埋め込み画像のクローン ソースとしての使用


[クイック クローン] を使って写真や画像などの書類のクローンを作成することができます。Corel Painter が、クローンでペイントを始めるワークスペースを自動的にセット アップします:

新規書類を作成します (クローン書類または単にクローンと呼びます)
オリジナルの画像のコピーを埋め込みます (埋め込みクローン ソースと呼びます)
ソース画像を閉じます
キャンバスを消去する
トレーシングペーパーを有効にする
クローン ブラシを選択する

オリジナルの書類にレイヤーが含まれている場合にクローンを作成すると、画像内のすべてのレイヤーは一度に固定された状態になります。

クイック クローンの環境設定は変更できます。たとえば、AI スタイル プリセットを適用するか、デフォルト レイヤー、シック ペイント レイヤー、リキッド インク レイヤー、水彩レイヤーでペイントを開始できます。詳細は、クローン作成用の環境設定の設定.を参照してください。

ヒマワリ (1) と背景 (2) の画像がクローン ソースとしてクローン書類 (3) に埋め込まれました。どちらの埋め込みクローン ソース (4 と 5) も、[クローンソース] パネル (6) に表示されます。Karen Bonaker 氏による画像とアートワーク。

空の書類から始めて 1 つ以上のクローン ソースを追加することもできます。

画像のクローンを作成した後、画像のコピーが自動的にクローン書類に埋め込まれ、オリジナルの画像との関係は切れます。したがって、オリジナルの画像を変更しても、埋め込みクローン ソースの画像には反映されません。オリジナルの画像に変更を加えた後、クローン書類で最新バージョンを使用するには、それを新しいクローン ソースとして追加し、古いバージョンを削除する必要があります。埋め込みクローン ソースの画像を編集することもできます。詳細は、埋め込みクローン ソースの画像を編集するには.を参照してください。

トレーシング ペーパーを有効にすれば、クローン カラーを正確に適用できます。トレーシング ペーパーには、クローン書類のソース画像が半透明で表示されます。従来のトレーシング ペーパーとは異なり、Corel Painter のトレーシング ペーパーは、レイヤーや書類のような実際のオブジェクトではありません。ペイントするときの参考にするためにクローン ソースの画像を表示するのがこの機能の役割です。トレーシング ペーパーを有効にしてペイントを開始すると、従来のトレーシング ペーパーのときと同じようにクローン書類にメディアが適用されます。

トレーシング ペーパーを有効にすると (左)、クローン ソースの画像が半透明で表示されます (右)。Henk Dawson 氏によるアートワーク。

トレーシング ペーパーを有効にしたときに画像の細部がすべて見えない場合は、トレーシング ペーパー ビューのクローン ソースの表示/非表示を切り替えることができます。トレーシングペーパーの不透明度もコントロールできます。

クイック クローンを使用して画像のクローンを作成するには

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1 クローンの作成元になるイメージを開きます。
2 [ファイル] [クイッククローン] を選択します。
3 キャンバスにブラシストロークを適用します。
ヒント: イメージを自動ペインティングするには、[自動ペインティング] パネル ([ウィンドウ] [フォト アート パネル] [自動ペインティング]) で、[スマート ストローク ペイント] を有効にし、[再生] をクリックします。詳細は、写真を自動ペインティングする.を参照してください。

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クローン カラーでペイントするか、着色を使用して、カラーをクローン ソースと混ぜ合わせることができます。クローン着色について詳しくは、クローン着色を適用するには.を参照してください。

透明度が完全にサポートされているのは PNG および RIFF 画像のみです。

[環境設定] ダイアログ ボックスの [クローンブラシに持ち替える] チェック ボックスをオンにすると、前回使用したクローン ブラシが自動的に選択されます。クローン作成用の環境設定について詳しくは、クローン ブラシとコントロール.を参照してください。

