CorelDRAW Graphics Suite 2020 には、機械学習モデルや人工知能 (AI) を活かしてデザインの可能性を広げると共にワークフローを加速する機能が満載です。
AI を活用する新しい Corel PowerTRACE 機能からは、ビットマップからベクトルへのトレースで最高の結果が得られます。最先端のイメージ最適化オプションを利用して、トレースするビットマップの画質を向上させることができます。詳しくは、ビットマップのトレースに関するヒント.を参照してください。
AI を活用するアップサンプリング オプションを使用すると、ディテールを失わずにイメージを拡大できるほか、拡大イメージの画質が向上してビットマップ トレースの結果が向上します。機械学習モデルのおかげで、アップスケールされたファイルにおいて追加部分のクリーンなエッジ、シャープさ、繊細なディテールが保たれます。詳しくは、ビットマップのサイズおよび解像度.を参照してください。
(左) 元の写真、(右) 元サイズの 3 倍に拡大された写真。
新しい高度な機械学習技法を用いて、古いイメージを最大限に活かすことができます。圧縮アーチファクトが削除され、カラーのディテールが復元されるので、手作業での手間のかかる編集は不要です。さらに、この技法によりトレースの結果が目に見えて向上します。詳しくは、JPEG イメージからアーチファクトやノイズを除去する.を参照してください。
(左) ポスタライズによる帯状の出力やカラーの劣化が見られるイメージ、(右) AI 技法によって、ギザギザが軽減され、ディテールとカラーが復元されたイメージ。
新しいアート スタイル効果では、AI を用いてイメージやオブジェクトを修正し、オリジナルのコンテンツを保ちつつ画風変換されたバージョンを生成できます。さまざまな画家やジャンルの技法に基づく各種 AI プリセットを選択できます。詳しくは、アート スタイル.を参照してください。
CorelDRAW 2020 では、AI 技法を用いてビットマップ効果をレンズのように適用できます。レンズを動かしたり操作したりすることで、デザインでビットマップ効果を高精度で思いのまま配置できます。ビットマップ効果は、Corel PHOTO-PAINT でもレンズとして適用できます。詳しくは、レンズを適用する.を参照してください。
イメージ領域に適用されたビットマップ効果。レンズは、効果が適用されるイメージ領域の境界を定めると共に、その領域を効果から保護します。
新しいフェード効果を使用すると、ベクトル オブジェクトやビットマップ オブジェクトのエッジの透明度を徐々に高めてデザインにシームレスに溶け込ませることができます。グラデーションのフェードと透明度の幅を指定して、この効果をカスタマイズすることができます。詳しくは、オブジェクトのエッジにフェードを適用する.を参照してください。
ベクトル オブジェクト (1) のエッジをソフトに仕上げるためにフェザー効果を使用します (2)。
CorelDRAW Graphics Suite 2020 搭載の全機械学習済みモデルでの作業にはコンピュータのハードウェアを使用でき、インターネット接続は不要です。
ヘルプに記載されている機能はフル バージョンの CorelDRAW Graphics Suite 2020 で利用できます。このバージョンの製品には一部利用できない機能があります。