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Corel Painter の以前のバージョンで導入された新機能

ここでは、Corel Painter の以前のバージョンで導入された新機能について説明します。

Corel Painter 2018 で導入された新機能

Corel Painter 2018 では以下の機能が追加または強化されており、これらの機能は Corel Painter 2019 でも使用できます。

新機能! シックペイント 上へ戻る

シック ペイントのブラシは、画材店によくある伝統的な画材をモチーフにしています。ユーザーの期待を裏切らない感覚と動作を実現できるように慎重に作られたブリスル ブラシとパレット ナイフが数多く用意されています。この新しいブラシには、本物の絵具と変わらない、顔料とボリュームを持つペイントが使われます。つまり、スタイラスの筆圧、傾き、回転を使って、塗り重ねたり、押したり、引いたり、削ったりすることができるのです。

こうしたバリアントは、多彩でスケーラブルなブラシ ロードを実現します。これにより、これまで以上に UI ではなく作品自体に集中できるようになります。ロードしたペイントの量と色が表示されるカーソルのおかげで、簡単なキーボード ショートカットやドラッグを使うだけで、自由自在かつ正確にブラシをロードすることができます。

本物の画材を使ったときと同じように、中にペイントの隆起があるストロークを作ることができます。しかし、隆起が盛り上がって見える一番の要素は、やはりストロークの谷間にできる影です。このため Painter では、影の強度と環境光を調整して、ブラシストロークの奥行きを作ることができるようになりました。さらに、ブラシストロークの透明度を微調整する機能と用紙のテクスチャがペイントとどのように混ざるかをコントロールする機能のおかげで、さらに可能性が広がりました。

シック ペイントのプロパティ バーでは、ペイント テクニックのプリセットが提供され、ブラシのペイント切れを防いだり、新しいブラシストロークを既存のブラシストロークとブレンドする方法を制御したりする設定に素早くアクセスできます。これにより、素早く開始して驚異的な結果をすぐに得ることが簡単にできます。さらに凝った仕上がりを求めるユーザーのために、コントロールを変更できるシック ペイント パネルが新しく用意されました。詳細は、シック ペイント.を参照してください。

シック ペイント ブラシを使うと、ペイントにブラシとナイフの跡が目に見える形で残ります。Cher Pendarvis 氏によるアートワーク。

機能強化! クローン 上へ戻る

クローン機能がさまざまな面で強化されたため、フォト アーティストたちはこれまで以上のことを、これまで以下の時間で実現することができます。

Painter 2018 で新しく導入された透明度のクローン サポートにより、さらに洗練された合成写真を作ることができます。コラージュの作成時に、透明および半透明のクローン ソースを使うことができます。これにより、合成ですべての要素が自然に混ざり合います。さらにより正確な透明度のクローンのために、ブラシの描点の中心から色を拾い上げる正確なクローン オプションがあります。

フォト アーティストは、テクスチャをクローン ソースとして使うことができます。変形をテクスチャのクローン ソースに適用できるため、サイズや形状を変更して簡単かつ直感的に合成を作ることができます。

ユーザー インターフェースは合理化されており、クローン ソース間を簡単に切り替えることができます。クローンのコントロールは刷新され、作業スペースが広がりました。それでいて、よく使われる設定への簡単なアクセスは失われていません。重要なクローン コントロールは、すべてプロパティ バーのフライアウトから簡単にアクセスできます。どんなクローン作業を行う場合でも、Painter 2018 がユーザーの期待を裏切ることはありません。クローン作成にトレーシング ペーパーを使うか十字カーソルを使うかは、ユーザー次第です。

また、再利用したいクローン ソースがある場合は、画像とともに埋め込みソースとして、またはテクスチャとしてテクスチャ ライブラリに保存することができます。このため、いつでも指先ひとつで呼び出すことができます。さらに、クローン ソースを書類に埋め込むオプションもあります。この機能のおかげで、作業に戻ったときにソースを探す時間が節約され、また他のフォト アーティストたちとの共有がより簡単になります。詳細は、イメージのクローン作成と採取.を参照してください。

