Corel Painter には、Web ページの背景を作成するためのツールが用意されています。
Web ページの背景は、目立たず控えめなほうが効果的です。テキストの背景として使うパターンについては、特にこのことが重要です。[編集] [フェード] を選択すると、パターンを淡くしてテキストの背景に適したものにできます。
[フェード] コマンドを使用して、パターンを淡くします。
パターンは、どのようなイメージや選択範囲からでも作成できます。背景に使用するイメージは、通常、敷き詰めたときに継ぎ目がないように作成します。つまり、目で見ても繰り返すイメージのエッジを見分けることができません。Corel Painter には、継ぎ目がないタイルを作成できる機能があります。このタイルを使って、面白い Web 背景にすることができます。パターンの作成および編集、保存、塗潰しの詳細は、パターン. を参照してください。
[ガラス越し] 効果や [スーパー ソフト] 効果 ([ラップ アラウンド] チェック ボックスをオンにする) および [色調処理] 効果の大半のものは、継ぎ目のないパターンに適用しても継ぎ目ができません。しかし、[表面テクスチャの適用] のように、設定によって目立つ継ぎ目ができてしまうものもあるので、実際に試して確認してください。
[表面テクスチャの適用] などの効果の適用で生じる継ぎ目を多少とも回避するには、[表面テクスチャ効果] の設定を弱く ([量] スライダを動かす) します。パターンの中心をずらしながら (パターン化されているときは、Shift + スペースバーでパターンの中心がずらせます)、何度かにわけて適用します。この方法を使えば、継目が分散するので目立たなくなります。
パターンが作成できたら、後でまた Corel Painter で編集するときのために、イメージを RIFF 形式で保存します。その後 Web 用に JPEG または GIF 形式で保存します。
Web 背景の場合は、できる限り少ない色数の GIF ファイルとして保存し、ファイル サイズを小さくします。JPEG を使用することもできますが、ほとんどの場合、JPEG の方がファイル サイズは大きくなります。背景パターンのファイルは、基本的に 20 KB くらいまでが望ましいとされています。GIF または JPEG 形式でイメージを保存する方法の詳細は、ファイルを保存/バックアップする. を参照してください。
この他に、[フラクタル パターンの作成] コマンドを使っても、継ぎ目のないパターンが簡単に作れます。[フラクタル パターンの作成] は、有機的なパターンを生成するパターン作成コマンドです。生成されたパターンに色をつけたり、テクスチャをつけたりして、仕上げられます。詳細は、フラクタル パターンを作成する.を参照してください。
[色のオーバーレイ]、[水彩] ブラシ、[クローン] もパターンに適用できます。さらに [フラクタル パターンの作成] で作成したパターンに [ガラス越し] 効果を適用して、美しい複雑な効果を出すこともできます。