ノズル、ランク、索引作成について

一連のイメージを選択してランクと索引ルールを適用すると、イメージホース用のオリジナルのノズルを作成できます。オリジナルのノズルを保存すれば、読み込んでイメージで使用できます。詳細は、ノズル ファイルの読み込みと管理.を参照してください。

シンプルなノズル (1 ランク) を作成することもできますが、イメージホースに対するきっちりとした要望がある場合は、2 つまたは 3 つの変化がある (イメージが大きくなり角度が変わるなど) 複雑なノズル (2 ランクまたは 3 ランク) を作成することもできます。この場合、イメージのサイズと角度の制御には、それぞれ別の入力データを使用します。

ランク索引システムの概要

1 ランク索引システムは、ただ順番に番号を付けるシステムです。どのイメージ部品も、その番号 (たとえば「アイテム 3」) を指定して引き出すことができます。

2 ランク索引システムは、横方向と縦方向に並べた 2 つの索引を使用します。ランク 1 は水平方向、ランク 2 は垂直方向に並びます。ここでも、各ランクでアイテムを選択するためにさまざまな入力データを使用します。2 つのランクを使用した索引は、「列の選択」と「行の選択」であると考えることもできます。イメージホースからは、選択した列と行の交差位置にあるイメージが流れ出ます。これを正しく機能させるには、2 つのランクのコントロールに別々の索引ルール (入力データ) を使用する必要があります。

3 ランク索引システムは、2 ランク索引システムを拡張したものです。ランク 3 は、ランク 2 の「セット」を反復して作成されます。選択したセットの中で、さらにランク 1ランク 2 の索引 (上述) が使用されます。それぞれのランクについて、コントロールする入力データの種類を使用する必要があります。

3 ランク索引システムは、カレンダーのような構造となっています。過去、現在、未来のどの日付でも、年、月、日の 3 つの要素で特定することができます。例: 1962 年 2 月 25 日 (1962/2/25)

ノズルをデザインする: 1、2、3 ランクのノズルをデザインする

ノズル ファイルは、グリッド上に規則的に配置したイメージで構成されます。通常、イメージは、サイズや形状、角度、色などの順に並んでいます。必ずしも順番に並べる必要はありませんが、規則的に並べた方がイメージホースの特性を活かすことができます。たとえば、ノズル ファイルのイメージをサイズ順に並べた場合、スタイラスの筆圧を強めるにつれ、イメージのサイズが徐々に大きくなります。

1 ランク ノズルは、1 方向の並びで変化します。この例では、ランク 1 の設定で角度が変化します。

2 方向の並びで変化させる場合 (イメージ部品をサイズを大きくして角度を変更するなど)、イメージを 2 ランク ノズル ファイルとして設定する必要があります。2 ランクのノズルでペイントすると、イメージは、2 方向に変化します。この場合、2 つの異なる入力データを使用して各ランク内のイメージ部品を制御します。

2 ランクのノズルは 2 方向の並びで変化します。この例では、ランク 1 で角度、ランク 2 でサイズが変化します。

ノズルに 3 つ目の変化を加えるには、3 ランクのノズルを作成します。この場合も、イメージ部品の選択に使用する入力データは別々のものにする必要があります。2 つのランクを同じ入力データで制御しようとすると、一部のイメージ部品が使用されません。次のイメージでは、ランク 3 で色が変化します。ランク 3 は、イメージのデザインに応じてランダム、速度、クローンソースなどで制御できます。

ランク 3 でカラーが変化する 3 ランク システムのノズル ファイル

ノズルを作成する前に、各ランクの制御方法を決定することをお勧めします。イメージの配置によっては、入力データの割り当てが制限されることがあります。ノズルの作成作業を始める前に、必要なランクの数と、各ランクの変化範囲に含めるイメージ部品の数を決定する必要があります。詳細は、索引ルールを変更するには.を参照してください。

イメージを用意する

イメージデータを用意する際には、ノズルのランク レベルや作成方法に関係なく、以下のコツを参考にしてください。

イメージホースのノズルに含めるイメージ部品は、すべて選択する必要があります。選択すると、輪郭が不規則なイメージ部品でも描画に使用することができます。選択範囲の内側だけが描画に使用されるようになります。

イメージ形状のシルエットを作成して選択し、それをカラー情報で後から塗り潰すこともできます。ソフト エッジを選択範囲にした場合は、作成したイメージが自動的にアンチ エイリアス処理を施したようになります。これにより、イメージホースでペイントした場合でも、イメージの輪郭が自然になります。

ノズル ファイルはレイヤーから作成することもできます。まずイメージ部品を作成し、それを別々のレイヤーに変換します。レイヤーをいろいろな背景に固定してみて、きれいに表示されるようなら、ノズルのイメージ部品に適しています。レイヤーからノズルを作成する方法は、簡単なのも利点です。

この他に、黒い背景でイメージを作成し、ドロップシャドウを追加する方法があります。この方法では、イメージ部品を重ねて立体的な効果を出すことができます。すべてのイメージ部品で影の位置が同じであれば、ペイント領域全体が 1 つの光源で照らされているように見えます。詳細は、レイヤー.を参照してください。


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