クローン テクニックを使って写真を芸術作品に変身させましょう。Bill McEntee によるアートワーク

機能強化! 「溶かし」と「リキッド」のブラシ テクノロジー 上へ戻る

溶かし手法 (全サブカテゴリ) またはプラグイン手法 ([液体ブラシ] サブカテゴリ) を使用するブラシは、Painter 2018 でさらに万能になります。たとえば、サージェント ブラシは、最も人気のある Painter ブラシ バリアントの 1 つです。その豊かなブラシストロークのためアーティストたちからの評価が高いサージェント ブラシは、空のレイヤーで使用して、現在選択している色を油彩のような透明度でブレンドできるようになりました。また、溶かしまたはリキッドのテクノロジーを使うバリアントを使って下層のレイヤーから色を拾い上げることもできます。さらに、ブラシ テクノロジーのこの進化により、あらゆるタイプのアーティストが素晴らしいブラシの恩恵を受けることができ、さらに可能性が広がります。詳細は、溶かし.を参照してください。

Melissa Gallo 氏が手がけたこのペイントでは、サージェント ブラシ バリアントに加えて、[アーティストオイル] カテゴリのブラシが使われました。

新機能! テクスチャ合成 上へ戻る

テクスチャ ペインティングには無限の可能性が秘められています。コンセプト アーティストやキャラクター デザイナーに愛用されているこの機能は、合成機能の追加によりさらに強力になりました。これにより、テクスチャまたは書類の領域をキャプチャおよび合成し、入力サンプルのあらゆる視覚要素を使ってより大きな規模で再現することができます。合成プロセス中、選択した領域のプロパティはランダム化され、選択した設定に基づいて新しいテクスチャが作成されます。その後これを使ってペイントし、あらゆるテクスチャのブラシストロークにさらに奥行きと細部を与えることができます。

合成機能により、あらゆるタイプのアーティストが唯一無二の活気に満ちたテクスチャを作ることができます。画像の一部を使うこともできるため、お気に入りのブラシストロークを新しいテクスチャの DNA として使い、無限の可能性を追求することができます。合成されたテクスチャは他のテクスチャと同じように使うことも、レイヤーにエクスポートすることもできます。

また、テクスチャで塗りつぶすことができます。これは、合成機能を使用して作成したテクスチャの場合も、テクスチャ ペインティング ブラシで使用するためにインポートしたテクスチャの場合も、テクスチャ ライブラリで見つけたテクスチャの場合も同様です。詳細は、テクスチャを作成する.を参照してください。

Corel Painter では、構造コンテンツを考慮して小さなサンプル (右) から大きなテクスチャ (左) が生成されます。Henk Dawson によるイメージ (右)

新機能! 2.5D シック テクスチャ ブラシ 上へ戻る

驚くべきリアル感を生み出す能力のためコンセプト アーティストやキャラクター デザイナーから高い評価を受けているテクスチャ ペインティングが、Painter 2018 でさらなる進化を遂げました。新しい 2.5D シック テクスチャ ブラシによるストロークは、キャンバスから飛び出さんばかりの感覚をもたらします。本物らしい爬虫類のキャラクターを作りたい場合は、キャンバスから飛び出てくるような厚塗りのエキゾチックなうろこを描くことができます。また、より実物に近い肌を作りたい場合は、シック テクスチャ ブラシを使って毛穴を描き、指向性光源や奥行き感を調整することでさらにリアルなものにすることができます。詳細は、奥行きをテクスチャ ブラシに追加する.を参照してください。

インパストの [奥行き] の描画方法 (左) とインパストの [色と奥行き] の描画方法 (右) を使用したテクスチャ ブラシの例Cris Palomino によるモデル。

