Corel Painter 2023 の新機能
Corel Painter は従来の制作環境の限界をはるかに広げました。
Painter 2023 は、これまでにないエキサイティングなフルイド ペイント ブラシ テクノロジを導入しています。Painter のこれまでで最もスムーズなブラシ マーク、およびブラシストローク全体で表示される、より大胆で、より露出度の高い、ペーパーの粒子感を提供します。高度に調整できるフルイド ペイント ブラシ マークは、オーパラップあり、またはオーバーラップなしで累積でき、より自然なペイントおよびブレンド体験を提供します。
コンセプト、マット、コミック、漫画、アニメ、および他の従来のメディアを専門とするアーティストにメリットのある、フルイド ペイントを使用すると、レイヤーに適用されたすべてのブラシストロークの不透明度を制御できます。フルイド ペイントは、ソフトではっきりとしない度合いから完全に不透明まで、極めて良好なレベルの透明度および不透明度を備えた、より自然なグレイジング機能を提供します。
フルイド ペイントは、強化塗潰し手法を使用するあらゆるブラシで有効で、シック ペイントと互換性があります。フルイド ペイント テクノロジは、最適なブラシ パフォーマンスを得るために、デフォルト レイヤーの GPU のアクセラレーションもサポートしています。詳細は、フルイド ペイントのコントロール.を参照してください。
プロパティ バーの [ペイントの不透明度] フライアウトを使用して、フルイド ペイントの最も一般的に使用されるコントロールにアクセスできます。
[作成と彫刻] および [ペイントとブレンド] フルイド カテゴリからブラシ バリアントを試すことで、新しいフルイド ペイント テクノロジに直接、飛び込むことができます。
[作成と彫刻] で、イラスト、絵コンテ、コミック、漫画に非常に適したツール セットを入手できます。シェイプでのブロックや、色での塗りつぶしに最適なこれらのブラシは、より低い不透明度値でスムーズに累積するフルイド ペイントの機能に依存しています。フルイド バリアントには、強化された粒子レンダリングと水彩、油彩の感覚でシェイプおよび構造を露出するのに最適なものもあれば、より狭い磨かれたエアブラシ マークを描くものもあります。
新しい [作成と彫刻] フルイド ペイント ブラシ カテゴリのサンプル ブラシストローク ([ハッチ] (左)、[油彩彫刻] (中央)、[シェイプ ビルダ] (右))。
[ペイントとブレンド] を使用すると、イラストレータ、ファイン アート、写真アーティストに適した、より従来に近い感覚のブラシがあります。これらのバリアントは、低い不透明度でスムーズにペイントするため、水彩または油彩のように感じられる場合があります。微妙に適用するペイントから、レイヤー コンテンツとの手間のかかる混合までの範囲でもブレンドします。多くのフルイド ブラシは、ペーパーの粒子感をレンダリングするように改善された機能を持つように設定されています。
新しい [ペイントとブレンド] フルイド ブラシ カテゴリのサンプル ブラシストローク ([ブラシ感] (左)、[粒子感] (中央)、[ダッシュ] (右))。
フルイド ペイントの、表現力の豊かな粒子感の動作を利用することに特化して設計された 15 種類の用紙テクスチャのコレクションから、新しい、高コントラストの用紙テクスチャをアート作品に追加できます。
フルイド ペイント ブラシストローク (用紙 [標準アーティスト キャンバス]、[粗いジェッソ塗りキャンバス]、[マルベリー紙]、[炭素繊維] (左上から時計回り))
多くのアーティストのワークフローに不可欠な部分である選択範囲は、(長方形のボックスのように) ハードな定義されたエッジにすることも、([マジック ワンド] やブラシストロークの選択範囲のように) 透明度のある、より多くの自由形式の図形にすることもできます。Painter 2023 用に、広く使用されている選択ツールに色のオーバーレイが追加され、選択した領域の可視性を改善しています。複雑な形状を持ち、透明度のある選択範囲に特に便利なオーバーレイは、選択範囲の作成、編集、調整をスピードアップするのに役立ちます。
「クラシック」なマーキーで囲まれるか、同じ場所に色が重ねられた、またはその両方が行われた選択範囲の視覚表現を選択できます。さらに、プロパティ バーの新しい [選択範囲表示オプション] フライアウトからこれらの設定にすばやくアクセスできます。Painter 2023 では、2 つの色のオーバーレイ プリセットと、希望する色のカスタム プリセットを提供しています。たとえば、アート作品に赤の濃淡がある場合、選択範囲を確認しやすくするオーバーレイの色があると便利です。さらに、新しい [マーキーのしきい値] コントロールを使用すると、選択範囲に含まれているピクセル透明度のレベルを調整できます。これにより、選択範囲に低い不透明度の領域を正確に含めることができます。
新しい [選択範囲表示オプション] フライアウトにより、選択範囲の可視性を迅速かつ簡単にカスタマイズできます。
Painter 2023 では、これらのコントロールは、作業の好みおよび経験レベルに合わせてプロパティ バー、メニュー、[ナビゲーション]、[キャンバス] コマンド バーからすぐに利用できるようになっています。カスタム パレットを作成したり、キーボード ショートカットを頻繁に使用されるツールおよびコマンドに割り当てたりすることも簡単です。詳細は、選択範囲を表示する.を参照してください。
