ペイントによる領域の選択


[選択ブラシ] ツール または [選択] 手法を使うブラシ バリアでペイントすることで、フリーハンド選択を作成できます。Corel Painter のインタラクティブかつダイナミックなブラシ形状を使うことで、新規、加算、または減算選択を素早く生成することができます。

様々な種類の描点を使って選択ブラシ バリアントで作成された選択の例

選択ブラシは、Corel Painter にプリセットされている選択ブラシから選ぶことも、次の描点の種類を使うブラシから独自のカスタム ブラシを作成することもできます: 円形、レンダリングされた円形、取り込み、1 ドット、ブリスル、ダイナミック スペックル ブリスル、ダイナミック スペックル粒子タイプ (フロー、重力、ばね)。選択ブラシは粗さと不透明度に対応しており、また他のすべての選択ツールと連動します。

ブラシ コントロールを使うことで、選択ブラシをカスタマイズできます。詳細は、ブラシ コントロールを使用してブラシを調整する.を参照してください。

画像にブラシをかけて選択を行うと、選択された領域と保護された領域の見分けがつくように色のオーバーレイが表示されます。デフォルトでは、オーバーレイは赤みがかった透明なシートです。ただし、下層のブラシストロークが赤の場合など、オーバーレイが画像の色に対してはっきりと見えるように、オーバーレイの色を変えることができます。オーバーレイの不透明度は調整できます。また、オーバーレイの表示を選択された領域にするか保護された領域にするかを選択することもできます。

選択された領域 (左) または保護された領域 (右) のオーバーレイを表示できます。Jeremy Sutton によるアートワーク

デフォルトでは、選択を完了した後はオーバーレイは見えなくなります。代わりに、破線の輪郭 (マーキー) が選択範囲の周囲に表示され、保護された領域から選択された領域を隔てる境界線を示します。色のオーバーレイを常に表示させたい場合は、簡単に設定できます。

ペイント中に表示されるオーバーレイ (上) と選択を完了すると表示されるマーキー (下) により、保護された領域と編集可能な領域を見分けることができます。

選択ブラシでペイントすると、ブラシストロークを曲線に自動的に揃えることができます。ブラシストロークをパスとシェイプに整列する方法の詳細については、パスやシェイプをなぞって描画する.を参照してください。

曲線に整列した選択範囲の例

選択ブラシでペイントすると、ブラシストロークを遠近ガイドに揃えることができます。遠近ガイドについて詳しくは、遠近ガイドを使用する.を参照してください。

遠近ガイドに整列した選択範囲の例

ペイントでフリーハンドの選択領域を作成するには

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1 以下の表を参考にして操作を行います。

 

目的
操作内容
[選択ブラシ] ツールで領域を選択します
ツールボックスで [選択ブラシ] ツール をクリックします。
選択ブラシで領域を選択します
ブラシ セレクタ バーの [ブラシ セレクタ] をクリックします。ブラシ カテゴリをクリックし、[選択] 手法を使うブラシ バリアントを選択します。
2 書類でペイントして必要な領域を選択します。

 

以下のこともできます。
ブラシ チップのタイプを選択します
プロパティ バーの [描点オプション] ボタン をクリックし、描点タイプを選択します。
描点タイプについて詳しくは、描点タイプを変更する.を参照してください。
描点の不透明度を設定します
プロパティ バーで、[不透明度] スライダを動かします。
不透明度が低いほど、選択されるピクセルが少なくなります。
注意: [選択範囲への追加 (グレーズ)] 手法を使うブラシでペイントしている場合は、50% 未満の不透明度のブラシストロークではマークが生成されません。
不透明度について詳しくは、[不透明度] コントロール.を参照してください。
粗さを設定する
プロパティ バーで、[粗さ] スライダを動かします。
粗さについて詳しくは、テクスチャ コントロール.を参照してください。

*

選択範囲を保存するには、プロパティ バーの [選択範囲の保存] ボタン をクリックします。選択範囲の保存について詳しくは、選択範囲をアルファ チャンネルとして保存する.を参照してください。