新機能! 選択ブラシ ツールと選択ブラシ 上へ戻る

デジタル アートのワークフローにおいて選択は欠かせない要素です。このため Corel Painter 2018 では、画像の領域を分離させる必要があるときの選択肢を増やしました。ブラシストロークを適用するときと同じくらい簡単かつ正確に選択を作成することができれば、どれほどの時間が節約されるでしょう?新しい選択ブラシ ツールがその答えです。選択した領域と保護されている領域を簡単に区別できるように、ストロークの適用時には色のオーバーレイを表示できます。オーバーレイは作業中の書類に合うように微調整できます。複雑な形状や画像領域の作業時の選択作成に特化して設計された新しいバリアントが揃う、新しい選択ブラシ カテゴリが用意されています。また、スタンプ ベースのブラシ バリアントを選択ツールに変えるオプションもあり、さらに柔軟性が向上しています。さらに、ブラシはペイントのために使っている場合と同じように微調整することが可能で、再利用できるようにカスタム選択バリアントとして保存できます。そしてアーティストたちの意見に応え、Painter 2018 にはさまざまな選択の改善が盛り込まれています。詳細は、ペイントによる領域の選択.を参照してください。

選択手法を使うブラシで作成された選択の例 (右)。ペイント中に表示される色のオーバーレイ (左) が、選択された領域と保護された領域を見分けるのに役立ちます。

新機能! ナチュラル メディア ブラシ ライブラリ 上へ戻る

新しいナチュラル メディア ブラシ ライブラリを使うと、トラディショナル アートを簡単にデジタル アートに変換することができます。鉛筆やパステルから油彩やアクリルまで、従来のメディアを模倣したブラシに素早く便利にアクセスできます。本物の画材を使ったことがあれば、ナチュラル メディア ブラシ ライブラリのメディアがそれらと遜色がないことがわかるでしょう。新しいコレクションにアクセスするには、[ブラシ セレクタ] を開いて、[ブラシライブラリ] リスト ボックスから [ナチュラル メディア ブラシ] を選択します。詳細は、ナチュラル メディア ブラシ ライブラリのブラシ カテゴリについて.を参照してください。

ナチュラル メディア ブラシ ライブラリのバリアントで作成されたブラシストローク例

新機能! ランダムな粒子感の回転 上へ戻る

Painter 2018 ではユーザーのリクエストに応えたものがもうひとつあります。それはランダムな粒子感の回転です。この新機能は、ストロークごとに用紙の粒子感を少しずつ回転させることで、より自然でオーガニックな仕上がりにするものです。詳細は、テクスチャ コントロール.を参照してください。

好きな粒子感のブラシを選択し、[ランダムな粒子感の回転] を有効にします。すると、Corel Painter がストロークごとに少しずつ粒子感を回転させます。[ランダムな粒子感の回転] が無効なブラシストローク (左) および有効なブラシストローク (右)。粒子の回転は、ブラシストロークを行うたびに変化します。

Corel Painter 2017 で導入された新機能

Corel Painter 2017 では以下の機能が追加または強化されており、これらの機能は Corel Painter 2019 でも使用できます。

新機能! テクスチャ ペインティング 上へ戻る

この画期的な新しいブラシ カテゴリでは、ソース ブレンド テクノロジを活用して複雑なテクスチャを作品に簡単に組み込むことができます。テクスチャ ペインティングには無限の可能性があり、実物そっくりの作品から超未来的な作品、リアルな古めかしさを表現したデジタル ペイントまで何でも作成できます。

テクスチャ ペインティングは単なるレイヤーの不透明度の操作ではありません。テクスチャ ペインティングでは、筆圧などのさまざまなスタイラス表現設定を使用して既存のコンテンツにテクスチャをインテリジェントにブレンドできます。選択したテクスチャの透明度が優先され、いつどこでどのようにテクスチャが使われるかを完璧にコントロールできます。まず始めにテクスチャを選択または作成し、そのテクスチャを適用するのにに適したブラシを選択します。このテクスチャブラシに加え、ブラシを柔軟にカスタマイズできるオプションやお好みのテクスチャをキャプチャしインポートできる機能により、作品に好きなだけ表面スタイルを追加することができます。Painter の誇るスピード、正確さ、そしてコントロールを備えるブラシに、描点ステンシル、粗さ、染み付けを追加することも可能です。さらに、オリジナルのテクスチャを作成したり、既定のテクスチャを修正して使用することができます。詳しくは、テクスチャ ペインティングを参照してください。

