パスベースの選択範囲を作成する

長方形や楕円形のパスベースの選択範囲を作成することができます。高い柔軟性を必要とする場合は、なげなわツールまたは多角形選択ツールを使用して、フリーハンドの選択範囲を作成することができます。なげなわツールでは、フリーハンドのセグメントに基づいて選択範囲を作成できます。多角形選択ツールでは、イメージ上に設定された異なる点を直線のセグメントで結んで固定することで、より正確に領域を選択できます。

変形を適用できるのは、パスベースの選択範囲のみですが、ピクセルベースの選択範囲をパスベースの選択範囲に変換して、変形を実行することもできます。ピクセルベースの選択範囲を変換する場合、変更された選択範囲の保護レベルは 2 に減少することに注意する必要があります。つまり、保護の範囲は、選択範囲の内側または外側のいずれかしか選択できません。詳細は、選択範囲の保護されている領域を選択する.を参照してください。

さらに、パスベースの選択範囲に対して変形を実行する前に複数のレイヤーを選択した場合、変形は、現在選択されているすべてのレイヤー全体で選択した領域に適用されます。たとえば、レイヤー グループを選択すると、選択範囲と変形はそのグループ内のすべてのレイヤーに適用されます。このため、変形を実行する前に、希望するレイヤーのみを選択していることを確認する必要があります。

また、キャンバス全体を選択する、またはシェイプやピクセルベースの選択範囲を変換してパスベースの選択範囲を作成することもできます。シェイプを変換してパスベースの選択範囲を作成することは、既存のシェイプやテキストと同じ領域を選択する必要がある場合に便利です。

楕円形または円形の選択範囲を作成するには

1 .	[ウィンドウ] [レイヤー] を選択します。

選択項目	操作内容
楕円形の領域	ツールボックスから楕円形選択ツール を選択します。書類ウィンドウ内をドラッグして、領域を選択します。
円形の領域	ツールボックスから楕円形選択ツール を選択します。Shift キーを押しながら、書類ウィンドウで選択範囲をドラッグします。

Corel Painter では、選択範囲を作成するたびに、それまでの選択範囲は非アクティブになります。

長方形または四角の選択範囲を作成するには

1 .	[ウィンドウ] [レイヤー] を選択します。

選択項目	操作内容
長方形の領域	ツールボックスから長方形選択ツール を選択します。書類ウィンドウ内をドラッグして、領域を選択します。
四角の領域	ツールボックスから長方形選択ツール を選択します。Shift キーを押しながら、書類ウィンドウで選択範囲をドラッグします。

フリーハンドの選択領域を作成するには

1 .	[ウィンドウ] [レイヤー] を選択します。

目的	操作内容
フリーハンドの選択範囲を決めます。	ツールボックスからなげなわツール を選択します。書類ウィンドウ内で選択する領域を囲む形にドラッグします。
直線エッジのセグメントを使用してフリーハンドの選択領域を作成する	ツールボックスから多角形選択ツール を選択します。多角形選択のアンカーポイントを順次クリックして設定し、最後のアンカーポイントをダブルクリックして設定します。

なげなわツール を使用して開いたパスを描くと、始点と終点の両端が直線で連結されて選択範囲が作成されます。

キャンバス全体を選択するには

•	[選択] [全て選択] を選択します。

シェイプを選択範囲に変換するには

2 .	プロパティ バーの [選択範囲に変換] ボタン をクリックします。

また、現在の選択範囲をシェイプに変換することもできます。詳細は、選択範囲をシェイプに変換するには.を参照してください。

ピクセルベースの選択範囲をパスベースの選択範囲に変換するには

2 .	[選択] [選択範囲種類の変換] を選択します。

Corel Painter により、ピクセルベースの選択範囲の輪郭からパスが形成されます。これにより、変形ツール を使用した変形作業が可能になります。

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