選択範囲を保存するには、プロパティ バーの [選択範囲の保存] ボタン をクリックします。

選択範囲は追加/除外することもできます。詳しくは、選択範囲に追加する/選択範囲から削除する. を参照してください。

選択ブラシをカスタマイズするには

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1 [ブラシ セレクタ] パネル ([ウィンドウ] [ブラシ セレクタ] [パネル (フル ビュー)]) で、次の種類の描点のいずれかを持つブラシを選択します。円形、レンダリングされた円形、取り込み、1 ドット、ブリスル、ダイナミック スペックル ブリスル、ダイナミック スペックル粒子タイプ (フロー、重力、ばね)。
2 [一般] パネル ([ウィンドウ] [ブラシコントロールパネル] [一般]) で、[手法] リスト ボックスから [選択範囲] を選択します。
3 [サブカテゴリ] リスト ボックスから、次のいずれかのカテゴリを選択します。
新規選択範囲 — 新規選択範囲を作成します
選択範囲に追加 — 描点の不透明度が素早く高まり、それに合わせてピクセルが選択範囲に素早く追加されます。
選択範囲への追加 (グレーズ) — 1 つのブラシストロークで同じ領域に何回ブラシをかけたか、または同じ領域にいくつのブラシストロークを適用したかにかかわらず、描点の不透明度が指定した最大値を超えることはありません。不透明度が 50% 未満の場合は、ピクセルは選択されません。
選択範囲への追加 (アルファ ブレンド) — 1 つのブラシストロークで同じ領域にブラシをかけると、不透明度がゆっくり高まります。
選択範囲から削除 — 既存の選択範囲から削除します

次の手法を使う選択ブラシで作成されたブラシストローク (左) とそれによる選択範囲 (右): [選択範囲に追加] (上)、[選択範囲への追加 (グレーズ)] (中央)、[選択範囲への追加 (アルファ ブレンド)] (下)。不透明度は 55%、間隔は 14%、粗さは 100% に設定されています。

描点が間隔をあけて配置されている場合、ピクセルは描点が重なる領域でのみ選択されます。次の手法を使う選択ブラシで作成されたブラシストローク (左) とそれによる選択範囲 (右): [選択範囲に追加] (上)、[選択範囲への追加 (グレーズ)] (中央)、[選択範囲への追加 (アルファ ブレンド)] (下)。不透明度は 55%、間隔は 70%、粗さは 100% に設定されています。

選択範囲表示オプションを設定するには

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1 プロパティ バーの [選択範囲表示オプション] ボタン をクリックします。
2 以下の表を参考にして操作を行います。

 

目的
操作内容
色のオーバーレイを設定します
カラー ピッカーをクリックして、色を選択します。
オーバーレイの不透明度を設定します
[不透明度] スライダを調整します。
選択した領域にオーバーレイを設定します
[オーバーレイ] リスト ボックスから [選択領域] を選択します。
保護された領域にオーバーレイを設定します
[オーバーレイ] リスト ボックスから [マスク適用領域] を選択します。
選択を完了した後にオーバーレイを表示します
[オーバーレイの非表示] チェック ボックスをオフにします。

選択ブラシストロークを曲線に揃えるには

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1 書類を開くか作成します。
2 ツールボックスのフリーハンド ツール をクリックし、ドラッグして曲線を作成します。
必要に応じて、Q キーを押して、フリーハンド ツールにアクセスすることができます。
3 [ブラシ セレクタ] パネル ([ウィンドウ] [ブラシ セレクタ] [パネル (フル ビュー)]) で、選択ブラシをクリックします。
4 プロパティ バーの [ストロークのオプション] フライアウト ボタン をクリックし、[パスをなぞる] ボタン をクリックします。
5 曲線の近くにペイントします。
ブラシストロークは、許容範囲内にある場合、曲線をたどります。許容範囲外の場合、ブラシストロークは適用されません。

選択ブラシストロークを遠近ガイドに揃えるには

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1 書類を開くか作成します。
2 ツールボックスで、遠近ガイド ツール をクリックします。
必要に応じて、ピリオド キーを押して、遠近ガイド ツールにアクセスできます。
3 プロパティ バーの [遠近ガイド] チェック ボックスをクリックします。
4 [プリセット] ドロップダウン リストからプリセットを選択します。
5 [ブラシ セレクタ] パネル ([ウィンドウ] [ブラシ セレクタ] [パネル (フル ビュー)]) で、選択ブラシをクリックします。
6 書類ウィンドウでペイントします。

*

遠近ガイドへの吸着をオフにするには、Shift キーを押しながらペイントします。

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