3D モデルを 2D ビットマップ イメージにレンダリングしています (左)。Corel Painter でイメージにテクスチャを追加し、キャラクタの魅力とリアリズムを引き立てています (右)。Mike Thompson 氏によるアートワーク。

新機能! インタラクティブ グラデーション ツール 上へ戻る

Corel Painter では、新しいインタラクティブなグラデーション ツールにより、美しくペイントされた背景をとても簡単に再現できるようになりました。インタラクティブ グラデーション ツールを使用すると、グラデーションを素早く作成および編集し、さまざまなバリエーションの奥行きや明暗をペインティングに加えることができます。作品の制作に取り掛かったばかりなら、まずは背景をグラデーションで塗潰し、さまざまなプリセット スタイルを試してみましょう。または、すでにスケッチや絵がある場合、編集ノードで作品のコンテキストにグラデーションを適用して微調整できます。Corel Painter に用意されているライブラリからグラデーションを選択することも、独自のグラデーションを作成し、後で再利用できるように保存することもできます。詳しくは、グラデーションを適用するを参照してください。

Marian Basinger 氏が手がけたこのアートワークではグラデーションが使われています。

新機能! グラデーション高速ペイントグラデーションコウソクペイント 上へ戻る

真っ白なキャンバスを目の前にしても、なかなか創造力が湧いてこない時や、新しいコンセプト デザインに背景が必要な場合も、新しいエクスプレス ペイント機能を使用すれば、ほんの数秒で美しいグラデーションを作成することができます。新しい高速ペイント機能を使用すれば、さまざまなペインティング スタイルを任意のグラデーションに自動的に適用し、ほとんどの作品に必要なスピードとインスピレーションを実現できます。詳細は、グラデーションにペイント効果を適用する.を参照してください。

まずは背景をグラデーションで塗潰し、さまざまプリセット スタイルを試してみましょう。

新機能! 描点ステンシル 上へ戻る

Corel Painter では、創造力あふれるユニークなブラシストロークを作成する機能が強化されています。描点ステンシルでは、ペイントする前に、アクティブな用紙、フロー マップ、またはテクスチャに基づいてブラシストロークの不透明度を変更できます。ペイント時に表示するソース テクスチャの量を正確に調整したり、スタイラスのさまざまなリアルタイム入力要素に描点ステンシルをリンクしたりできます。描点ステンシルを新しいテクスチャ ブラシのバリアントと併用することで、ブラシストロークのルックアンドフィールを自由にコントロールできます。詳細は、描点ステンシル コントロール.を参照してください。

このアートワークのブラシストロークでは描点ステンシル機能を使用しています。Melissa Gallo 氏によるアートワーク

新機能! グレージング ブラシ 上へ戻る

Painter の特に素晴らしい機能のいくつかは、ユーザーからの提案に基づいて開発されたものです。グレージング ブラシもそのような機能の 1 つです。グレージング ブラシを使用すると、ルネッサンスの巨匠のように、ビロードのような半透明の絵具遷移を使ってペインティングの漸進的変化を制御できます。グレージング ブラシはストロークレベルの不透明度を提供します。そのため、各ブラシストロークの絵具を個別に適用できます。各描点でキャンバスに塗られる絵具は、最小から最大まで滑らかに塗り重ねられます。これにより、色が滑らかにブレンドされ、描点がオーバーラップする部分に不要な色が残りません。グレージング ブラシの効果が最大限に発揮されるのは、1 回のブラシストローク中にスタイラスの筆圧を変化させたときです。詳細は、グレージング コントロールを参照してください。

