらに可能性が広がります。詳しくは、溶かし.を参照してください。

Melissa Gallo 氏が手がけたこのペイントでは、サージェント ブラシ バリアントに加えて、[アーティストオイル] カテゴリのブラシが使われました。

新機能!テクスチャ合成 上へ戻る

テクスチャ ペインティングには無限の可能性が秘められています。コンセプト アーティストやキャラクター デザイナーに愛用されているこの機能は、合成機能の追加によりさらに強力になりました。これにより、テクスチャまたは書類の領域をキャプチャおよび合成し、入力サンプルのあらゆる視覚要素を使ってより大きな規模で再現することができます。合成プロセス中、選択した領域のプロパティはランダム化され、選択した設定に基づいて新しいテクスチャが作成されます。その後これを使ってペイントし、あらゆるテクスチャのブラシストロークにさらに奥行きと細部を与えることができます。

合成機能により、あらゆるタイプのアーティストが唯一無二の活気に満ちたテクスチャを作ることができます。画像の一部を使うこともできるため、お気に入りのブラシストロークを新しいテクスチャの DNA として使い、無限の可能性を追求することができます。合成されたテクスチャは他のテクスチャと同じように使うことも、レイヤーにエクスポートすることもできます。

そして Painter 2018 では、テクスチャで塗りつぶすことができます。これは、合成機能を使用して作成したテクスチャの場合も、テクスチャ ペインティング ブラシで使用するためにインポートしたテクスチャの場合も、テクスチャ ライブラリで見つけたテクスチャの場合も同様です。詳しくは、テクスチャを作成する.を参照してください。

Corel Painter では、構造コンテンツを考慮して小さなサンプル (左) から大きなテクスチャ (右) が生成されます。Henk Dawson 氏によるアートワーク。

新機能!2.5D シック テクスチャ ブラシ 上へ戻る

驚くべきリアル感を生み出す能力のためコンセプト アーティストやキャラクター デザイナーから高い評価を受けているテクスチャ ペインティングが、Painter 2018 でさらなる進化を遂げました。新しい 2.5D シック テクスチャ ブラシによるストロークは、キャンバスから飛び出さんばかりの感覚をもたらします。本物らしい爬虫類のキャラクターを作りたい場合は、キャンバスから飛び出てくるような厚塗りのエキゾチックなうろこを描くことができます。また、より実物に近い肌を作りたい場合は、シック テクスチャ ブラシを使って毛穴を描き、指向性光源や奥行き感を調整することでさらにリアルなものにすることができます。詳しくは、奥行きをテクスチャ ブラシに追加する.を参照してください。

インパストの [奥行き] の描画方法 (左) とインパストの [色と奥行き] の描画方法 (右) を使用したテクスチャ ブラシの例

新機能!選択ブラシ ツールと選択ブラシ 上へ戻る

デジタル アートのワークフローにおいて選択は欠かせない要素です。このため Corel Painter 2018 では、画像の領域を分離させる必要があるときの選択肢を増やしました。ブラシストロークを適用するときと同じくらい簡単かつ正確に選択を作成することができれば、どれほどの時間が節約されるでしょう?新しい選択ブラシ ツールがその答えです。ストロークを適用すると色のオーバーレイが表示され、選択された領域と保護された領域を簡単に見分けることができます。オーバーレイは作業中の書類に合うように微調整できます。複雑な形状や画像領域の作業時の選択作成に特化して設計された新しいバリアントが揃う、新しい選択ブラシ カテゴリが用意されています。また、スタンプ ベースのブラシ バリアントを選択ツールに変えるオプションもあり、さらに柔軟性が向上しています。さらに、ブラシはペイントのために使っている場合と同じように微調整することが可能で、再利用できるようにカスタム選択バリアントとして保存できます。そしてアーティストたちの意見に応え、Painter 2018 には様々な選択の改善が盛り込まれています。詳しくは、ペイントによる領域の選択.を参照してください。

選択手法を使うブラシで作成された選択の例 (右)。ペイント中に表示される色のオーバーレイ (左) が、選択された領域と保護された領域を見分けるのに役立ちます。

新機能!ナチュラル メディア ブラシ ライブラリ 上へ戻る

新しいナチュラル メディア ブラシ ライブラリを使うと、トラディショナル アートを簡単にデジタル アートに変換することができます。鉛筆やパステルから油彩やアクリルまで、従来のメディアを模倣したブラシに素早く便利にアクセスできます。本物の画材を使ったことがあれば、ナチュラル メディア ブラシ ライブラリのメディアがそれらと遜色がないことがわかるでしょう。今回のリリースで新登場したブラシを確認したい場合は、検索ウィンドウ ([ウィンドウ] [検索]) に「2018」と入力すれば一覧が表示されます。詳しくは、ナチュラル メディア ブラシ ライブラリのブラシ カテゴリについて.を参照してください。

ナチュラル メディア ブラシ ライブラリのバリアントで作成されたブラシストローク例

新機能!ランダムな粒子感の回転 上へ戻る

Painter 2018 ではユーザーのリクエストに応えたものがもうひとつあります。それはランダムな粒子感の回転です。この新機能は、ストロークごとに用紙の粒子感を少しずつ回転させることで、より自然でオーガニックな仕上がりにするものです。詳しくは、テクスチャ コントロール.を参照してください。

好きな粒子感のブラシを選択し、[ランダムな粒子感の回転] を有効にします。すると、Corel Painter がストロークごとに少しずつ粒子感を回転させます。


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