アルファチャンネル (単にチャンネルとも呼ばれる) の主な機能は、選択範囲を保存しておいて再利用できるようにすることです。複数の選択範囲をチャンネルとして保存しておけます。
アルファチャンネルとは、ペイントしたり、画像に効果を適用するときに、効果の量をコントロールする「マスク」のことです。アルファチャンネルは、ピクセルごとに 8 ビットの情報を保存することができます。つまり、各ピクセルには 256 (28) 階調のグレー (0 (黒) から 255 (白)) のいずれかの値を割り当てることができます。チャンネルの白い領域が選択部分 (効果が有効な部分)、黒い領域が保護される (効果が適用されない部分) になります。グレーの中間レベルにはそれぞれの割合で効果が有効になります。たとえば、50% グレーの領域はブラシストロークや効果の 50% が画像に適用されることになります。
アルファチャンネル基本的に選択範囲と同じものです。ただ、選択範囲は直前に作成したものしか使えません。選択範囲を保存するとアルファチャンネルになります。チャンネルは、選択範囲としてキャンバスに読み込まれるまで、描画に影響しません。休眠中の選択範囲のようなものと考えてください。選択範囲について詳しくは、選択範囲と変形を参照してください。
Corel Painter では、最大 32 個のアルファチャンネルを作成することができます。作成したチャンネルは [チャンネル] パネルに一覧表示され、任意のチャンネルを選択または制御できます。チャンネルは、さまざまな方法で編集してから、選択範囲として読み込むことができます。
ファイルを Corel Painter 形式または Photoshop 形式で保存すると、アルファチャンネルも保存されます。途中で何度作業を中断しても、チャンネルは必要なときにいつでも使用することができます。
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