Héctor Sevilla Luján 氏が手がけたこのアートワークではグレーズ ブラシが使われています。

機能強化! スポイト ツール 上へ戻る

Corel Painter では、色の採取がこれまで以上に簡単にできます。無地に見える領域でも実際には微妙な陰影やムラがある場合があります。そのため、画面に表示されるものと 1 ピクセルを採取したときに得られるものは異なります。新しいスポイト ツールでは、これまでよりも大きな採取領域 (3 × 3 〜 101 × 101 ピクセル) で色を平均化できます。そのため、画面に表示されるものをそのまま取得できます。その上、アクティブ レイヤーだけでなくすべての可視レイヤーから色を採取できます。詳細は、イメージから色を採取するを参照してください。

新機能! パレット引き出し 上へ戻る

必要なツールがすぐ手の届く場所にあることは、生産性の面からだけでなく創造性の面からも非常に重要です。Corel Painter でパレット引き出しが導入されたのはこのためです。このワークフロー改善のための新機能は、整理と効率性のバランスという点で完璧です。作業領域をきれいに片付けながら、特定のワークフローやプロジェクトに必要なパネルやカスタムパレットを 1 か所にまとめて基本ツールをすぐ使える場所に確保しておけるので、操作も設定もワンクリックで自由自在に行えます。また、パレット引き出しを使用していないときには、折りたたんで作業領域を解放できます。詳細は、パネルとパレットを再配置するを参照してください。

機能強化! プロパティ バー 上へ戻る

ブラシとツールの設定の最適化は重要です。しかし、コントロールの調整に費やす時間は、作品の制作に充てられない時間です。そこで、プロパティバーを改善しブラシを調整しやすくしました。たとえば、ブラシ ツールがアクティブになっているときには、強化されたプロパティ バーから関連する一連のブラシ パネルに素早くアクセスできます。これにより、メニューを何度もクリックする時間を節約できます。強化されたプロパティ バーでは、新しい描点タイプを素早く選択したり、用紙などのメディアを選択したり、ブラシストローク情報を表示したりすることもできます。また、さらに多くの設定に素早くアクセスできる新しい拡張プロパティ バーも用意されています。詳細は、プロパティ バーを使用してブラシを操作するを参照してください。

プロパティ バー (左) と拡張プロパティ バー (右) から素早くブラシ コントロールにアクセスできます。このプロパティ バーと拡張プロパティ バーは選択された粒子ブラシに対応しており、プロパティ バーにはサイズ フライアウトが、拡張プロパティ バーには描点オプション フライアウトがそれぞれ表示されています。

機能強化! [ブラシ セレクタ] パネル 上へ戻る

Painter がデジタル ペインティングの分野で業界リーダーの地位にいる理由の 1 つは他の追随を許さない強力なブラシ セットです。Corel Painter では、ブラシ セレクタをパネルとして表示することで、このブラシ セットに迅速かつ簡単にアクセスできます。ブラシ セレクタをパネルとして表示すれば、最近使用したブラシ バリアントやブラシ ライブラリ全体にすぐにアクセスできます。また、ワークフローに合わせてパネルの位置をいつでも変更できます。さらに、ブラシ セレクタ内から直接最新のブラシ パックを購入できます。詳細は、ブラシ セレクタを表示/カスタマイズするを参照してください。

ブラシ セレクタをパネルとして表示できます。

機能強化! アーティストのレイアウト 上へ戻る

コンセプト アート、ファイン アート、イラスト、フォト アート、または漫画の新規プロジェクトを開始したばかりですか。この事前定義されたユーザーインターフェース配置のコレクションは、関連するパレットとツールのみを表示するので、さまざまなデジタル アートのワークフロー制作を素早く開始できます。また、必要最小限の UI のみを表示するパレット配置が 1 つ用意されており、タブレット ユーザー向けにスペースが確保されています。クイック切り替え機能を使用すると、最も頻繁に使用する 2 つの作業領域レイアウトを選択して、現在のタスクまたはデバイスの表示モードに応じて、それらを素早く切り替えることもできます。詳細は、作業領域レイアウトを選択する.を参照してください。

