このページの手順へのクイック リンク:

採取時に変形を適用する

Corel Painter では、イメージの一部を採取し、それを別の場所で再利用するときに変形を適用できます。このテクニックは、マルチポイント クローンとも呼ばれます。拡大/縮小、回転、歪み (傾斜)、遠近感などの変形を適用できます。

マルチポイント採取のブラシバリアント

採取時に変形を適用するには、[クローン] ブラシ カテゴリからマルチポイント クローン ブラシ バリアントを選択するか、クローン手法をサポートするその他のブラシ バリアントを使用します。詳細は、ブラシバリアントをクローン ブラシに変換するには.を参照してください。

Painter 2015 のブラシ ライブラリに含まれているマルチポイント採取のブラシ バリアントを以下の表で説明します。ブラシ ライブラリの選択の詳細については、ブラシ カテゴリについて.を参照してください。

 

回転_拡縮 2P では、回転の中心点を軸に採取された領域を回転し、それを元のサイズに対する指定割合に拡大/縮小します。[x回転_拡縮 2P] では 2 つの参照ポイントを使用します。
[拡縮 2P] では、採取された領域を、元のサイズに対する指定割合に拡大/縮小します。[拡縮 2P] では 2 つの参照ポイントを使用します。
回転 2P は、回転の中心点を軸に、採取された領域を回転します。[回転 2P] では 2 つの参照ポイントを使用します。
回転_対称 2P は、回転の中心点を軸に、採取された領域を回転すると共に、クローンソースの左右対称または上下対称のイメージを作成します。[回転_対称 2P] では 2 つの参照ポイントを使用します。
回転_拡縮_歪み 3P では、回転の中心点を軸に採取された領域を回転し、それを元のサイズに対する指定割合に拡大/縮小し、外観を傾斜させます。[回転_拡縮_歪み 3P] では、3 つの参照ポイントを使用します。
双一次 4P では、採取された領域を不均衡に伸長、またはワープさせます。また、クローンソースをタイル表示することも可能です。[双一次 4P] では、4 つの参照ポイントを使用します。
遠近 4P では、採取された領域に奥行きを与えます。遠近タイリング 4P では、採取された領域をタイルのように表示することも可能です。遠近 4P では、4 つの参照ポイントを使用します。

参照ポイント

ブラシバリアントを選択後、イメージ内のソース参照ポイントおよびクローン先参照ポイントを設定する必要があります。参照ポイントの数は、選択した変形の種類によって異なります。参照ポイントは、採取する領域を指定し、クローン先の位置を決め、変形をコントロールします。ポイントが設定されたら、クローン先領域にブラシストロークを適用し、変形されたサンプルを徐々に表示します。ソース参照ポイントとクローン先参照ポイントは、同じ書類に設定しても、別々の書類に設定してもかまいません。

cloning reference points

遠近感クローンを行うために設定したソース (左) とクローン先 (右) の参照ポイントの設定例

タイリング

タイリングを使用すると、採取された小さいイメージをいくつも配置し、スペースに敷き詰めることができます。[4 点タイリング] オプションは、クローン タイプに [双一次 (4)] および [遠近法 (4)] が指定されている場合にのみ使用可能です。

4 点の参照ポイントにより、採取領域が指定されます。この領域は一時的にパターン タイルに変形されます。クローン先では、このタイルは、ソースとクローン先の参照ポイントの相対的な位置に基づいて変形 (ワープ) され、クローン先に収まる分だけ繰り返し配置されます。採取領域を後から使用できるよう保存しておくには、領域をパターンとして取り込んでおきます。詳細は、パターンを作成/編集する.を参照してください。

4 point tiling

[4 点タイリング] オプションを使用すると、ソース イメージが繰り返し適用されます。

タイリングは、領域にソース画像を敷き詰めたいときに特に便利です。詳細は、採取されたイメージで領域を塗潰す.を参照してください。

クローン コントロール

マルチポイント採取のコントロールの詳細については、クローン ブラシとコントロール.を参照してください。

ソース画像を拡大/縮小するには 上へ戻る

*

拡大/縮小を最適に行うには、採取したいオブジェクトの外縁にソース参照ポイントを設定し、サイズの輪郭を明確に描出します。これにより、オブジェクトを均等に拡大/縮小できるようになります。

ソース画像を回転するには 上へ戻る

*

線の長さは回転には影響しません。

ソース画像を回転し、ミラー化するには 上へ戻る
ソース画像を回転し、拡大/縮小するには 上へ戻る
reference points

回転 & 拡縮サンプルを作成する場合は、ソース画像に参照ポイントを 2 つ設定します。

ソース画像を回転/拡大/縮小/歪めるには 上へ戻る

回転、拡大/縮小、歪みクローンを行うために設定したソースとクローン先の参照ポイントの設定例

ソース画像をワープするには 上へ戻る

*

サンプルをタイル表示するには、[クローン] ブラシコントロールパネルの [4 点タイリング] チェック ボックスをオンにします。

クローンソースに遠近感を付けるには 上へ戻る
前回設定した参照ポイントを移動するには 上へ戻る

フィードバック
このページはお役に立ちましたか? フィードバックの送信。 (インターネット接続が必要です。)