CorelDRAW_Help | オブジェクトをスナップする

オブジェクトを移動または描画するときに、オブジェクトを描画内の別のオブジェクトにスナップすることができます。オブジェクトは、ターゲットオブジェクト内の多数のスナップポイントにスナップできます。ポインタがスナップポイントに近づくと、スナップポイントがハイライトされます。これは、このポイントがポインタのスナップ先となることを示しています。

他のオブジェクト、ページ要素 (ページ中心など)、ドキュメントグリッド、ピクセルグリッド、ベースライングリッド、またはガイドラインにオブジェクトをスナップできます。

オブジェクトを別のオブジェクトに正確にスナップするには、まずオブジェクト内のスナップポイントにポインタをスナップしてから、次にオブジェクトをターゲットオブジェクト内のスナップポイントにスナップします。たとえば、長方形の中心にポインタをスナップし、その長方形を中心でドラッグして、それを別の長方形の中心にスナップします。

葉 (上) の終点ノードにスナップした後、ドラッグして枝の節の末端 (下) にスナップした図。

オブジェクトで使用できるスナップポイントは、スナップモードによって決まります。使用可能なスナップモードは、次のとおりです。


スナップモード	説明	スナップモードのインジケータ
ノード	オブジェクトをノードへスナップします。
交点	オブジェクトの交点にスナップします。
中心点	線セグメントの中心点にスナップします。
象限	円、楕円、または円弧上の 0 度、90 度、180 度、および 270 度をなす点にスナップします。
接線	オブジェクトと線が接するだけで交差はしない円、楕円、または円弧の外側エッジ上の点にスナップします。
垂直線	線がオブジェクトに対して直角となるセグメントの外側エッジ上の点にスナップします。
エッジ	オブジェクトのエッジと接する点にスナップします。
中央	最も近いオブジェクト (弧、正多角形、曲線の図心) の中心にスナップします。
テキストベースライン	アートテキストまたは段落テキストのベースラインの点にスナップします。

スナップオプションは複数選択できます。たとえば、スナップモードの一部または全部を無効にすると、プログラムの実行速度が速くなります。また、スナップの距離を設定して、ポインタがどのくらいの距離に近づいたらスナップポイントをアクティブにするかを指定することもできます。スナップ機能のオン/オフを切り替えることもできます。


目的	操作
すべてのオブジェクトのスナップを有効にする	[表示] [スナップ] [オブジェクトにスナップ] をクリックします。
ページ要素 (エッジ、エッジ中点、およびページ中心) へのオブジェクトのスナップを有効にする	[表示] [スナップ] [ページにスナップ] をクリックします。
ピクセルグリッドへのオブジェクトのスナップを有効にする	[表示] [スナップ] [ピクセルにスナップ] をクリックします。このオプションは、ピクセル表示を有効にした場合のみ使用できます。詳しくは、ビューモードを選択する.を参照してください。
ドキュメントグリッドへのオブジェクトのスナップを有効にする	[表示] [スナップ] [ドキュメントグリッドにスナップ] をクリックします。詳しくは、ドキュメントグリッドを設定する.を参照してください。
ベースライングリッドへのオブジェクトのスナップを有効にする	[表示] [スナップ] [ベースライングリッドにスナップ] をクリックします。詳しくは、ベースライングリッドを設定する.を参照してください。
ガイドラインへのオブジェクトのスナップを有効にする	[表示] [スナップ] [ガイドラインにスナップ] をクリックします。詳しくは、ガイドラインを設定する.を参照してください。


可能な操作
スナップモードインジケータの表示/非表示を切り替える	[スナップする位置を表示]チェックボックスをオンまたはオフにします。
画面上のヒントの表示/非表示を切り替える	[画面上のヒント]チェックボックスをオンまたはオフにします。