Corel Painter 2016 で導入された新機能

Corel Painter 2016 では以下の機能が追加または強化されており、これらの機能は Corel Painter 2019 でも使用できます。

回転可能なメディア 上へ戻る

Corel Painter 2016 では、用紙テクスチャとフロー マップの角度を変更することで、ブラシストロークのタッチをより多様に変化させることが可能になりました。詳しくは、用紙テクスチャを回転する および フロー マップをカスタマイズする. を参照してください

回転可能なメディアは、ブラシストロークのタッチを変化させる上で役立ちます。

デフォルト設定の復元 上へ戻る

Corel Painter 2016 では、アプリケーションを出荷時のデフォルト設定に戻す場合に、カスタム コンテンツをこれまでよりも簡単に保持できるようになりました。最新バージョンではデフォルト設定に戻す場合も、カスタマイズしたブラシやパレット、用紙テクスチャ、ノズル、スクリプト、およびその他の設定を保持できます。これまでのバージョンでは、カスタム コンテンツを保持するためには、最初にライブラリをエクスポートしてからデフォルト設定を復元し、その後ライブラリをインポートし直す必要がありました。詳細は、Corel Painter の設定をデフォルトに戻す.を参照してください。

ダイナミックスペックル 上へ戻る

この機能はパーティクル システムの物理特性とユーザーの筆圧にリンクされたブラシ厚みコントロールを結合することで、魅力的な Natural-Media ブラシストロークや、ポロック風の斬新な飛沫の描画を可能にします。ダイナミック スペックルは特定のブリスル/リアルブリスル/粒子ブラシで使用できるため、これらの革新的な Painter 独自のテクノロジをより一層活用できます。 詳細は、ダイナミック スペックル コントロール.を参照してください。

ダイナミック スペックルは、色またはスペックルのスポットで構成される連続的なブラシストロークを生成します。

オーディオ表現設定 上へ戻る

Corel Painter 2016 では、マイクなどのオーディオ入力デバイスから取り込んだ音や保存されている音を使用して、ブラシのタッチを変動させることができます。たとえば、ストリーミング音楽と同期してブラシストロークのタッチを変動させるといった使い方が考えられます。オーディオ表現設定では、さまざまなブラシコントロールとオーディオ入力をリンクでき、さらにオーディオ シグナルの強さを調節することで、ブラシへの影響を制御することも可能です。たとえばブラシ サイズを音量の小さいオーディオ入力にリンクしている場合は、強さを上げることでブラシストロークが広くなります。その逆に音量が大きい場合は、強さを下げることでブラシストロークが狭くなります。さらにオーディオ表現の範囲を設定することで、音の強さが一定しているかどうかにかかわらず、ブラシストロークの変動範囲を広げることも可能です (ブラシストロークを最小幅から最大幅まで変動させるなど)。詳細は、オーディオ表現設定.を参照してください。

書類ビュー 上へ戻る

プロジェクトの作成、作品のプレゼンテーション、テクニックのデモなど、いずれの作業を行っているかにかかわらず、Corel Painter 2016 では書類ビューをより簡単に切り替えられるようになりました。書類ビューは、ツールボックス、ウィンドウ メニュー、およびキーボード ショートカットを使用して切り替えられます。デフォルト表示では、すべての開いている書類が一般的に使用されるアプリケーション コントロールとともに表示されるのに対して、単一ドキュメント表示では作業中の書類に集中できます。またプレゼンテーション モードでは、重要なコントロールだけを残して、オペレーティング システムのメニュー バーおよびタスクバーが非表示になります。詳細は、書類表示を切り替える.を参照してください。

