• | テクスチャ ブラシをカスタマイズするには |
テクスチャ ペインティングを素早く開始するには、[テクスチャ塗潰し] および [テクスチャソースのブレンド] ブラシ カテゴリに用意されている任意のブラシ バリアントを選択します。また、Corel Painter では、オリジナルのテクスチャ ブラシを作成することもできます。
[テクスチャ] ブラシ バリアント (左)、[粒子感の粗いテクスチャの光度] ブラシ バリアント (中央)、および [粒子感の粗いテクスチャの彩度] バリアント (右) の例
[強度] を 50% に設定したブラシ (左) と [強度] を 100% に設定したブラシ (右)
3D レンダリング モデル (左)、テクスチャをイメージにブレンド (右)Mike Thompson 氏によるモデル。
テクスチャ ブラシでは、オリジナルのテクスチャ色を使用することも、テクスチャ色と別の色を混ぜ合わせることもできます。たとえば、使用したいテクスチャが作品のトーンや色に合わない場合は、ペインティングから色を採取し、それをテクスチャ色と混ぜ合わせることができます。筆圧、傾き、方向などの表現設定を選択して、テクスチャに混ぜ合わせる色の量を変えることができます。詳細は、表現設定.を参照してください。
元のテクスチャの色を使用するテクスチャ ブラシの例 (左)。元のテクスチャの色と選択した色を混ぜ合わせます (右)。
ぼかしを適用したテクスチャ ブラシ (左) と適用していないテクスチャ ブラシ (右) の例
さらに目覚ましい効果を与えたい場合は、描点ステンシルを使用して描点を形成し、テクスチャ ブラシの不透明度を変更することができます。描点ステンシルについて詳しくは、描点ステンシル コントロール.を参照してください。
テクスチャ ブラシには奥行きを持たせることが可能で、インパストの [奥行き] および [色と奥行き] 描画方法に対応しています。Corel Painter では、テクスチャの明るさ (明度) の情報を使用して、ストロークに適用する奥行きの度合いを指定します。テクスチャの明るい領域には奥行きが高く適用され、暗い領域は低くなります。黒い領域は平面になります。インパスト描画方法について詳しくは、インパスト ブラシを調節/消去する.を参照してください。奥行きを追加または削除したり、ペイント結果の照明を操作することで効果をコントロールすることができます。テクスチャ ブラシに奥行きを追加すれば、肌の毛穴、トカゲのうろこ、厚いレンガの壁およびトゲトゲする石目ボードが作成されます。
インパストの [奥行き] の描画方法 (左) とインパストの [色と奥行き] の描画方法 (右) を使用したテクスチャ ブラシの例
さまざまなブラシ設定を試して目的の効果を作り出してください。テクスチャ ブラシ設定は、ブラシ バリアントの一部として保存したり、使用中の任意のブラシに適用したりできます。詳細は、ブラシ コントロールを使用してブラシを調整する.を参照してください。
テクスチャ ブラシ バリアントをカスタマイズしたら、テクスチャと関連付けて複合ブラシとして保存し、今後のプロジェクトで使用できます。保存した複合ブラシは、[複合ブラシライブラリ] パネルに追加されます。詳細は、複合ブラシを保存する.を参照してください。
テクスチャ ブラシを使用したブラシストローク例については、テクスチャ ブラシ.を参照してください。
テクスチャ ブラシをカスタマイズするには |
1 . | ツールボックスで ブラシ ツール をクリックします。 |
2 . | ブラシ セレクタ バーの [ブラシ セレクタ] をクリックします。 |
3 . | [ブラシ ライブラリ] パネルで、テクスチャ ブラシ カテゴリとブラシ バリアントをクリックします。 |
4 . | [一般] パネル ([ウィンドウ] [ブラシ コントロール パネル] [一般]) で、[サブカテゴリ] リスト ボックスから以下のいずれかの方法を選択します。 |
• | [テクスチャ] — テクスチャの色情報と輝度情報の両方を使用します。 |
• | [きめの粗いテクスチャ] — [テクスチャ] と同様の働きをしますが、テクスチャの粗さと相互作用します。 |
• | [テクスチャ (輝度)] — テクスチャの輝度 (明度) 情報のみを使用します。 |
• | [きめの粗いテクスチャ (輝度)] — [テクスチャ (輝度)] と同様の働きをしますが、テクスチャの粗さと相互作用します。 |
• | [テクスチャ (彩度)] — テクスチャの色情報のみを使用します。 |
• | [きめの粗いテクスチャ (彩度)] — [テクスチャ (彩度)] と同様の働きをしますが、テクスチャの粗さと相互作用します。 |
5 . | プロパティ バーの [テクスチャ ブラシ] フライアウト ボタン をクリックし、[テクスチャ ブラシ パネル] をクリックします。 |
6 . | [テクスチャ ブラシ] パネルで、次の表を参考にして操作を行います。 |
[強度] スライダを動かします。
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[ソース ブレンド] チェック ボックスをオンにします。
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[カラー コントロール] チェック ボックスをオンにします。以下のいずれかのオプションをオンにします。
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[テクスチャのぼかし] チェック ボックスをオンにします。[量] スライダを動かしてぼかしの量を調整します。
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[インパスト] パネル ([ウィンドウ] [ブラシ コントロール パネル] [ブラシ メディア] [インパスト]) で、[描画方法] リスト ボックスから以下のいずれかの描画方法を選択します。
[奥行きの描画方法] リスト ボックスから、[テクスチャの光度] を選択してテクスチャの光度を使って見た目の深さをコントロールします。効果を強くするには [奥行き] スライダを右にドラッグし、弱くするには左にドラッグします。
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[ソース ブレンド] を使用するブラシでペイントしているときに、ブラシストロークをオーバーレイするとオーバーラップが生じることがあります。オーバーラップなしでペイントするには、[テクスチャ ブラシ] パネルで [ソース ブレンド] オプションをオフにし、[強度] を 100% に設定します。[レイヤー] パネルで、新しいレイヤーを追加し、[合成方法] リスト ボックスから [オーバーレイ] を選択します。[不透明度] スライダを動かして、ブラシ マークの強度を調整します。この手順を実行すると、[ソース ブレンド] に非常によく似た結果が生成されます。