画像のクローンの作成中に、クローン ブラシを選択し、オフセット採取に切り替えると、[クローンソース] パネルの [ソース] リストから [オフセット採取] オプションが自動的に選択されます。また、ソース参照ポイントは埋め込みクローン ソースとしては扱われないので、[クローン ソース] パネルには表示されないことも覚えておいてください。詳細は、画像領域のクローン作成.を参照してください。

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画像を開いて [ファイル] [クローン] を選択することでも画像のクローンを作成できます。Corel Painter によってクローン書類が作成され、オリジナルの画像のコピーが書類に埋め込まれます。無地のキャンバスをクローン カラーでペイントするには、[選択] [全て選択] を選択し、[編集] [消去] を選択し、クローン書類を消去します。クローン ブラシを使用するか、任意のブラシを選択してクローン カラーを設定し、キャンバスにブラシストロークを適用します。

[フォト アート] コマンド バーを使用して、[クイック クローン] にアクセスすることもできます。詳細は、コマンド バーを表示する.を参照してください。

クローン ソースの画像を新規書類に埋め込むには

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1 新規書類を作成します。
2 [クローン ソース] パネル ([ウィンドウ] [クローン ソース]) で、[ソース] リスト ボックスから [埋め込みイメージ] を選択します。
3 [埋め込みソース イメージ] ダイアログ ボックスで、以下のいずれかを行います:
ファイルを参照するには、[参照] オプションを有効にします。
現在開いている書類のクローンを作成するには、[現行のドキュメント] オプションを有効にし、リスト ボックスから書類を選択します。
アクティブなテクスチャを埋め込むには、[現在のテクスチャ] オプションを有効にします。
4 [OK] をクリックします。
5 [ブラシ セレクタ] で、クローン ブラシを選択します。
6 キャンバスにブラシストロークを適用します。
イメージを自動ペインティングするには、[自動ペインティング] パネル ([ウィンドウ] [フォト アート パネル] [自動ペインティング]) で、[スマート ストローク ペイント] を有効にし、[再生] をクリックします。詳細は、写真を自動ペインティングする.を参照してください。

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[埋め込みソース イメージ] ダイアログ ボックスは、書類に埋め込みクローン ソースが含まれていない場合しか表示されません。すでに埋め込みクローン ソースがあり、さらにクローン ソースを追加したい場合は、追加でクローン ソースの画像を書類に埋め込むには.を参照してください。

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埋め込みクローン ソースの画像を編集するには、埋め込みクローン ソースの画像を編集するには.の手順に従ってください。

追加でクローン ソースの画像を書類に埋め込むには

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1 クローン書類を開きます。
2 [クローン ソース] パネル ([ウィンドウ] [クローン ソース]) で、[ソース] リスト ボックスから [埋め込みイメージ] を選択します。
3 [埋め込みソース イメージ] ボタン をクリックします。
4 以下の表を参考にして操作を行います。

 

目的
操作内容
ファイルを参照
[参照] をクリックします。使用する画像が含まれているフォルダを特定し、画像を選択して [開く] をクリックします。
開いた書類のクローンを作成する
リストの書類をクリックします。
アクティブなテクスチャを埋め込む
[現在のテクスチャ] をクリックします。

トレーシングペーパーを有効にするには

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[クローン ソース] パネル ([ウィンドウ] [クローン ソース]) で、[トレーシング ペーパーの表示/非表示] チェック ボックスをオンにします。

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トレーシング ペーパーの不透明度を変更するには、[不透明度] スライダを動かします。

キーボード ショートカットを使用するには、Command + T (macOS) または Ctrl + T (Windows) を押します。

トレーシング ペーパーは、[ナビゲーション] パネルでも有効にできます。[ナビゲーション設定を開く] ボタン をクリックし、[トレーシング ペーパーの表示/非表示] を選択します。

クローン ソースの画像を表示するには

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1 [クローン ソース] パネル ([ウィンドウ] [クローン ソース]) で、[ソース] リスト ボックスから [埋め込みイメージ] を選択します。
2 [ソース画像を表示 (クロスヘア カーソルを表示)] チェック ボックスをオンにします。
クローン ソースの画像が独立した書類ウィンドウに表示されます。

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