単一ドキュメントの表示 (左)、プレゼンテーションモードの単一ドキュメントの表示 (右)。Skip Allen 氏によるアートワーク。

ブラシのヒント 上へ戻る

使用中のブラシの種類によっては、そのブラシ テクノロジーについての有益なブラシ ヒントが提供されるようになりました ([ヘルプ] [ヒント] を選択)。このヒントからは、粒子、水彩ブラシ、リキッド インク、クローン、インパスト、新しいダイナミック スペックルなど、Corel Painter 独自のさまざまな機能を活用する上で役立つ豊富な情報を得られます。

視覚的なヒント 上へ戻る

図が含まれるツールヒントもあり、特定の設定で高い値と低い値を使用した場合の効果が示されます。

設定値を変化させた場合の効果を一目で理解できます。

Adobe(R) Photoshop(R) ブラシ ファイルのインポート 上へ戻る

Corel Painter 2016 では、Adobe Brush Resource (ABR) ファイルに保存されているピクセルベースの Adobe Photoshop ブラシのブラシ スタンプをインポートできるようになりました。これらのファイルには、シェイプ、テクスチャ、ダイナミクスなど、Adobe Photoshop ブラシに関する各種情報が保存されています。ABR ファイル内に指定されているその他のブラシ属性はインポートされませんが、Corel Painter 内で自由にカスタマイズできます。詳細は、Photoshop のブラシ イメージをインポートする.を参照してください。

インポートした各ブラシ スタンプは、新しいブラシ バリアントとして表示されます。

カスタム コンテンツの共有 上へ戻る

Corel Painter 2016 では、カスタム パレットに保存したコンテンツの共有が容易になりました。カスタム パレットを Painter カスタム ツールボックス (BOX) ファイルとして保存すると、パレット内のすべてのカスタマイズされたブラシ、テクスチャ、パターン、およびフロー マップがファイル内に保持されます。

カスタム パレットに保存したコンテンツを共有できます。

Welcome 画面 上へ戻る

Welcome 画面では、イメージを素早く開始したり開いたり、ニーズに合う作業領域を選択したり、オンライン学習ビデオにアクセスしたり、新しいブラシやその他のコンテンツをオンラインで検索したり、Corel Painter で作成されたオンライン アートワークのギャラリーからインスピレーションを得たりすることができます。Welcome 画面はアプリケーションの開始時に表示されるほか、[ヘルプ] [Welcome] をクリックしていつでも表示できます。

特殊なメディア ブラシ 上へ戻る

Corel Painter 2016 ではメディアをキャンバスに適用する手法として、新しい描点タイプが追加されています。新しい描点タイプは、粒子とリキッド インク/水彩描点の両方を使用します。このように組み合わせた描点の種類には、[リキッドインク重力粒子]、[リキッドインクフロー粒子]、[リキッドインクばね粒子]、[水彩重力粒子]、[水彩フロー粒子]、[水彩ばね粒子] があります。

レイヤーのブレンド 上へ戻る

レイヤー上で単色でペイントしているか、複数の色をブレンドして使用しているかにかかわらず、[強化されたレイヤーブレンド] オプションを使用すると、白い境界のないブラシストロークを生成できます。詳細は、ブレンドのコントロール.を参照してください。

強化されたレイヤーブレンドを使用しないブラシストローク (左) および使用するブラシストローク (右)

Corel Painter 2015 で導入された新機能

Corel Painter 2015 では以下の機能が追加または強化されており、これらの機能は Corel Painter 2019 でも使用できます。

 

詳細は、粒子ブラシ.を参照してください。

このイメージでは、粒子ブラシを使用して、火花と煙の痕跡を作成しています。アートワーク作成者: ドン・シーグミラー

角度のジッターが適用されたブラシストローク: ジッター スムージングが設定されていないもの (上) とジッター スムージングが設定されているもの (下)

リアルタイムスタイラスと Windows タブレット PC のサポートにより、外出先でのアート作成が可能です。

 


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