選択ブラシは、Painter のブラシ エンジンの多用性をアーティストの選択ワークフローにもたらします。Painter 2023 用に更新された、選択範囲のプロパティ バーにより、さまざまなシェイプおよびテクスチャによりすばやくアクセスできます。即座に、取り込んだ描点シェイプを変更したり、フロー マップを追加してブラシストロークを強化したりできます。さらに、Painter アーティストからのフィードバックに応えた、新しいキーボード ショートカットを使用すると、追加/削除の選択範囲モードを即座に切り替えることができます。これにより、コントロールを探すのに費やす時間が少なくなり、作業中のタスクに費やす時間が増えます。詳細は、ペイントによる領域の選択.を参照してください。
Painter 2023 では、選択ブラシを使用して任意の書類から色の範囲内で選択できるようになりました。任意の選択ブラシに対して [カラー選択] を有効にしたり、4 つの新しいプリセット カラー選択ブラシ バリアントの中から選択したりできます。[マジック ワンド] ツールを使用する場合と同様に、許容範囲に基づいて選択する色の領域をペイントします。各特性の許容範囲を設定することにより、色および色明度の含め方を調整できます。特定のスタイルに合うように、よりソフトな、従来のアート作品から色を選択するための目立たないエッジと、コミックスタイルの精密なアート作品から色を選択するための粗いエッジの間で選択できます。カラー選択は、Painter のマスキングおよび色調整機能で作業するための優れた補完機能です。詳細は、ペイントによる色の選択.を参照してください。
新しい [カラー選択] パネルを使用すると、ブラシストロークに含まれる色を制御できます。
Painter 2023 は、さまざまな改良点を通じて、よりスムーズで、より予測しやすい選択体験を提供します。[なげなわ選択] および [多角形選択] ツールの新しいカーソルにより、選択範囲マーキー上のドットを接続することがより簡単になりました。プロパティ バーが設定をリセットおよび記憶するように刷新されました。これは、選択作業をスピードアップするのに役立つ強化です。さらに、新しい [選択範囲機能] フライアウトでは、より大きな最大サイズを持つ強化されたワンクリックぼかしなど、重要なコマンドおよび修正を昇格しました。これらは、常に手の届く範囲にあります。
また、選択の多いタスクについては、ワークスペースで [選択] パネルを開くことを選択して、保存、ロード、反転、修正など、選択範囲機能のクリック数を減らすこともできます。加えて、単一ステップで選択範囲からマスクを作成できるようになりました。これは、Painter ユーザーの間で頻繁にリクエストをいただいていました。
プロパティ バーの新しい [選択範囲機能] フライアウトには、最も頻繁に使用される選択範囲コマンドおよび修正が配置されています。
書類内で選択範囲 (x/y 位置) を移動することも、Painter 2023 で信頼性が上がりました。さらに、アーティストによって報告された、選択範囲で透明なグラデーションを使用しているときの問題に対処しました。これは、創造の可能性を広げます。
グレイジング ブラシ バリアントが、強化塗潰し手法を使用するように更新されました。この手法は、フルイド ペイントとともに使用できます。これにより、グレイジング ブラシで [フルイド ペイント] フライアウトおよびプロパティ バーにアクセスできます。これらを使用すると、[ペーパーの粒子感で塗りつぶす]、[フルイドの不透明度]、[累積]、[ペイント重ね] など、関連する設定を有効にし、調整できます。
Painter 2023 では、[なげなわ選択] および [多角形選択] ツールにより、前回使用した設定が記憶されます。これにより、中断したところから再開することがより簡単になりました。
ユーザーのフィードバックに応え、[取り消しできる処理の数] にレイヤーの表示状態への変更を含めるかどうかを選択できます。このオプションは、再編成された [環境設定] 
[一般] ダイアログ ボックスで簡単に設定しておくことができます。
Painter 2023 で [ファイル] [配置] を使用するとき、レイヤーの中心に配置する新しいオプションにより、イメージを目的の場所に正確かつ簡単に配置できます。
透明度のあるグラデーションで作業する場合は、Painter 2023 では、グラデーションに沿ってよりスムーズで、より自然な変化を確認できます。
Painter 2023 では、角カッコ キー、または Wacom や他の一般的なタブレットのタッチ ホイールを使用してブラシのサイズを大きくするときの応答性が向上しています。
シック ペイント レイヤーで [下の色を拾う] ボタンが機能するようになったため、[互換] シック ペイント カテゴリのブラシでこのボタンを使用して、よりスムーズなワークフローにすることができます。[ブリスル] シック ペイント カテゴリおよび [パレット ナイフ] シック ペイント カテゴリのブラシは、下のレイヤーの色を拾わないことに注意してください。